4月18日に熱田球場で行われた愛知−中京大中京の観戦記です。
どちらも秋に見てそれ以来。一冬を越してどういうチームになっているか、また春の地区予選では中京大中京が大勝している試合の再戦。どんな試合になるか注目して観戦しました。

愛知
００００００００｜０　Ｈ6　Ｅ0
２３０００１０１｜７　Ｈ12　Ｅ0
中京大中京
（8回コールド）
愛知
榊原−竹村
中京大中京
長谷部、上野−伊藤

投手成績
愛知
榊原(11)　7回2/3　132球　被安打12　四球7　三振0　失点7
中京大中京
長谷部(10)　6回1/3　93球　被安打5　四球3　三振2　失点0
上野(1)　1回2/3　27球　被安打1　死球1　三振3　失点0

榊原投手は右のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。変化球が多く、まっすぐにもう少し力強さがほしいし、ボール球も多かった。
長谷部投手は左のオーバーハンド。リリース時に力を入れるのですが、少し極端かも。まっすぐはまぁまぁ。秋から大きく伸びたという印象はなかった。
上野投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。スライダーのキレは良かった。

スタメン
愛知
6松本　8後藤　5山路　9杉山　3加藤ﾏｻ　4巻元　1榊原(11)　7米山　2竹村
中京大中京
8中村　7福富　5杉本　2伊藤(12)　3矢田崎　6佐藤　9内藤　4加藤　1長谷部(10)

（試合経過）
1回表、先頭の松本のヒットから、1死1，2塁のチャンスを作るも、4番がボールを振って三振、5番も倒れ先制ならず。
1回裏、1死2塁から3番杉本がタイムリー。1死1、2塁から5番矢田崎がタイムリー2ベース。中京大中京が2点先制。
2回裏、1死1、2塁から2番福富がタイムリー2ベース。3番杉本がタイムリーポテンヒット。4番伊藤が犠牲フライ。5−0
6回裏、1死1、3塁から3番杉本がタイムリー。6−0
7回表、1死満塁でピッチャー交替、上野。ここは9番竹村が粘るも3塁フライ。1番も三振に倒れ得点ならず。6−0
8回裏、2死満塁から5番矢田崎がライトフェンス直撃のサヨナラタイムリー。中京大中京が8回コールドで勝ちました。
愛知は地区予選で中京大中京に大敗。秋に1試合見ていましたが、かつての強かったころの愛知を感じられない内容だっただけに、この試合に注目しましたが・・・。結果は寂しさしか感じない試合に。
母校だけに厳しく見る面もあるとは思うのですが・・・。かつては甲子園を目指すのが当然なチームだったのですが、もうそういう意識で見るのが間違っているんでしょうかね。
スタンドにも応援する部員が10人強くらい。別に部員数＝強いチームではありませんが、とにかく寂しいです。

打線も振り負けたような感じが多い打球。なんとかエンドランなどでしようという意図は見えました。キャッチャーの竹村選手はいい送球は見せていた。

なかなか愛知みたいな学校は難しいんでしょうね。野球に力を再び入れない限り。公立無償化で強豪校に行きたい子以外は公立に行っちゃうってのも多いでしょうし。
母校であり、昔は私学5強とも言われたことを知っているファンには寂しいのですが、時代の流れを認識する必要があるということでしょうね。

中京大中京はコールドで快勝。って言える試合ではないです。
力の差からいったら5回で終わらせられた試合。それを8回まで付き合っちゃう。そこに寂しさが・・・。
3番の杉本選手は秋初戦にはしっかり振れていた代表選手だったのですが、見事にセンターから逆方向へのスイングに・・・。
ヒット3本？打点3？そんな結果よりも、ああいうスイングをさせてしまうことに寂しさを感じます。ま、チームの方針にとやかくいうのはおかしいんですけどね。

上野投手は秋よりは球威が戻っていました。逆に長谷部投手に成長があまり感じられなかった。あと、7回の継投は残念というか・・・。たしかに一杯一杯になっていましたけど、そこでどういう投球をさせるかが大事かと思ったんですけどね。点差は6点あったし、点を取られるまでは行っても良かった気がします。

中京大中京では矢田崎選手だけがいいスイングをしていました。是非その強いスイングを続けて、チームにいい影響を与えてほしいですね。