6月10日に東京ドームで行われた第3試合、静岡大−東日本国際大の観戦記です。
国立で唯一の代表。静岡リーグ、代表戦を勝ち抜いてきた静岡大がどういう戦いをするかを見たくてこの日は東京ドームに行きました。

静岡大
000000001|1 H6 E1
01000100X|2 H6 E0
東日本国際大

静岡大
加藤、森田−小川、佐藤
東日本国際大
大西−安成

投手成績
静岡大
加藤 5回2/3 91球 被安打6 四球3 三振6 失点2
森田 2回1/3 45球 被安打0 四球2 三振3 失点0
東日本国際大
大西 9回 133球 被安打6 四球1 三振9 失点1

加藤投手は右のオーバーハンド。3年生。フォームがきれいで、スライダーが手元で曲がる。コントロールもよくまとまった好投手。MAX136k
森田投手は右のオーバーハンド。MAX133kの力投型。コントロールは暴れますが緩急で打ち取るピッチャー。

大西投手は右のオーバーハンド。MAX141k。スライダーのきれがいい。レベルの高いピッチャー。

静岡大
D大澤→6 4森 8稲葉 9高木→H寺田 3関戸→3尾西 5山本 6菅原→1森田→H清水 7吉川 2小川→H多胡→2佐藤
東日本国際大
3根本 4佐々木 6中山 5二橋 7及川 8米倉 D鈴木 2安成 9池森 

(試合経過)
1回表、先頭の大澤が出て送ってチャンスを広げるも先制ならず。
2回裏、1死1、3塁から7番鈴木がタイムリー。東日本国際大が先制。
5回裏、2死満塁のピンチを背負って3番を迎えるもなんとか三振に切って0点。
6回表、2死2塁から3番稲葉のショート内野安打で1,3塁。しかし4番が倒れ0点。ここはショートが抜けそうな当たりを止めたのが大きかった。
6回裏、2死1、2塁から8番安成が左中間へ落とすタイムリー2ベース。ここでピッチャー交替、森田。2−0
9回表、2死1塁から6番山本がタイムリー3ベース。しかし反撃もここまで。東日本国際大が逃げ切りました。
東日本国際大は守備が鍛えられていた。外野は抜けてもおかしくない当たりを何本か止めてピンチを未然に防いだし、6回のショート中山選手も抜けたらもしかしたら帰ってきたかもしれないところを止めて2塁ランナーを帰さなかったし。
走塁でもいい走塁があったし、大学の東北チームはレベルが高いです。

静岡大は国立。当然野球では聞いたことがない出身校の選手が多い。愛知県からは6番の山本選手が成章出身。キャッチャーの小川選手が桜台出身。こういう選手が全国の舞台で活躍するというのはすごいことですし、励みになりますよね。
静岡大は多分審判への連絡ミスから、DHを解除してしまうことに。ピッチャーが打席に入ったわけでもないので、単純にミスだったと思うんですよね。最終的にはピッチャーの代打清水選手が最後のバッターに。もし同点に追いついても裏で困ったでしょうし、もったいない事態でした。

でも相手のが力は上でしたが、最後まで食らいついたし、1点を取ったことが大きい。秋のリーグ戦を勝ち上がるのはまた大変でしょうが、この経験を活かしてがんばってほしいですね。