5月6日に小牧球場で行われた一宮工−小牧南の観戦記です。
勝ったほうが全尾張大会本選への出場権を得る試合。
両先発とも過去に見たことがあり、好投手と思っていたので、その投げあいに期待しながら観戦しました。

一宮工
000000010|1 H3 E1
20000000X|2 H6 E1
小牧南

一宮工
川口−山内
小牧南
鈴木−平手

投手成績
一宮工
川口(1) 8回 118球 被安打6 四死球4 三振6 失点2
小牧南
鈴木(1) 9回 112球 被安打3 四死球4 三振10 失点1

川口投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。大きく横に曲がるスライダーがいいですね。すごくいいボールとそうじゃないボールとばらつきがあります。約1年ぶりに見ました
鈴木投手は左のトルネード左腕。まっすぐはなかなか。昨年の秋に見た時はトルネードを封印していましたが、この試合では復活させていました。ボールは序盤はやや高かく荒れ気味でしたが、徐々に落ち着いてきました。右バッターのツーシームかな?いいボールでした。

スタメン
一宮工
4平野→6 6奥村→H巴(19)→4 8小澤賢→H齋藤(12)→8宇野 2山内 9齋藤(18) 5安藤 1川口 3社本(13) 7河村
小牧南
8水野 4舩橋 2平手 7山口 9土江(17) 3中村 1鈴木 6新土井(14) 5渡利(16)

(試合経過)
1回裏、先頭の水野がヒット。2,3番が連続四死球で無死満塁に。4番5番が連続三振となり2死満塁から6番中村が上手くスライダーを捉えて2点タイムリー。小牧南が先制。
2回表、1死1,3塁とチャンスを作るも9番三振、1番内野ゴロで得点ならず。
8回表、2死2、3塁から代打齋藤がタイムリー。尚も死球で2死満塁となるも、5番がショートゴロに倒れ1点どまり。2−1
小牧南が勝って本大会出場を決めました。
川口投手は1年秋、鈴木投手は2年の春に見てどちらも好投手で驚いたピッチャー。
この試合でこの春は初めて見たのでどんなピッチングをしてくれるか期待しましたが、お互いにいいピッチングを見せてくれました。
特に鈴木投手は毎回三振で10奪三振。切れのいいまっすぐとシュート系の右バッターの外へ逃げていくボールが冴えわたりました。立ち上がりが課題といえば課題ですが、これはどのピッチャーでも一緒ですから。どう乗り切るかは経験してカバーしていってほしいですね。

小牧南は1番の水野選手が3打数3安打1四球と全打席出塁。1打席目はまっすぐをしっかり振りきって三遊間を抜き、3打席目は今度は右に運んで1,2塁間。全部違う方向に打球を飛ばした当たりが非凡さを感じますね。3盗を含めて2盗塁と足も見せてくれました。いい選手ですね。

キャッチャーは両チームとも肩も強いしいい選手でした。

川口投手もばらつきはあるものの、すごくいいボールもあります。上でも十分やれる力はあるので、今後も楽しみですね。夏までにいいボールを増やしていってほしいです。