3月23日に春日丘グランドで行われた東海−春日丘の観戦記です。
前日名城大附に不覚を取って敗者復活に回った春日丘相手に、東海がどこまで食らいつくかに注目しました。
また、春日丘は前年の春の優勝校。その時2年生で打ちまくった川口選手にも注目して観戦しました。

東海
0003000|3 H5 E1
2034004|13 H14 E2
春日丘
(7回コールド)
東海
山下裕、山下朋−高橋
春日丘
鶴岡、山田、加納−深谷

投手成績
東海
山下裕(1) 4回 66球 被安打11 四死球3 三振2 失点9
山下朋(4) 2回2/3 44球 被安打3 四球3 三振0 失点4
春日丘
鶴岡実(12) 3回0/3 54球 被安打3 四球3 三振1 失点3
山田(10) 3回 49球 被安打2 四球1 三振2 失点0
加納(13) 1回 14球 被安打0 四球1 三振0 失点0

東海高校のエース山下裕投手は左のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。なかなかいい球を投げる。
山下朋投手は右のアンダーハンド。ゆるいボールも混ぜてアンダーにしては球威もあるし、こちらも面白いピッチャー。
鶴岡実投手は右の変則スリークォーター。まっすぐはあんまり速くない。
山田投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。オーソドックスなピッチャー。
加納投手は右のスリークォーター。こちらも変則でアンダーハンドのような体の使い方でななめから投げるフォーム。まっすぐはぼちぼち。

(スタメン)
東海
6加藤 5出井 2高橋 4山下朋 1山下裕 3伊藤 9杉本 8長沼 7(7)
春日丘
8大山 6石井 5川口(3) 7林 2深谷 9伊藤 3永岡(16) 1鶴岡実(12) 4加藤

(試合経過)
1回裏、1死2、3塁から4番林が2点タイムリー。春日丘が先制。
3回裏、2死2塁から5番深谷6番伊藤7番永田の3連続2ベース。5−0
4回表、無死1塁から5番山下裕がタイムリー2ベース。無死1,3塁でピッチャー交替山田。1死1、3塁からワイルドピッチで1点。2死1、3塁からタイムリーエラー。5−3
4回裏、無死満塁から3番川口がタイムリー。1死満塁から5番深谷が2点タイムリー2ベース。1死満塁からレフトのタイムリーエラー。9−3
7回裏、2死満塁から4番林の満塁ホームラン。春日丘がコールドで勝ちました。
春日丘はやはり川口選手は別格の雰囲気。第1打席が打った瞬間はどん詰まりに思った打球が狭い春日丘グランドとはいえ、フェンスダイレクト。信じられない当たりでした。4番林5番深谷のクリーンアップは怖い打線ですね。
ただ、エースは見れませんでしたが、ピッチャーはあんまり揃っていない印象。相手に走られる場面も多かったし、どうやって失点を減らしていくかが今後のカギになりそうですね。

投手という意味では東海の2投手のが魅力を感じました。エースの山下裕投手は左でなかなか球威があるし、2番手の山下朋投手は右のアンダーと全く違うタイプで、すごくゆるいボールを混ぜて緩急を使ってくる。替わって5回6回と0で抑えたように、四球に気をつければ強豪にも通じるかも。
内野はしっかりしていたし、足を積極的に使って3盗を仕掛けたりと面白い野球をやります。
エースの山下裕選手は5番に入っていましたが、バッティングも良く3安打1打点。いい選手ですね。

最終的にはコールドになりましたが、東海の健闘が光った1戦でした。