9月28日に小牧球場で行われました第2試合、中京大中京−愛産大工の観戦記です。
ベスト8で唯一見たことがなかった愛産大工がどんなチームか。中京大中京とどういう試合をするかに注目して観戦しました。

中京大中京
020300000|5 H13 E0
000010200|3 H12 E0
愛産大工

中京大中京
粕谷、中村、上野−伊藤
愛産大工
中間、下川、千田、縄田−深谷
投手成績
中京大中京
粕谷(1) 6回1/3 76球 被安打9 四球0 三振3 失点3
中村(18) 1回 17球 被安打2 四球0 三振2 失点0
上野(10) 1回2/3 30球 被安打1 四球0 三振3 失点0
愛産大工
中間(1) 3回2/3 59球 被安打6 四死球3 三振0 失点5
下川(11) 1回1/3 22球 被安打3 四球0 三振0 失点0
千田(19) 2回 24球 被安打3 四球0 三振0 失点0
縄田(10) 2回 23球 被安打1 四球1 三振0 失点0
粕谷投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。コントロールは安定しています。今年の春にも見ていますが球威は落ちたような・・・。
中村投手は右のアンダーハンド。まっすぐはそこそこ。アンダーにしてはボールは速い。
上野投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。
中間投手は右のスリークォーター。首がかなり振れるフォーム。まっすぐはなかなか。
下川投手は左のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。スローボールを投げて緩急をつけていました。
千田投手は右のサイドハンドに近いスリークォーター。まっすぐはまぁまぁ。
縄田投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。愛産大工の中では一番速かったかな?

スタメン
中京大中京
4山本源 6加藤 5小林 7山下 2伊藤 8楠 3垣内 9真田 1粕谷
愛産大工
8堀場 6平田 5西川(15) 9福山(20) 7縄田(10) 3尾藤 4眞部 2深谷 1中間

(試合経過)
2回表、無死2塁から6番楠がセンター前のタイムリー2ベース。1死2、3塁から9番粕谷の犠牲フライ。中京大中京が2点先制。
4回表、1死1、2塁から1番山本源のタイムリー2ベース。1死2、3塁から2番加藤の犠牲フライ。ここでピッチャー交替、下川。2死1、3塁から4番山下がタイムリー2ベース。5−0
5回裏、2死1、3塁から1番堀場がタイムリー。5−1
7回表、先頭の山下がヒットで出たあと、5番伊藤のバントを内野手がナイス判断でセカンドに投げゲッツーに。この後連打が出ても得点できず。好プレーになりました。
7回裏、1死2、3塁からピッチャー交替、中村。1死満塁から1番堀場が2点タイムリー。尚もチャンスでしたが2番3番が連続三振。5−3
8回裏、1死1塁でピッチャー交替、上野。
中京大中京が逃げ切りました。

お互いに外野守備が深いチームでした。ただ、愛産大工は深すぎたかも・・・。でも毎年外野は後ろを守っていますので、そういう指示なんでしょうね・・・。でも相手や打撃に合わせた方がいい気もします。中京だといってもそんなにめちゃめちゃ打つチームではないですし。
2回表の6番楠のタイムリー2ベースなんて定位置ならシングルで済んだのに、2ベースにしてしまった。ただ、深めにいたからアウトに出来た打球も終盤にあったので、このあたりの判断は難しいですけどね。
ただ、ライトの打球の追い方とか、まだまだ練習の余地はあると思うので、冬で鍛え直してほしいです。
3番4番は1年生のようですし、1番堀場は3安打。ピッチャーもタイプが違う投手が揃っています。あとはしっかりとした軸になるピッチャーに出てきてほしいですね。

中京大中京は、見るたびにスイングが弱い、振っていないと言ってきました。そこに注目してみましたが、大分振れるようになったな〜というのがこの試合を見た印象。
4番の山下選手、6番の楠選手がいい打球を打っていましたね。
中京は後は投手陣かな。結局軸になるピッチャーがいない。似たようなピッチャーばかり。まぁ守備でカバーすればいいというのが優勝したチームから変わっていないのかも知れませんが・・・。
ヒット数の割に点が取れていないですし、さすが中京と思わせるプレーはなかった。
3位決定戦が残っていますが、やっぱり現チームは点を取ってなんぼのチーム。しっかりと打てるように練習をしてほしいですね。