8月22日に小牧球場で行われた第1試合、津島−小牧南の観戦記です。
前の試合で県大会進出を決め、県大会を見据えた戦いとなる試合。津島は初見だったので、どんなチームか見極めつつ、観戦しました。

津島
3013100001|9 H10 E1
2200003100|8 H17 E3
小牧南

津島
澤田、渡邉−植松
小牧南
近藤、鈴木−平手
投手成績
津島
澤田(1) 3回2/3 64球 被安打7 四球1 三振2 失点4
渡邉(9) 6回1/3 91球 被安打10 四球3 三振4 失点4
小牧南
近藤(10) 3回0/3 69球 被安打4 四球5 三振3 失点6
鈴木(1) 7回 120球 被安打6 四球3 三振3 失点3
澤田投手は右のオーバーハンド。上背があって角度のあるボールを投げます。まっすぐはぼちぼち。緩急をつけていました。
渡邉投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。力投型。
近藤投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。タテのカーブやスライダーを投げる。ちょっと抜け球が多かった。
鈴木投手は左のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ。球威、コントロールとも本来の出来ではなかったように思いました。

スタメン
津島
8山内朝 7杉浦一 9渡邉 2植松 3阿部(19) 6黒瀬 4村手 5横井隆 1澤田
小牧南
8水野 4舩橋(14) 2平手 7山口 9土江 3奥岡(13) 1近藤(10) 5渡利(4) 6池林

(試合経過)
1回表、2死満塁から6番黒瀬が走者一掃のタイムリー3ベース。津島が先制。
1回裏、2死2塁から4番山口がタイムリー2ベース。5番土江もタイムリー。3−2
2回裏、2死2、3塁から2番舩橋がタイムリー。3番平手もタイムリーで続き逆転。4−3
3回表、2死1、2塁から7番村手がタイムリー2ベース。4−4
4回表、無死1、2塁でピッチャー交替、鈴木。1死2、3塁から3番渡邉が2点タイムリー3ベース。さらにバッテリーエラーで1点。津島が勝ち越し。7−4
4回裏、2死2、3塁でピッチャー交替、渡邉。ここで2塁ランナーが飛び出してアウトに。チャンスを活かせず。
5回表、1死3塁から9番田中がスクイズを成功させ8−4
7回裏、2死2、3塁から6番奥岡、7番鈴木の連続タイムリー。8番渡利がタイムリー2ベース。8−7
8回裏、1死3塁から3番平手がタイムリー2ベースで同点。尚も4番山口のヒットで1死1,3塁まで攻めるも、5番6番が倒れ同点どまり。8−8
9回表、1死から6番黒瀬が3ベース。7番村手の2球目にスクイズを仕掛けるも小牧南のバッテリーが外してランナーをアウトに。この回無得点。
延長戦に入ります。
10回表、2死1塁から3番渡邉がタイムリー3ベース。津島が勝ち越し。
10回裏、先頭の水野がヒットで出て、送りバント、四球で1死1,2塁とするも、4番5番が倒れ、津島が競り合いを制しました。

津島は四球でもらったランナーを上手く得点につなげました。
目立った選手は3番で途中からピッチャーに入った渡邉選手と6番の黒瀬選手。どちらも3安打を放ちました。黒瀬選手は安定した守備もあって、かなりいい選手ですね。
あとキャッチャーの上松選手は強肩です。
投手は澤田投手の成長待ちなのかな?立派な体を活かせていない印象でした。

小牧南はヒット数で大きく上回る17本を放ちながらも競り負けました。中盤でちょっともったいない攻めがあったのと、キャッチャーに刺されてチャンスをなくす場面もなんどか。
先発全員安打と打線は活発。あとはどう失点を減らしていくか。
近藤投手は1年生。潜在能力の高いピッチャー。ただ横の変化が少ない気がします。スライダーもタテへ落ちていたし。少し縫い目をずらす系のボールを覚えれば、もっとピッチングは楽になるかな?
鈴木投手はちょっとフォームに悩んでいるかな?以前の豪快なフォームから替えるのは悪い事じゃないけど、なにか大人しくなった印象も受ける。悪いなりにまとめていたピッチングは悪くなかったけど。
あと、10回の勝ち越し3ベース。外野の守備位置が少し浅かった。1塁ランナーを返さないための守備位置をやっぱりとらないと。このあたりはベンチワークも絡む話ですが。

どちらもかみ合えば県大会でも上位進出の出来るチームだと思いますので、県大会までにしっかり調整して、本番で暴れてほしいですね。