7月22日に小牧球場で行われた第3試合、時習館−津島北の観戦記です。
前日に延長15回の引き分け。その決着を見届けたくて観戦しました。

時習館
000001010|2 H7 E1 
10010140X|7 H13 E2
津島北

時習館
原、山下、佐野−吉川
津島北
小倉、林−飯島
投手成績
時習館
原(10) 6回0/3 88球 被安打8 四球0 三振3 失点3
山下(11) 1/3 16球 被安打2 死球1 三振0 失点4
佐野(13) 1回2/3 31球 被安打3 四球0 三振1 失点0
津島北
小倉(1) 7回 84球 被安打5 四球0 三振3 失点1
林(10) 2回 43球 被安打2 四球2 三振1 失点1
原投手は左の細身の長身左腕。手が伸びたまま後ろから前に出てくる感じ。まっすぐはそんなに速くない。
山下投手も左のオーバーハンド。右手を大きく上げるフォーム。
佐野投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ。
小倉投手は右のサイドハンドに近いスリークォーター。まっすぐはぼちぼち。終盤サイドから投げたりして工夫していました。
林投手が右のスリークォーター。まっすぐはそこそこ。2人とも去年の秋に見ています

スタメン
時習館
6廣中 4星川 8山本 3磯野 2吉川 9中本 7田中 5松野 1原
津島北
9那須 4池谷(17) 6吉田 3岡本 8松波 5杉本(4) 2飯島 7加藤(15) 1小倉

(試合経過)
1回裏、1死2塁から3番吉田のショートゴロで2塁ランナーが3塁へ向かい、ボールが送られてアウトのタイミングでしたが、こぼしてセーフに(記録野選)。1死1、3塁からワイルドピッチで1点。津島北が先制。
時習館は1回から3回まで1死2塁の形は作るも得点ならず。
4回裏、2死1塁から7番飯島が左中間を破るタイムリー2ベース。2−0
6回表、2死2塁から5番吉川がタイムリー。2−1
6回裏、2死2塁から7番飯島が右中間を破るタイムリー2ベース。3−1
7回裏、無死1塁でピッチャー交替、山下。1死1、3塁からワイルドピッチで3塁ランナー生還。1死1、2塁から4番岡本がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交替、佐野。5番松波が2点タイムリー。7−1
8回表、替わった林から2死1、2塁とし、4番磯野がタイムリー。尚も2死満塁まで攻めましたが、6番がセカンドゴロで1点どまり。7−2
そのまま津島北が勝ち、再試合を制しました。

時習館はミスが失点につながる苦しい試合。
初回もエラーこそ付きませんでしたが、野選はエラーですし、そこからワイルドピッチ。
7回も送球エラーでピンチが広がって、ワイルドピッチ。なによりエースの野口投手が投げませんでした。再試合で一杯一杯だったのは時習館の方だったかもしれません。
8回に1点返して尚も2死満塁。津島北もピッチャーを替えてバタバタしていたので、一本出ていれば、試合は分からない、と思ったのですが、ここで点が取れず万事休すでした。
しかし、エースの野口投手のほか、2番手の山下投手3番手の佐野投手は2年生。これだけ選手が残るので、秋からも楽しみですね。

津島北は7回の先頭バッターのピッチャー小倉に代打を送った時はちょっと驚きました。その代打の田中君がヒット。結局その次の打者で、キャッチャーが弾いたところを2塁狙ってタッチアウトになるのですが、そこからエンドランを中心に足で揺さぶって、相手のミスを誘ったり、タイムリーにつなげたりと采配がズバズバ当たりました。こういう積極的に動いて、どうしてもこの回で勝負を決めるんだ、と采配で意思を見せたベンチが見事だったと思います。もちろんそれに応えた選手も。
津島北はベンチ入り全員が3年生の珍しいチーム。そういう3年生の気持ちの強さがこの試合に限っては上回ったかも?

とにかく両チームとも、2試合で24イニング。お疲れ様でした。