7月14日に岡崎球場で行われた第1試合、豊田大谷−一宮工の観戦記です。
かつては甲子園を沸かせた豊田大谷も低迷が続き、秋、春と県大会を逃した現チーム。初見だったためどんなチームかに注目。一宮工は力があるチームなので、十分豊田大谷には勝てると思って試合を観戦しました。

豊田大谷
010000001|2 H6 E1
30000000X|3 H7 E2
一宮工

豊田大谷
中田、古川、岩田、安藤−田所
一宮工
大嶋、川口−平松
投手成績
豊田大谷
中田(11) 4回 66球 被安打2 四球1 三振3 失点3
古川(19) 2回 24球 被安打1 四球0 三振0 失点0
岩田(20) 1回 22球 被安打1 四球1 三振0 失点0
安藤(6) 1回 9球 被安打3 四球0 三振0 失点0
一宮工
大嶋(1) 8回 116球 被安打5 四死球2 三振1 失点1
川口(18) 1回 20球 被安打1 四球1 三振0 失点1
中田投手は左のスリークォーター。少し背中を見せて投げる変則フォーム。変化球の多いピッチング。まっすぐはあんまり速くない。
古川投手は右のオーバーハンド。1年生。まっすぐはまぁまぁ。楽しみなピッチャー。
岩田投手は右のサイドハンド。こちらも1年生。まっすぐはそんなに速くない。
安藤投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。3年生。
大嶋投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ。カーブとのコンビネーションで打ち取るピッチャー。カーブには自信を持っていそう。昨年秋に見ています
川口投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。2年生。今年の春に見ています

スタメン
豊田大谷
6安藤幸 4加藤 7南(18) 3中嶋 9井上(7) 2田所 5松山(15) 1中田(11) 8松岡
一宮工
中島 6林 2平松 3太田 7野口 8坪内 9伊藤 1大嶋 4石垣

(試合経過)
1回裏、1死1、2塁から4番太田がライトオーバー2点タイムリー3ベース。2死3塁からショートのタイムリーエラー。一宮工が3点先制。
2回表、1死満塁から8番中田が浅いレフトフライでしたが、タッチアップ成功。3−1
7回裏、2死2塁から1番中島がヒットで2死1,3塁とするも、2番林が倒れ0点。
8回表、1死から連続四死球で1,2塁。ここで2安打の4番中島でしたが、カーブを打ち損じてセンターフライ。5番井上もショートゴロに倒れ0点。
9回表、替わった川口から先頭の田所がヒット。7番松山が粘って四球を選び無死1,2塁。犠打で1死2、3塁とし、9番松岡はセンターへ犠牲フライ。1点差としますが、1番安藤がセンターフライに倒れ、一宮工が逃げ切りました。
豊田大谷の現在のチームがどんな感じか。一番はそこでしたが、県大会を2季連続逃したそのままが出ていた感じです。それ以上にエースの山崎投手の登板が無かったという事は故障なんでしょうね。残念です。
それほど球が速いわけではない大嶋投手の緩急に合わないのか、詰まった打球が多かった、途中カーブを狙ったものの捉えきれず、回が詰まって焦りにもつながった形でした。
最終回の川口投手のが球は速かったのですが、そちらのが合いそうな雰囲気でした。このあたりは一宮工の起用が上手かったということでしょうね。
監督が変わって1年。1年生の登板があったように、これからでしょうね。古川投手とかは可能性がありそうなので、秋にまた見てみたいです。

一宮工は積極的、というか、たとえばカウント3ボールからでも打っていく、1塁きわどい打球でもヘッドスライディングはしない。そういう確率を高めることをチームとして徹底しているのに好感を持ちます。
大嶋投手も去年見た時はコントロールがいま一つだった印象ですけど、かなり良くなりました。
8回にヒット3本集めながら走塁アウトで得点ならずともったいないプレーもありましたが、積極的に行くことは大事。
この後の勝ちあがりに期待です。