5月6日、小牧球場で行われた第2試合、木曽川−誉の全尾張代表決定戦です。
県大会進出校、春の尾張地区2位の誉を相手に木曽川がどこまで善戦出来るかに注目して観戦しました。

木曽川
000000000|0 H2 E2
02100000X|3 H9 E0


木曽川
日野−田所

加藤−宮路

投手成績
木曽川
日野(1) 8回 116球 被安打9 四球1 三振2 失点3

加藤(1) 9回 97球 被安打2 四球2 三振3 失点0
日野投手は右のオーバーハンド。岩隈のフォームに似ています。ゆるい変化球を多投。序盤はなかなか変化球でカウントを取れませんでしたが、中盤からストライクも取れるようになり安定。まっすぐはぼちぼち。もっとまっすぐを使ってもいいと思いました。
加藤投手は右のオーバーハンド。なかなか大きな体。まっすぐはそこそこ速い。

スタメン
木曽川
8伊藤 4今井 2田所 6今津 3中間 7小嶋 5川端 1日野 9村田

6山崎浩 4飛永 7前田 2宮路 3石井 5水谷 9宮崎 1加藤 8吉田

(試合経過)
2回裏、無死1、3塁から6番水谷のところでスクイズ。これが野選になり誉が先制。更に1死2、3塁から8番加藤がスクイズ成功させ、2−0とします。
3回裏、2死1、2塁から5番石井がサード強襲のタイムリー。3−0
4回裏、1死2,3塁とするも2番3番をレフトフライに打ち取る。
5回裏、1死から5番石井の強烈なピッチャーライナーを受けて、日野が倒れる。腕に打球を受けたようで、しばらく治療。それでも5分くらいで戻ってきて、後続を抑えました。
6回表、1死から連続四球を選び1,2塁。しかし2番今井のところで、牽制で誘い出され、上手いランダンプレーで、両方のランナーをアウトに。これは誉が上手かった。
そのまま誉が勝ちました。
誉はベストメンバーでの試合。
この試合、打線はとにかく引きつけて逆方向に強い打球を打つことに主眼を置いて試合をしている感じでした。ほぼ全員が同じ打ち方をしていたし。
ちょうど木曽川のピッチャーが緩いボールを多投したので、いい実戦練習だったかもしれません。ただ、思った以上に点は取れず。点を取ることに集中していれば、もっと違った結果だったでしょうし、結果はそんなに重要じゃないかな?
守備は固い。ショートの山崎浩選手はいい動きを見せていました。

木曽川はまず試合前のノックが工夫していました。実戦に即した動き。場面をかならず決めて、ピッチャーも含めてベースカバーをしていました。ノックも上手いし、こういうチームは強くなるな、と思いました。実際試合でも強い打球に食らいついていました。
試合中も全力疾走。打撃はファーストストライクからしっかりと振っていました。もちろん2安打に抑えられたように、打てなかったのですが、やれることを決めて、それを徹底する。公立の環境で強くなるには大事なことだと思います。
日野投手もなかなか面白いピッチャー。緩緩緩急くらいで投げるのですが、もう少し、まっすぐを自信を持って投げれば、もっと楽に抑えられるかも?でも私学相手はこの日くらいのピッチングのが正解なのかも知れませんが・・・。
なんにせよ、まっすぐも悪くないので、上手く両方を使えるように夏まで工夫してほしいと思います。
木曽川はなかなか楽しみなチーム。これからも注目します。