5月3日に岡崎球場で行われた第1試合、名南工−春日丘の観戦記です。
準々決勝でそれぞれ強い相手を力で破ってベスト4に進出した同士。東海大会を賭けてのガチンコ対決に期待して観戦しました。

名南工
020000100|3 H11 E4
20001013X|7 H10 E0
春日丘

名南工
坂野太、坂野竜−片桐
春日丘
丹羽、吉田−迫田

投手成績
名南工
坂野太(5) 5回 77球 被安打6 四死球3 三振1 失点3
坂野竜(1) 3回 53球 被安打4 四球1 三振1 失点4
春日丘
丹羽(1) 6回1/3 89球 被安打8 四球1 三振2 失点3
吉田(11) 2回2/3 38球 被安打3 四球0 三振3 失点0

坂野太投手は右のサイドハンド。コントロールが良く投げミスの少ないピッチャー。まっすぐはそんなに速くない。
坂野竜投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ速い。
丹羽投手は右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ。内外投げ分けられるピッチャー。コントロールはいい。
吉田投手は左のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。

スタメン
名南工
8佐藤 4加藤 1坂野太(5) 3坂野竜(1) 7西川 9廣瀬 5近藤(3) 2片桐 6堀口
春日丘
8山形 6荒木(4) 3川口 2迫田 7林 5石井 4成瀬(13) 1丹羽 9安部

(試合経過)
1回裏、死球と牽制エラーで2塁にいったランナーを送って1死3塁とし、3番川口がタイムリー。1死1、3塁からセカンドゴロで2塁トスを落球し、タイムリーエラー。尚も1死1,3塁のピンチでしたが、なんとか踏ん張って2点で食い止める。2−0
2回表、1死2塁から6番廣瀬が右中間を破るタイムリー3ベース。7番近藤がタイムリーで続き、同点。
5回裏、1死から2番荒木、3番川口の連続2ベースで春日が勝ち越し。3−2
7回表、先頭の6番廣瀬がライトへ同点ホームラン。7番近藤が2ベース。送って1死3塁となったところでピッチャー交替、吉田。9番堀口のショート正面のゴロ、3塁ランナーが突っ込むもアウトになり、同点止まり。3−3
7回裏、1死1、3塁から5番林が犠牲フライ。春日が勝ち越し。4−3
8回裏、1死2、3塁から1番山形が詰まりながらサードの頭を越える2点タイムリー。尚も2死3塁から3番川口がタイムリー。7−3
そのまま春日丘が勝ちました。
春日丘は何度かエンドランを成功させ、積極的な攻撃が実を結びました。3番の川口選手は4安打3打点の素晴らしい活躍。
あと、キャッチャー迫田捕手のリードの良さが光りました。名南はセンターから逆方向を狙う打撃が中心なのですが、中盤からインコースを徹底して突き、そこを意識させた次の回は、今度は外を上手く使って打ち取るなど、配球で名南工を中盤しっかり抑えました。これが勝利につながったと思います。もちろんそこにしっかり投げた投手も素晴らしかったんですけどね。バックもノーエラー。鍛えられた力を見ることが出来ました。

名南工は、徹底力が良かった。基本打撃はセンターから逆方向。ただ、そこから引っ張ったりする面もあり、これと決めたらしっかりと振るということで、攻撃力の向上を図っているのが見て取れました。
7回のゴロゴー。普通ならミスということなのですが、前の試合でも同じケースで突っ込んだし、チームとしての決めごとなんだろうな、と思いました。それはそれで仕方がない。ただ、上位のチームはやっぱりミスをしてくれない。そこでどうやって得点を取るかが課題でしょう。
エラーは記録では3つでしたが、ファールフライを2つ落とすなど、もったいない守備も多かった。夏までに時間は少ないですが、フライの処理など、出来ることはしっかりとやっていきたいところ。

6番廣瀬選手が3ベースにホームラン。7番の近藤選手が3安打と、下位打線も打てる力があります。夏も投打の活躍で躍進を期待したいです。