3月29日に津島球場で行われた小牧南−小牧工の観戦記です。勝てば県大会出場。負けると1/4の敗者復活戦に回る大事な試合。昨年の秋にも同一カードで対戦しています。手の内を知り尽くしているであろう同士の対戦は激しい点の取り合いになりました。

小牧南
1100002122|9 H20 E2
2100400000|7 H10 E2
小牧工
(延長10回)
小牧南
東郷、鈴木ー豊盛
小牧工
祖父江、村田ー梅村

投手成績
小牧南
東郷(1) 5回 71球 被安打9 四球0 三振4 失点7
鈴木(10) 5回 62球 被安打1 四死球3 三振5 失点0
小牧工
祖父江(1) 9回 168球 被安打17 四球3 三振5 失点7
村田(10) 1回 22球 被安打3 四球1 三振0 失点2

東郷投手は右のサイドハンド。まっすぐはそこそこ。ストライク先行でコントロールのいいピッチャー。ただ、この日はそこを狙われた印象。
鈴木投手は左のオーバーハンド。超変則の投球フォーム。上背もあって球威もある。コントロールはややアバウトですが、まっすぐはまぁまぁ。クイックも案外速い。新2年生。
小牧工の祖父江投手は右のサイドハンド。押し出す投げ方。まっすぐはそこそこ。
村田投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ。スローカーブを駆使して緩急を付ける。

スタメン
小牧南
5平手 6堀部拓 7山口 1東郷 9土江 3望月 2豊盛 4黒木 8水野
小牧工
4黒瀬 6大矢(13) 5井坂 3森本 2梅村 8蜂須賀 7山本 1祖父江 9加藤

(試合経過)
1回表、1死1、3塁から4番東郷がタイムリー。小牧南が先制。
1回裏、2死2塁から4番森本が特大の2ランホームラン。小牧工が逆転。
2回表、2死1塁から1番平手がタイムリー2ベース。同点。
2回裏、2死1塁から9番加藤がタイムリー3ベース。小牧工が勝ち越し。
5回裏、1死満塁から4番森本がタイムリー。2死満塁から6番蜂須賀が走者一掃タイムリー3ベース。7ー2
7回表、2死1、2塁から5番土江が2点タイムリー2ベース。7ー4
8回表、1死2、3塁からワイルドピッチで1点。7ー5
9回表、2死2塁から7番豊森がタイムリー。この時に中継の乱れもあって2死3塁に。ここで8番黒木がタイムリー。土壇場で同点。7ー7
延長に入ります。
10回表、2死満塁から7番豊森が勝ち越しの2点タイムリー。小牧南がついに試合をひっくり返す。9ー7
小牧南が大逆転で県大会進出を決めました。
お互いのピッチャーがコントロールが良く、そこを積極的にお互い振りにいって大量点につなげた。そんな試合に感じました。
小牧南は守備で序盤ミスが多く、東郷君も踏ん張りきれずノックアウトされる形でした。しかし、2番手の鈴木投手が好投し流れを呼び、終盤粘って同点に持ち込んだ。チームが東郷君を救った試合になりました。それにしても、最後の小牧南の粘りと集中力は見事でした。

小牧工は4番の森本選手のバッティングは見事。初回のホームランは大きすぎて打球の行方を見失うくらいの当たりでした。5回のタイムリーも見事でした。
8回には苦しい中で黒瀬選手のファインプレーで一旦は救うプレーもあったんですけどね。最後は勢いに押し切られました。
粘り強い戦いも見せたし、祖父江投手もなかなか力があります。この後も楽しみです。