10月4日に大野レインボースタジアムで行われた市岐阜商−県岐阜商の観戦記です。
東海大会進出は決まっている両校。どういうチーム力かを見きわめながら、観戦しました。

市岐商
10000110000|3 H12 E1
02000100001|4 H7 E1
県岐商
(延長11回サヨナラ)
市岐商
越渡−中西、服部
県岐商
藤田−神山
投手成績
市岐商
越渡(1) 10回2/3 147球 被安打7 四球6 三振9 失点4
県岐商
藤田(1) 11回 132球 被安打12 四球1 三振9 失点3
越渡投手は右のオーバーハンド。下半身のしっかりしたピッチャー。まっすぐはまぁまぁ速い。ただ、どっちかというと上体で投げている印象。
藤田投手は左のオーバーハンド。少し背中を見せて投げる。まっすぐはそこそこ速い。ストライク先行で投げてきます。ボールがやや軽い感じ。

スタメン
市岐商
9安田 4坪井 6藤田 3駒瀬 8高井(7) 7中島(8) 2中西 5吉田 1越渡
県岐商
4東 6長尾 8青木 3竹中 2神山 1藤田 7河村 9林 5後藤征

(試合経過)
1回表、2死2塁から4番駒瀬がタイムリー3ベース。市岐商が先制。
2回裏、2死3塁から7番河村がレフトへ逆転2ラン。2−1
5回裏、2死1,3塁とチャンスを作るも2番が倒れ0点。
6回表、1死2塁から5番高井がタイムリー。2−2。尚も6番中島もヒットで続き、1,2塁とするも7番がゲッツー。逆転のチャンスを活かせず。
6回裏、2死3塁からワイルドピッチ。県岐商が勝ち越し。3−2
7回表、2死2塁から2番坪井がポテンヒットタイムリー。3−3。尚も3番藤田のエンドランが決まり1,3塁とするも4番が倒れ逆転ならず。
延長に入ります。
11回表、2死から9番越渡が2ベース。1番安田がヒットを打つも2塁ランナーは3塁ストップで1,3塁。2番坪井の打席で1塁ランナーがスタートを切るも2塁でタッチアウト。
11回裏、先頭の4番竹中が2ベース。送って1死3塁。ここで満塁策を選択し1死満塁。三振の後、2死満塁から9番福井が押し出し四球を選らんでサヨナラ。県岐商が優勝しました。
ヒット数は市岐商のが多く、チャンスも市岐商のが多かった。でもあと一本が出ず。
点を取った後、尚も、の場面を活かせなかったのが痛かったです。
市岐商は走塁面がいま一つ。確かに県岐商の守りも良かったですけど、積極的な姿勢があったら次の塁が取れた場面もあったし、11回の盗塁失敗もあってはならないプレー。投げてこないという決めつけがあったように思いました。
試合前ノックはピッチャーも入って、投球フォームから、カバーまで考えた実戦型のノック。こういうのを走塁でももっと活かせるといいですね。

県岐商は、7番の河村選手のホームランは見事でしたが、そんなにすごい当たりが出るわけではなく、印象としては地味なチーム。
でも、とにかくやるべきことへの判断というか徹底が素晴らしい。特に進塁打。
この試合、1死2塁から進塁打を打つ場面が3度。セカンドゴロ、セカンドゴロ、弱いショートゴロ。このうち2度得点につなげました。3塁に置けば、ワイルドピッチもあるし、ピッチャーは低めに投げにくい。こういう当たり前のことをきっちりやれる。それが県岐商の強さだと思います。
守備もポジショニングがとにかくいいし、外野守備も華麗とかではなく、次の塁を許さない守り。この目立たないけど、上手いというのが今年の県岐商の特徴だと思います。

最後の押し出し四球。初球ファールのあとの見逃しかたが良かった。その時に、ピッチャー苦しいな、と思ったら押し出しになりました。奪い取った四球に見えましたね。ただ、この場面、1死3塁で当たってなかった6番藤田のところで満塁策を選択したのが間違いだったと思ったけど。まぁ結果論ですけどね。

藤田投手もそんなに目立つ球威ではないけど、ストライク先行で自滅はしないタイプ。こういう試合巧者ぶりが東海大会でも武器になりそうです。