9月15日に熱田球場で行われた第1試合、愛工大名電−桜丘の観戦記です。
県大会初戦を迎える名電が桜丘相手にどういう試合をするかに注目して観戦しました。

愛工大名電
42220|10 H11 E0
00000|0 H2 E2
桜丘

愛工大名電
東、石川−石浜
桜丘
長井、米村−鳥居
投手成績
愛工大名電
東(1) 4回 58球 被安打2 三振9 四球0 失点0
石川慎(10) 14球 被安打0 三振1 四球0 失点0
桜丘
長井(1) 2回1/3 63球 被安打6 三振1 四球5 失点8
米村(10) 2回2/3 34球 被安打5 三振1 四球0 失点2
東は左のオーバーハンド。ややひじの伸びたフォーム。まっすぐはまぁまぁ速くキレがありました。細かいコントロールよりも球威で抑えるタイプ。小気味いい投球が光りました。春に見ています。
石川慎は右のサイドハンド。少しひじの伸びたフォーム。まっすぐはなかなか。
桜丘の長井投手は右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ。コントロールに苦しみました。
米村投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか。ボールがやや高かったが球威はあります。

(試合経過)
1回表、1死2塁から3番中野のセカンド後方のフライを取れずヒット。3塁への送球がランナーに当たり逸れる間にホームイン。さらに連続四球で1死満塁から6番東がタイムリー。更に7番石浜のスクイズ成功。2死満塁から9番友澤のショート正面に近いライナーを落球し、タイムリーエラー。4−0
2回表、1死2塁から4番若原がタイムリー。2死2塁から6番東がタイムリー。6−0
2回裏、1死から5番太田2ベース、6番田中ヒットで1死1,3塁。しかし牽制で1塁ランナーが刺され、7番が三振でチャンスを活かせず。
3回表、1死2塁から1番遠田がライトフェンス直撃のタイムリー2ベース。ここでピッチャー交替、米村。2死2塁から3番中野がタイムリー。8−0
4回表、無死2、3塁から7番石浜が犠牲フライ。更に8番池戸のセーフティスクイズ成功。10−0
5回裏、ピッチャー交替、石川。
名電が5回コールドで勝ちました。
この試合を見た限りでは、名電強いなーというのが正直な印象。それだけに弥富戦での敗戦は信じられなかったのですが・・・。
エースの東投手は素晴らしい切れで投げていました。夏に限れば、濱田投手よりも良かった、と感じるくらい。3回までは9つのアウトのうち8つが三振。見事でした。打っても3打数3安打。センスのある選手ですね。
この試合、名電はバントもきれいに決まるし、打線も振れているし、隙がない印象。逆に良すぎたのかもわかりませんが・・・。1発勝負の怖さですね。

桜丘はこの試合ではいいところがなかった。ちょっと四球が多くて、それが点に絡んでしまったし。夏までのレギュラーは3年生が中心でしたし、ここから一冬での成長を期待したいです。