7月23日に小牧球場で行われた愛知啓成−誉の3回戦の観戦記です。
秋、春と投手力に不安がある啓成がどこまで整備出来たか、また誉の好投手の岡君がどういうピッチングをするかに注目して観戦しました。

愛知啓成
000000000|0 H2 E5
01203000X|6 H5 E0


愛知啓成
成瀬、平岩、渡木、野松−大谷

岡−加藤
投手成績
愛知啓成
成瀬(18) 2回1/3 34球 被安打4 三振1 四球0 失点3
平岩(11) 2回1/3 35球 被安打0 三振0 四死球3 失点3
渡木(10) 2回1/3 38球 被安打1 三振2 四球1 失点0
野松(1) 1回 20球 被安打0 三振2 四球0 失点0

岡(1) 9回 133球 被安打2 三振11 四死球2 失点0
愛知啓成の成瀬投手は左のオーバーハンド。やや立ち投げで腕の振りだけで投げるようなフォーム。まっすぐはあんまり速くない。2年生。
平岩投手は右のオーバーハンド。ひじの柔らかい投げ方。まっすぐはなかなか。2年生。
渡木投手は左のサイドハンド。まっすぐはぼちぼち。
野松投手は右のアンダーハンド。以前は右のスリークォーターだったのですが、とうとうアンダーになってました。
誉の岡投手は左のオーバーハンド。ややひじののびたフォーム。緩いボールも上手く使っていました。まっすぐで空振りも多く、伸びが感じられました。2年生。

スタメン
愛知啓成
8竹内(17) 7地徳 9浅井 3山本 4永山(6) 5村田(15) 6後藤(5) 2大谷 1成瀬(18)

8井上 5福岡 2加藤 3加納 7宮崎 9柴田 1岡 6山崎 4飛永(14)

(試合経過)
2回裏、2死3塁から7番岡がタイムリー。誉が先制。
3回表、1死から8番大谷がチーム初ヒット。9番成瀬の2球目に盗塁を決め1死2塁とするも、9番1番と倒れ0点。
3回裏、エラーで出たランナーを送って1死2塁とし、2番福岡が左中間を破るタイムリー2ベース。3番加藤もヒットを放ち、1死1、3塁となったところでピッチャー交替、平岩。4番加納の1塁ゴロゲッツー崩れで1点。3−0
4回表、1死から連続四死球で1,2塁。5番永山のセーフティバントをサードがナイスプレーで1塁をアウトに。結局6番が三振で得点ならず。
5回裏、四死球とエラーで1死満塁。2死後6番柴田が押し出し四球を選び4−0。ここでピッチャー交替、渡木。7番岡がセンターへ2点タイムリー。6−0
啓成は6回以降、一人もランナーを出せず。そのまま誉が勝ちました。
岡投手は、2安打11奪三振で完封勝利。
啓成は完敗。2安打では・・・。ただ、それ以上に5失策という記録が示す通りにミスが多かった。これでは流れもこないですね。ツキもなかったし。3回表に1番竹内君の1塁キャンバスに当たって撥ねたボールがその場に上がるという珍しい撥ね方。それを見てあーツキもないな、と思いました。

投手陣もこういう継投はこれまでのチームと同じようなんですが、今年は苦し紛れとしか思えない形でした。春に活躍した1年生の佐藤投手とか、堀田投手が投げなかったし。秋にはこの日投げた成瀬投手、平岩投手も残るので、その中から柱になる投手が出てきてほしいですね。野手は2年生多いし。

この日は岡投手が素晴らしかった。ゆるいボールも織り交ぜながら、ボール球を振らせる投球が多かった。それだけまっすぐも伸びていたんだと思います。まだ2年生。秋以降も楽しみなのですが、横須賀の去年のエース桑原投手のように、2年の夏に無理しすぎてダメージが残らないように気を付けてほしいです。

誉は確実に強くなっていますので、まずはベスト8に入れるように頑張ってほしいです。