7月7日、刈谷球場で行われた第1試合、吉良−豊田大谷の観戦記です。
シード校の名電につながる組み合わせで、どちらも中村豪氏が関わっていたチームという因縁めいた組み合わせ。低迷している豊田大谷と昨年ベスト8と躍進した吉良ということで、注目の1戦となりました。

吉良
300020|5 
330513|15
豊田大谷
(6回コールド)
吉良
神谷(11)、太田(10)、川端(16)−鳥居
豊田大谷
伊藤(1)、深見(10)−大橋

太田投手は右のスリークォーター。まっすぐはぼちぼち。腕の振りは柔らかいタイプ。2年生。
川端投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ。1年生で体格もあって、この先が楽しみなピッチャー。
豊田大谷の伊藤投手は右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ速い。球威のあるボールを投げていました。
深見投手は左のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。緩急を使って投げる。

(試合経過)
球場に入った時は3回表に入った所でした。その時点で6−3で豊田大谷リード
3回表、無死1,2塁のチャンスでしたが活かせず。
4回裏、1死2塁から3番中島が右中間を破るタイムリー2ベース。1死1、2塁から5番西村がタイムリー。1死満塁でピッチャー交替、川端。2死後8番伊藤のショートゴロをファンブルし1塁間に合わず(記録ヒット)。9番青島がライトへ2点タイムリー。11−3
5回表、2死3塁から5番鈴木亮が高めのまっすぐを叩いてレフトへ2ランホームラン。11−5
5回裏、2死2塁から5番西村がタイムリー。12−5
6回裏、1死1、3塁から1番吉成がタイムリー。1死満塁から押し出し四球。4番大橋のセカンドゴロをトンネルでコールド成立。豊田大谷が勝ちました。
吉良は昨年のチームは選手も揃っていた印象でしたが、今年はやや小粒だったのかも知れません。
ただ、5番の鈴木亮君のホームランは度肝を抜かれました。伊藤君の力のある高めのボール球のまっすぐ。これを上から叩いてレフトスタンドに運びました。
中村さんが名電時代の豪打と言われた指導を思い起こさせる打球。今どのくらい関わっているかは分かりませんが、そういう意識というのは垣間見えました。
最後に投げた1年生の川端投手も、怪我無く順調に伸びればすごく楽しみな素材に見えたので、秋以降も吉良は見たいチームですね。
もったいないプレーが多かったのは残念でした。

豊田大谷は投手の伊藤君はなかなかの投球を見せていました。打線はミスにも助けられたので、活発とまでは印象付かなかった。次の中部大第一も打線は力があるので、ここで真価を見たいところです。
3年生主体のチームですので、全ての力を発揮できるように、頑張ってほしいです。
次の中部大第一とは拮抗していると思うので、好ゲームを期待します。