11月23日に神宮球場で行われた第2試合、愛工大名電−関東一の観戦記です。
ここ最近では類を見ない能力の高さと思っている名電の濱田投手が、全国の舞台でどこまで投げられるかに注目して観戦しました。

愛工大名電
002000000|2 H7 E0
001000000|1 H5 E0
関東一

愛工大名電
濱田−中村
関東一
中村、醍醐−松谷
投手成績
名電
濱田(1)9回 160球 被安打5 四死球4 三振8 失点1
関東一
中村(1)8回 119球 被安打7 四球1 三振6 失点2
醍醐(10)1回 11球 被安打0 四球0 三振1 失点0
濱田投手は本来コントロールがいいピッチャーなのですが、この日は四死球4。やっぱり調子がいま一つだったんでしょう。序盤は変化球が決まらず、相手も真っすぐを当てにくるので、球数が増えて苦しくなりました。が、4回くらいから変化球が決まりだして余裕が出てきた印象ですね。
関東一の中村投手は1年生。右オーバーハンドで上背もあって、将来性のあるピッチャー。MAX136kでしたが、とにかくバラつきが少なく安定感のあるピッチャー。
醍醐投手も1年生。サウスポー。MAX135kを記録。

(試合経過)
1回裏、1死から2番吉江が内野安打で出塁。内野ゴロで2塁に進み、死球もあって2死1,2塁となりますが、5番が倒れ0点。
2回表、2死から四球で出塁。7番池戸がエンドランを決め1,3塁。8番濱田の3球目に1塁ランナーがスタートも2塁手前で止まり1塁へ戻ろうとするもアウト。この間に3塁ランナーは動かず。
3回表、2死2、3塁から3番荒木が2点タイムリー2ベース。名電が先制。
3回裏、先頭の1番磯部が3ベース。1死後、3番木内のショートゴロの間に1点。2−1
6回裏、先頭の2番吉江がヒットで出て送って1死2塁。4番の伊藤がセーフティバントを試みるもフライになりアウト。四球の後、代打が倒れ0点。
9回表、ピッチャー交替、醍醐
最後、9回2死から死球と7番松谷のヒットでピンチを招きましたが、濱田が最後三振に抑えて名電が勝ちました。
濱田君は初回にMAX145kを記録し、めちゃめちゃボールが伸びてる印象でしたが、2回以降はちょっと抑えた印象。それでも最後に140k台を記録するなど、ペース配分を考えて投球している印象でした。それでも1失点に抑えるのですから大したものです。
打線は打てないというより、相変わらず無駄なバントの構えとかが多かった。全国に行くと悪い虫が出るなぁと思ってしまいます。
東海大会で4番を打っていた佐藤君が出ていないのはやはり痛いですね。どこまで周りでカバーできるか。守備はさすがですし、能力は高いだけにこの先も頑張ってほしいですね。準決勝は濱田君を休ませてほしいけど。

関東一は序盤は粘って濱田君を苦しめたんですけどね。ただ、やっぱり詰まった打球も多かった。
ピッチャーは1年生2人とも力があり、この先も楽しみなチーム。春にどこまで伸びているか注目です。