11月5日に阿久比球場で行われた全尾張大会の決勝戦、大府−津島の観戦記です。
津島は見たことがあったのですが、大府は初見。西川投手が注目されていますが、どんなチームかを楽しみに観戦しました。

大府
400001000|5 H9 E1
000000001|1 H3 E2
津島

大府
鶴見、西川−柴田
津島
安井、石原、寺西、田中−野村
投手成績
大府
鶴見(11)7回 81球 被安打2 三振2 四球2 失点0
西川(1)2回 35球 被安打1 三振3 四球0 失点1
津島
安井(1)5回2/3 85球 被安打9 三振2 四球2 失点5
石原(10)2回1/3 31球 被安打0 三振1 四死球2 失点0
寺西(11)1/3 12球 被安打0 三振0 四死球2 失点0
田中(15)2/3 11球 被安打0 三振1 四球0 失点0
大府の鶴見投手は右のサイドハンド。まっすぐはそこそこ。内外を上手く使って打たせて取るピッチャー
西川投手は右のオーバーハンド。まっすぐはなかなか速い。いいボールと抜け球と両方あった。
安井投手は右のオーバーハンド。力投型。まっすぐはそこそこ。カーブが多く、カーブが生命線のピッチャー。
石原投手は右のオーバーハンド。細身の長身。まっすぐはなかなか。
寺西投手は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ
田中投手は右のオーバーハンド。小柄。まっすぐはぼちぼち。

(試合経過)
1回表、1番久野2番上之園の連打で無死1、2塁。3番竹内の送りバントをピッチャーが間に合わないサードに投げて、しかも悪送球。ランナーホームイン。無死2、3塁から4番柴田がセンターオーバー2点タイムリー2ベース。中継でもたつく間に3塁へ。5番倉知が犠牲フライ。大府が4点先制。
6回表、2死満塁でピッチャー交替、石原。いきなり初球を押し出し死球。5−0
8回裏、ピッチャー交替、西川。
9回表、ピッチャー交替、寺西。1死1、2塁でピッチャー交替、田中。
9回裏、1死3塁から3番富川がタイムリー。
大府が5−1で逃げ切り、全尾張大会を優勝しました。
津島は初回に安井投手が捉えられました。ミスも重なりましたし・・・。2回以降はピンチでも粘り強く投げていたんですけどね。
6回は満塁でのスイッチはかわいそうというか、嫌な感じがしました。案の定死球が出てしまって・・・。ただ、その前に2死3塁で9番の小代田選手にストレートの四球が痛かったですね。
2回の先頭の大山君が四球で出て、5番富田選手の時にカウント3−2で投球前にランナーが出てしまってアウト。反撃を自ら断ってしまった痛いプレーでした。

大府は先発の鶴見投手が素晴らしい投球。西川投手という軸がいるだけに、こういうタイプの違うピッチャーが出てくれば、春夏と楽しみになります。さらなる成長を見てみたいですね。
西川投手はコントロールの課題はまだありますね。いいボールはくるけど、抜け球も多い感じですし。
ここのところ投手陣に比べて打線が弱い印象の大府ですが、このチームはそこそこ打てる感じです。チャンスを活かせるように、攻撃に磨きをかけてほしいですね。