11月5日に阿久比球場で行われた全尾張大会の3位決定戦、半田−弥富の観戦記です。
大府から竹前前監督が移動されて以降、好結果を残し続けている半田高校。このところ結果を残せない弥富とどういう試合をするか、注目して観戦しました。

半田
010000000|1 H11 E2
00010030X|4 H9 E1
弥富

半田
成田、竹内−加藤、竹次
弥富
大久保−上村
投手成績
半田
成田(1)7回 77球 被安打8 四球0 三振1 失点4
竹内(10)1回 8球 被安打1 四球0 三振1 失点0
弥富
大久保(1)9回 109球 被安打11 四球3 三振4 失点1
半田高校の成田投手は右のスリークォーター。まっすぐはぼちぼち。なかなかスライダーはブレーキがある。コントロールの安定していて打たせて取る。
竹内投手は右のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。変化球はまぁまぁキレる。
弥富の大久保投手は1年生。右のオーバーハンド。上背はある。まっすぐはそこそこ。中盤からコースを広く使えるようになって安定した。

(試合経過)
1回表、2死から3番山本、4番前野の連打で1,2塁も5番が倒れ0点。
2回表、先頭の生田がヒット。送った後、8番末吉もヒットで繋ぎ1死1、3塁。ここで9番加藤がタイムリー。半田が先制。1−0
4回裏、先頭の1番杉谷がライトの目測の誤りもあって取れず2ベースに。送って1死3塁から3番島田がスクイズ。ピッチャーからのトスもランナーの足が完全に入っていたが、審判はアウトの判定。キャッチャーから1塁への送球が逸れ2死2塁。ここで4番上村の痛烈なショートゴロがイレギュラーして抜けてタイムリー。1−1同点。
5回裏、2死2塁から9番森がレフトへヒット。ランナーホームを狙うもホームタッチアウト。
6回表、4番前野のヒットを足がかりに1死満塁のチャンスを作るも8番9番が倒れ0点。
7回表も先頭の1番村上の1塁エラーをきっかけに1死満塁のチャンス。しかし5番のホームゲッツー(1塁の判定はセーフっぽかったですが。)で2イニング続けてチャンスを逃す。
7回裏、先頭の4番上村が2ベース。5番伊花のバントでピッチャーが3塁へ送球。タイミングはアウトに見えたが、タッチが甘かったのかセーフ。内野ゴロで1死2,3塁となり、7番大久保がレフトオーバー2点タイムリー2ベース。2死2塁から9番森もタイムリー。弥富が勝ち越し。4−1
8回裏、ピッチャー交替、竹内。
9回表、先頭の1番村上2番竹内の連打でチャンスを作るも、内野ゴロと内野ゴロゲッツーで試合終了。弥富が勝ちました。
試合は半田がどちらかというと推していました。特に6回7回と1死満塁が2度あって1点も奪えなかったので苦しくなった印象。
5番の榊原君以外は全員ヒットを打っていますし、なかなか力があるな、と思います。投手陣も無四球は見事。打たせて取る投球を磨いてほしいですね。
もったいないミスもいくつかあったので、そこは無くしたいですね。

弥富はチャンスは4回、5回、7回の3イニングだけ。その内2つで点を取れたので勝てた試合でした。
チーム全体的に走塁が甘い印象。かつてほどの強打とかはないので、走塁を大事に一つでも前の塁を狙う姿勢を見せてほしいですね。
ピッチャーの大久保君はピンチの連続ながら粘り強く投げました。1年生ですし、こういう経験を活かしたいですね。

ちょっと判定で首をかしげるものが多かった。特にスクイズは完全にセーフでしたので、しっかり見てほしかったですね。