9月23日に岡崎球場で行われた第1試合、国府−東邦の観戦記です。
公立で唯一ベスト8に入った国府が、東邦相手にどこまで戦えるかに注目して観戦しました。
また、東邦の先発が噂の三倉投手でしたので、謎のベールに包まれた三倉投手がどんなピッチャーかにも注目しました。

国府
00000001|1 H7 E3
11010212|8 H12 E1
東邦

国府
川久保−佐々木
東邦
三倉、堀江−柴田圭
投手成績
川久保(1)7回2/3 131球 被安打12 四球5 三振2 失点8
東邦
三倉(11)4回1/3 72球 被安打3 四死球3 三振5 失点0
堀江(1)3回2/3 46球 被安打4 四球1 三振1 失点1
国府の川久保投手は1年生。右のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。スローカーブなども使って緩急で打ち取るピッチャー。
東邦の三倉投手も1年生左腕。オーバーハンドで少しひじが伸びたフォーム。まっすぐはまぁまぁ速い。ボールが全体的に高かった。
堀江投手も左のオーバーハンド。2年生。昨年秋に見て以来でした。小柄。まっすぐはそこそこ速い。安定感はあるピッチャー。

(試合経過)
1回表、先頭の大坪がヒット。2番辻田が四球で続き、3番が三振の後、4番池田がヒットで満塁。5番のところで、セーフティスクイズを仕掛けるも、ピッチャー正面のやや強いゴロ。そのままホームに投げればゲッツーでしたが、ランナーが頭に入ってなかったのか、タッチにいって結局3塁ランナーのみアウトに。6番を三振で斬って事なきを得ます。
1回裏、1死3塁から3番松井の強い当たり。前進守備のセカンドが取れず、記録エラーもタイムリーで良かった当たり。東邦が先制。1−0
2回裏、1死2、3塁から8番小川が犠牲フライ。2−0
4回裏、無死2塁から6番松本が3塁線を破るタイムリー2ベース。3−0
5回表、1死1塁でピッチャー交替、堀江。2死2塁から、3番佐々木がヒットも2塁ランナーが本塁タッチアウト。チャンスを活かせず。
6回裏、2死2、3塁から何でもない1塁フライを落球。2人帰り5−0
7回裏、1死2塁から4番田中がショート後方に落ちるタイムリー。6−0
8回表、2死1塁から4番池田がセンターオーバータイムリー2ベース。6−1
8回裏、1死1、3塁から2番林がタイムリー。1死満塁から4番田中の犠牲フライでコールド成立。東邦が勝ちました。
東邦の三倉君に注目しましたが・・・。確かに、MAX133kを記録するなど、まっすぐはまぁまぁ速く、1年生でこれなら将来も楽しみなのかな?と普通は思うのですが、夏に1年生で背番号1を背負ったことを考えると、物足りない。
ボールも全部高く、審判さんが高めを取ってくれる方だったので良かったですけど、もし取らない審判だったら、1回なんて全部ボールだったんじゃない?と思う投球でした。
1回の1死満塁でのゴロでタッチにいくなど、何やってんだ、と思うシーンもあったし。まぁ県大会という舞台で初めて投げたということで、大目に見るのが正しいんでしょうけどね。この後の成長に注目です。
全体的に走塁が甘いな、と感じました。1回裏に無死2塁から2番の当たりで返ってこれたと思うし、2回の5番桑山君のヒットの時、2塁を狙えたと思うし。まぁ桑山君は4回に同じような当たりで2塁を取る走塁で修正しましたけど。
結構打ち損じも多くて、この試合では、あまり強さを感じませんでした。

国府は細かいミスが多かった。1回、4回の点は、球際に強かったら防げた点ですし、6回は落球。ピッチャーは踏ん張っていただけにもったいなかった。
1回に三倉君を崩したかったですね。1死満塁からのセーフティスクイズは謎でした。せめて正調のスクイズでしょう。ホースプレーになるし。7回も無死1,2塁から、牽制アウト2つ。これでは厳しいですね。

コールド負けは印象悪いし、県ベスト8では、21世紀枠は厳しいですね。
何にしても、久しぶりに古豪復活してきているので、しっかりディフェンスを鍛えて、春の活躍に期待したいです。