9月18日に熱田球場で行われた第1試合、安城学園−愛工大名電の観戦記です。
去年の秋以来、生で見ていなかった名電濱田君の力を見たくて、一度見ていた安城学園との試合のが、より力が分かるかな?という考えもあって、この試合を観戦しました。

安城学園
00000|0 H0 E3
00442|10 H7 E0
愛工大名電

安城学園
蜂須賀、越田、榊原−北川
愛工大名電
濱田−中村
投手成績
安城学園
蜂須賀(10)2回1/3 48球 被安打2 四球4 三振0 失点3
越田(18)2/3 20球 被安打2 四球1 三振1 失点1
榊原(1)1回1/3 46球 被安打3 四球2 三振0 失点6
愛工大名電
濱田(1)5回 77球 被安打0 四球2 三振10 失点0
安城学園の蜂須賀投手は右のスリークォーター。まっすぐはぼちぼち。全体的にボールが高かった。
越田投手は左のオーバーハンド。まっすぐはぼちぼち。なかなかいいボールを投げていました。
榊原投手は右のオーバーハンド。地区予選で見ています。とにかくストライクが入らず苦労しました。最初はあえて先発を避けたのかな?と思いましたが、調子が悪くて回避したのかも知れませんね。
濱田投手は左のオーバーハンド。生で見たのは昨年の秋の東海大会以来。力を7割〜8割くらいで投げている印象でしたが、ボールのキレは素晴らしかった。4回の3アウト目に三振を取りに行くあたりがいい根性しているな、と感じました。

(投手成績)
1回裏、四球と犠打エラーで1,2塁。送って1死2,3塁としますが、4番5番と倒れ0点。
2回裏も先頭から連続四球で1,2塁も8番濱田のバント失敗もあって結局0点。
2回表は2死から四球で出るも、結局2回3回のアウトは全部三振。濱田投手の圧巻の投球が続きます。
3回裏、1死1、2塁から5番鳥井がレフトオーバー2点タイムリー2ベース。ここでピッチャー交替、越田。6番松岡がタイムリー2ベース。2死2塁から8番濱田がタイムリー。4点を名電が先制。
4回裏、ピッチャー交替、榊原。無死2、3塁から4番松井が2点タイムリー。5番鳥井がセンターバックスクリーンに当たる2ラン。8−0
5回裏、1死2、3塁から3番佐藤が2点タイムリー。5回コールド成立で名電が勝ちました。
濱田は5回参考ながら四球2つだけのノーヒットノーランを達成。
安城学園は挑戦者なのですが、あまりにはっきりした四球が多くて、これでは勝ち運が来ないよ、と思いました。1回2回はなんとか抑えたのですが・・・。
エースの榊原君の調子が良くなくて、先発をしなかったのが全てだったかもしれません。

試合については濱田君に尽きるかな?安城学園はまったく打てる感じがなかった。享栄ですら1安打に抑えられたわけですから・・・。どうしようもない感じもしてしまいます。
濱田君はこの日は全力投球をしていなかったと思います。ですので球数うんぬんいうのは必要ないかもしれませんが・・・。5回で77球。少し球数が多かったように思います。もう少し打たせることを覚えると、もっと楽に投げられるでしょうね。

名電の攻撃面はもっと圧倒的かと思ったのですが、意外とそうでもないな、という印象。9人中7人が左(1人スイッチ)。いい左ピッチャーに当たった時にどうかな?という印象ですが、でも、濱田君が投げている間はどっしりと攻めれるのが大きいですね。点を取られる感じがないし。

でも総合力は圧倒的に名電が高いですね。どこが止められるかが注目になりそうです。