7月27日に瑞穂球場で行われた第2試合、時習館−吉良の5回戦の観戦記です。
中京大中京を破った時習館と、大同大大同を破ってここまで快進撃の吉良の1戦。どんな試合になるか凄く注目して観戦しました。

時習館
0010010|2 H6 E0
101115X|9 H8 E1
吉良
(7回コールド)
時習館
福田、前田、鈴木−江島
吉良
藤井、川部−鈴木修
投手成績
時習館
福田(11)1回1/3 24球 被安打0 三振0 四球3 失点1
前田(1)4回 62球 被安打6 三振0 四球2 失点6
鈴木(10)2/3 20球 被安打2 三振0 四球1 失点2
吉良
藤井(1)5回 57球 被安打4 三振2 四球0 失点1
川部(10)2回 25球 被安打2 三振2 四球0 失点1
時習館の福田投手は右のオーバーハンド。まっすぐはあんまり速くない。ボールを押し出す感じの投げ方。
前田投手は左のスリークォーター。小柄で腕を隠して投げるフォーム。まっすぐはあんまり速くない。
鈴木投手は右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ。2年生。
吉良の藤井投手は左のスリークォーター。まぁまぁ上背あり。まっすぐはまぁまぁ。
川部投手は右のスリークォーター。まっすぐはまぁまぁ速い。

(試合経過)
1回表、時習館は先頭の吉川が内野安打。2死3塁まで進めますが、4番のショートゴロを上手く捌いて0点
1回裏、1番2番と連続四球。送って1死2、3塁から4番中嶋の犠牲フライで吉良が先制。
2回裏、1死1塁でピッチャー交代、前田。
3回表、2死1、3塁から4番筒井がライトへタイムリー。1塁ランナーが3塁狙うもライトからの転送でタッチアウト。1−1の同点止まり。
3回裏、1死3塁から3番日下の犠牲フライ。吉良が勝ち越し。2−1
4回裏、先頭の中野のヒットが実は初ヒット。四球、犠打で1死2、3塁となり、8番近藤のこの日チーム3本目となる犠牲フライ。3−1
5回裏、2死2塁から4番中嶋がライトへタイムリー。4−1
6回表、ピッチャー交代、川部。2死2塁から6番金屋がタイムリー。4−2
6回裏、1死から、8番近藤9番川部の連打に四球で満塁に。ここでピッチャー交代、鈴木。2番鈴木渓は粘って押し出し四球を選ぶ。3番日下が2点タイムリー。更に2死1、2塁から5番中野が2点タイムリー3ベース。9−2
そのまま吉良が7回コールドで勝ちました。
時習館は、噂には聞いてましたが、ピッチャーの2人はいずれもスピードはない。この日はコントロールにも苦しんだ感じでした。それでも最少失点では防いでいたのですが・・・。6回は交代するタイミングが1テンポ遅かった。満塁でのスイッチはかわいそうでしたね。
そこまでは食い下がっていたし、守備はノーエラー。序盤は1死2,3塁でも前進守備をしないなど、トータルで考えて試合をしている感じは伝わってきました。吉良の意外な試合巧者ぶりにやられた感じです。

吉良は3回までにノーヒットで2点。足をからめたり、犠打をしっかり決めるなど、効果的な攻撃が目立ちました。選手個々の体の大きさなども驚きましたが、試合を進めるのが上手いとか、ほんとにきちんと野球をやって強いんですよね。
中嶋君は噂通り雰囲気のあるバッター。守りでもいい守備が2つあったし、ちょっと抜けた感じのある選手。上でもやると思いますので、どこに行くか注目ですし、また見たい選手です。
しかし、元名電の中村さんがアドバイザーについて、選手も集まったとも聞いていますが、それでも凄いんだなぁと改めて思います。またしっかりした野球も出来るし、監督らもいい感じなんでしょうね。
これからも吉良は注目していきたいです。