7月21日に阿久比球場で行われた半田商−知多翔洋の3回戦の観戦記です。
半田高校に勝ち、3回戦まで上がってきた半田商がどんなチームか、秋に一度見てなかなかいいチームだと思った知多翔洋とどういう試合をするかに注目して観戦しました。

半田商
0000000|0 H5 E2
000180×|9 H10 E0
知多翔洋

半田商
家田−大田
知多翔洋
伊藤大−加藤
投手成績
半田商
家田(1)6回 98球 被安打10 四球3 三振2 失点9
知多翔洋
伊藤大(1)7回 83球 被安打5 四球0 三振3 失点0

半田商のエース家田君は右のオーバーハンド。なかなかの体格。かなり上から投げるピッチャー。中日の伊藤準規のようなフォーム。まっすぐはまぁまぁ速い。細かいコントロールはなさそうで、球威でねじ伏せるタイプ。
伊藤大君は右のオーバーハンド。ややひじの見にくいフォーム。まっすぐはなかなか。変化球がやや多め。

(試合経過)
1回表、半田商の山中が初球を叩いてピッチャーを強襲。足に当たってセカンドゴロになる。伊藤大が心配されたが、大丈夫で続投。2番稲富のヒットと盗塁で1死2塁。内野ゴロで3塁まで行くも4番が倒れ0点。
2回表、1死から連打で1,2塁。しかし後続が倒れ0点。
4回裏、2死1塁から、5番中村が三遊間よりのショートゴロ。これをグラブに当てて弾き(記録ヒット)1、3塁。6番馬淵が変化球を捉えてタイムリー。尚も7番貝本がバントヒットを決めるも2塁ランナーが3塁オーバーランしタッチアウト。知多翔洋は先制も1点どまり。
5回裏、1死1、3塁からワイルドピッチで1点。更に1死1、3塁から3番伊藤大がタイムリー。更に1死満塁から5番中村がタイムリー。6番馬淵が2点タイムリー2ベース。7番貝本セーフティスクイズ成功。1塁送球が取れず1塁もセーフ。更に1死2、3塁からワイルドピッチ、パスボールが続き2点。 この回8点。9−0
半田商は5回6回とゲッツーを喰らいチャンスを作れず。
そのまま7回コールドで知多翔洋が勝ちました。
半田商が序盤はチャンスを作り、ピッチャーの家田君も3回まで1安打。半田商ペースかと思われましたが・・・。
でも、打撃は基本、逆方向が多く、しっかり全員が徹底してるな、と感じました。
8失点はミスが大きく絡みました。ただ、点差ほど実力差がない感じもして、この辺が野球の怖さだな、と感じます。

知多翔洋も結構バント失敗でランナーを送れずモタモタしてたんですけどね。それでも5回にエンドランなど仕掛けて崩したのは見事でした。
エースの伊藤大君はそれほど球威があるわけではないですが、変化球を投げ分けて安定感があります。大崩れはしなさそうなピッチャー。

半田商はスタンドに部員は一人だけ。その子がリードで一生懸命応援していました。報われなかったですが、秋にはベンチに入るでしょうし、この後も頑張ってほしいですね。