3月22日に小牧球場で行われた第2試合、小牧工−起工の観戦記です。
小牧工のがこのところの実績は上ですので、どこまで起工が食らいつけるかが焦点かな?と思いながら見始めましたが、序盤と終盤では全く違う試合となりました。

小牧工
101310010|7 H5 E4
000111311|8 H14 E3
起工

小牧工
矢能、中馬−南
起工
吉川、竹山−水谷

投手成績
小牧工
矢能(1)6回 92球 被安打8 四球0 三振6 失点3
中馬(10)2回2/3 63球 被安打6 四球2 三振1 失点5
起工
吉川(1)8回 119球 被安打5 四死球8 三振1 失点7
竹山(6)1回 17球 被安打0 四球0 三振1 失点0
小牧工の矢能君は右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ速い。3ボールになったのが1回だけとコントロールのいいピッチャー。狙い球は絞りやすいピッチャーかな?
中馬君は右のサイドに近いスリークォーター。球はまぁまぁ速いけど、コントロールがばらつく。
起工の吉川君は左のオーバーハンド。まっすぐはそんなに速くない。四球が多い。ちょこちょこボールを動かしていた印象。
竹山君は右のオーバーハンド。やや立ち投げですが真っすぐはなかなか速い。

(試合経過)
もつれた試合でした。

1回表、先頭の谷川のセーフティバントをエラー。四球や牽制の悪送球もあって無死1、3塁から3番南のショートゴロゲッツー崩れの間に1点。小牧工が先制。
3回表、2死3塁から3番南がタイムリー。2−0
4回表、2死満塁から1番谷川がレフトへ2点タイムリー。さらに2番黒瀬の2球目をパスボールで1点。5−0
4回裏、無死1、2塁からショートゴロゲッツーコースで1塁送球が1バウンドで取れずその間にホームイン。5−1
5回表、1死2塁からショートゴロを逸らしランナー生還。6−1
5回裏、1死満塁から2番加藤がタイムリー。6−2。尚も1死満塁でしたが、3番吉川がゲッツー。チャンスを逃します。
6回裏、1死2塁から6番竹山がタイムリー。6−3
7回裏、ピッチャー交代、中馬。しかし、四球とバント処理の失敗で無死1,2塁。送って1死2、3塁から3番吉川が2点タイムリー。更に2死1、3塁から6番竹山が同点タイムリー。6−6
8回表、2死2塁から1番谷川がライトへタイムリー3ベース。7−6と再び勝ち越し。
8回裏、2死2塁から2番加藤が3塁線を破るタイムリー2ベース。7−7
9回裏、2死2塁から7番今枝のセンター抜けそうな当たりをショートが取るも1塁セーフ。ややボールがこぼれる間にセカンドランナー帰ってサヨナラ。起工が逆転勝利。

お互いに点数を取る時は、エラーや四球が絡むケースがほとんど。
また、どちらも無死、1死で1塁の時はバントが多かった。

小牧工は四死球でもらったランナーを素直に送るケースが多かったですが、ここで、バントの構えで揺さぶるとかやってさらにチャンスを拡大するくらいのが良かったように思います。
6回に初めて3者凡退をされたことと、ピッチャー交代でリズムを失った感じがしました。でも、難しいですね。捉え初めていたのは事実ですs。

起工は4回以降は毎回先頭を出し、これを返しました。エラーでもらった点も多かったですけど。
でも最大5点差をひっくり返したのは自信になりそうです。
キャッチャーの水谷君の肩がなかなか良くて驚きました。4番ですし、大黒柱でしょうね。
軟投派の左腕から本格派の右腕へのリレーは面白いですね。打線も当たっています。

今年の最初の高校野球観戦はもつれたゲーム。ミスが点に絡む部分も含めて、野球の面白さを感じる試合でした。
またこれからも楽しみです。