大会2日目、第2試合、日大三−北海のTV観戦記です。

日大三
002000212|7 H9 E0
000000100|1 H3 E3
北海

日大三
吉永−鈴木
北海
玉熊、平田−玉木

投手成績
日大三
吉永(1)9回 103球 被安打3 四球1 三振7 失点1
北海
玉熊(1)8回0/3 134球 被安打8 四死球6 三振3 失点6
平田(15)1回 27球 被安打1 四死球2 三振1 失点1

日大三の吉永君は、右のオーバーハンド。まっすぐにノビがあって、ボールに力があります。MAX146kを記録。182cmと上背もあって、将来楽しみなピッチャー。
北海の玉熊君は右のスリークォーター。テイクバックが小さい。細かいコントロールはない。中盤からボールが増えた。1年生。
平田君は右のオーソドックスなオーバーハンド。MAX136k。

(試合経過)
1回表を三者凡退で立ちあがった北海の玉熊。
その裏、吉永は先頭バッターにストレートの四球を出し、送られてピンチを招きますが、3番4番を打ち取り0点に抑えます。
3回表、2死まで四球1つに抑えていた玉熊でしたが、9番の鈴木に死球。2死1塁で1番の高山がインコースのまっすぐをうまく振り抜いてライトへホームラン。日大三が2点を先制します。
2回から4回まで3人ずつで抑えられた北海。
玉熊も不安定ながら、4回5回を抑えます。
5回裏、先頭の多間がようやく初ヒットもバント失敗もあって0点。
6回表の1死満塁をしのいだ玉熊でしたが、7回表、先頭の9番鈴木の2ベースから犠打エラーもあって1死1,3塁。ここで3番畔上4番横尾の連続タイムリーでようやく追加点を上げます。
7回裏、2死から連打で1,2塁。ここで7番玉熊の打席でワイルドピッチを大きく弾いてセカンドランナーが生還。4−1。
8回表、無死2塁から7番菅沼のバントをピッチャーの送球が逸れ弾いている間にランナーホームイン。5−1。
9回表にも替わった平田から、1死満塁で5番金子が2点タイムリー2ベース。7−1と勝負を決めます。
結局散発3安打で吉永が完投。日大三が勝ちました。
強打の日大三とやはり呼ばれますが、中盤まではなかなか打てず送れず苦労しました。
特に送りバントはことごとく失敗。とにかく下手でした。

そんな中、しっかりしていたのが守備。もちろん投手の吉永君も力があるので、これだけのバックがあれば、安定した戦いが出来るな、という印象。
あと、1番の高山君はホームランを打ったのもそうですが、とにかくスイングが速い。素晴らしいバッターですね。

北海は終盤バント処理でミスが出て、それがすべて点につながりました。これはもったいないの一言。確かに人工芝に戸惑ったのもあるんでしょうが。
ピッチャーの2人はともに1年生。どちらも球威はあるので、冬の間に切磋琢磨して伸びてほしいですね。
打つ方は、5番の多間君が2安打と気を吐いていました。あと、代打で出てきた氏家君はヒット。これを自信にして冬振り込んでほしいです。