7月21日に熱田球場で行われた3回戦第2試合、日進西−南山の観戦記です。
17人で快進撃の南山。元々南山を見たいと思っていたのですが、大府を2回戦で破った日進西にも興味が湧き、注目の試合として楽しみに観戦しました。

日進西
020100000|3 H3 E1
10202103X|9 H12 E3
南山

日進西
森、竹居−山口
南山
吉野−西村
投手成績
日進西
森(10)4回2/3 80球 被安打7 四球1 三振4 失点5
竹居(1)3回1/3 54球 被安打5 四球4 三振1 失点4
南山
吉野(1)9回 116球 被安打3 四死球2 三振3 失点3
日進西の森君は右のオーバーハンド。まっすぐはそこそこ。テイクバックが大きいフォーム。
竹居君は右のオーバーハンド。まっすぐは遅い。さらに遅い変化球で緩急をつける。
吉野君は右のスリークォーター。まっすぐはそこそこ。段々疲れからかヒジが下がってきてサイドに近くなる。スライダーが手元で曲がる感じ。

(試合経過)
1回裏、無死2塁から2番江黒が送りバント。少しボールが逸れランナーと野手が交錯(バッターはアウト)その間にランナーが判断良くホームイン。南山が先制。1−0
2回表、無死2塁から5番浅井の犠打を送球エラーでホームイン。更に1死3塁からセーフティスクイズも正面でランナー自重。しかし1塁への送球が悪送球になりランナーホームイン。日進西が相手のミスで逆転。2−1
3回裏、1死2塁から1番中山のセンターライナーを目測誤りバンザイでタイムリー3ベース。更に2死3塁から3番西村がタイムリーで逆転。3−2
4回表、2死1、3塁から8番加藤のショートへの当たりを動き逆をつかれセンターへタイムリーヒット。3−3
5回裏、2死満塁フルカウントから3番西村が1、2塁間の当たり。1塁好捕も1塁カバーがいなくて内野安打。スタートを切っていた2塁ランナーも好走塁でホームイン。5−3。ここでピッチャー交代、竹居。
6回裏、2死2塁から8番後藤がタイムリー。6−3
8回裏、2死満塁から1番中山のボテボテが内野安打タイムリー。2番江黒がセンターへ2点タイムリー。9−3
南山が勝ちました。
大府に勝った日進西に注目しましたが・・・。
良く大府に勝ったな、というのが正直な印象。それだけ大府が良くなかったのか・・・。タイプの違うピッチャーがうまくはまったのかな?
4番の鈴木君が序盤2本打って得点に結び付けていました。さすが4番。

南山は17人のチーム。2,3年生は11人しかいなくて、1年生は全員ベンチ。そんなチームが4回戦まで勝ち進むんだからすごいの一言。
序盤はミスが連発。しかし、エースの吉野君が踏ん張り立て直し、バックも中盤以降はいい守備で応えました。
キャッチャーの西村君も2つ盗塁を刺してピンチを防ぐプレー。2年生エースを良く盛りたてました。
吉野君は最後疲れからかヒジが下がっていたのが気になりますが、球威は最後まで落ちず。気持ちでしっかり投げていました。打っても2安打2四球で全打席出塁。すばらしい選手ですね。
東邦相手にも大善戦。素晴らしいチームでした。吉野君は2年生。来年の夏、また見れるのを楽しみにしたいです。(秋も見れたらいいけど)