10月31日に岡崎球場で行われた第2試合、中京大中京−三重の観戦記です。
準決勝の中で唯一新チームを見たことがなかった三重がどんなチームかに注目して観戦しました。球場にいたのは5回表まで。それ以降はラジオで聴いていました。

中京大中京
000030011|5
000000201|3
三重

中京大中京
浅野(10)、森本(1)−磯村
三重
増田(1)−加藤

中京大中京の先発浅野君は1年生サウスポー。細身の長身左腕です。MAX131k。打球反応の良さが見て取れました。さらに球威が増せば楽しみな投手。
三重の増田君もサウスポー。上背はないですが、がっしりとした体格。スリークォーター。MAXは137kを記録。なかなか速いピッチャーです。

(試合経過)
1回裏、三重は2番地主が初ヒットも続く3番古市がゲッツー。以降、4回までは3人ずつで終了。
2回表、1死から5番岩井川、6番藤浪が連打と外野がもたつく間に1死2,3塁となりますが、スクイズがファールになるなど、後続が倒れ無得点。
5回表、無死1塁から送りバントをサードが送球エラー。1塁ランナーが一気にホームイン。さらにエラーなどで1死2、3塁となり、1塁横を抜ける2点タイムリー。3−0
5回表で球場を後にしました。
7回裏、1死1、3塁でピッチャーを森本にスイッチしましたが、タイムリーを2本浴びて3−2。
8回表、2死2塁からタイムリー。中京大中京が貴重な追加点。
9回表、1死2塁から2番岩月がタイムリー2ベース。5−2
9回裏、1死1、2塁から9番加藤がタイムリー2ベース。尚も1死2、3塁でしたが、三振とショートライナーで試合終了。中京大中京が選抜切符をほぼ手中にしました。

5回は三重の自滅による3失点。四球から始まりエラー2つ。タイムリーも1塁手に止めてほしい当たりでした。この3点が結局は最後までのしかかった印象です。たしかにあわやの場面が最後はありましたが、こういうプレーがあってはなかなか全国クラスには勝てないと思います。攻撃型のチームというのは、最近良くありますが、全国で勝つチームというのは、しっかりした守備があった上で、攻撃もできるチームのような気がします。三重代表は、最近こういう守備が駄目なチームばかりですのでどうしても辛口になってしまうのですが・・・。チーム作りも難しいですね。

中京大中京は最後は苦しい展開も、勝ちきりました。かつてはこういうところで取りこぼす印象も大きかったのですが、このところ勝負強くなってきましたね。
新チームは経験も浅く、完成度はまだまだですが、それだけ伸びシロがたっぷり残っている印象です。どれだけ夏のチームに近づけるか、冬の成長が楽しみです。