10月17日に皇子山球場で行われた近畿大会の第3試合。関西中央（奈良3位）−大阪桐蔭（大阪1位）の観戦記です。大阪桐蔭がどのぐらいの強さか、に注目して観戦しました。

関西中央
０００００００｜０
０６０１２０Ｘ｜９
大阪桐蔭

関西中央
野村（1）、藤本（13）、山下（11）−井上
大阪桐蔭
福本（1）、山中響（10）−江村

関西中央の先発、エースの野村君は1年生。右のオーバーハンド。まっすぐは目測で１３０ｋくらい。スローカーブやスライダーを駆使していました。コーナーを突くし、まずまずまとまったピッチャーだな、と思いました。
大阪桐蔭の福本投手はヒョロっと大きいピッチャー。左のオーバーハンド。まっすぐはこちらも１３０ｋ前後と思いますが、スライダーと角度もあるまっすぐが安定しているピッチャーに見えました。

（試合経過）
１回、２回と先頭バッターを出した関西中央でしたが、１回にはアンラッキーなピッチャーライナーがあったりしてゲッツーになり、先頭バッターを活かせません。
１回裏はエラーのランナーを出しながら抑えた関西中央でしたが、２回裏、ヒットのランナーを犠打で送り、７番西田が先制タイムリー。さらにヒットと犠打エラーで１死満塁となり、１番市川がレフトへ２点タイムリー。２死２、３塁から３番山口がレフト線へ落とす２点タイムリー２ベース。さらに４番５番にもヒットが続きこの回打者１１人で６点を上げます。
４回裏、２番廣畑、３番山口のヒットで無死１、３塁としセカンドゴロゲッツー崩れで１点。７−０
５回裏、１死満塁から押し出し死球で加点。ここでピッチャー交代、藤本。２死後さらに押し出し死球。５回コールドのピンチでしたがなんとか４番を抑え５回コールドは免れました。９−０
ここで球場を後にしました。

たしかに力の差は感じました。ただ、そこまで悪いチームにも関西中央は見えなかったんですよね。普通の県で力のある学校に思いました。ただ、ちょっと相手が悪かったのかな、と。ピッチャーも５回に崩れましたが、桐蔭がうまく打っていたし、仕方ない気がします。まだ１年生ですし、この経験を糧にしてほしいですね。

大阪桐蔭はキャッチャーの江村君の肩が恐ろしいくらいいいですし、選手がやはりレベルが高い感じです。そのレベルの高い選手たちが、きっちり守備や走塁を行っている、足も速い。何気ないプレーがぶれない。ほんとに１，２年生の新チームかな、って思いました。
ピッチャーは何ともならないレベルではないと思いますが、守備や走塁、基本に忠実なバッティングやきっちり決めるバントは、全国トップクラスだと思います。夏の中京大中京を見た時の強さを感じました。
ここからどういう勝ち上がりをしてくるか、注目したいと思います。