7月25日、岡崎球場で行われた東愛知大会の決勝戦の観戦記です。

成章
000001000|1
01020000×|3
大府

成章
小川−丸山
大府
今村、大野−鶴田

小川君はこの日はコントロールがいまいち。また、ストライクを取りにいく球を徹底して狙われました。ただ、ピンチでの粘り強いピッチングはさすがでした。

今村君は右のオーバーハンド。まっすぐはMAX144kということですが、変化球が意外と多かった。ややボールが高い。縦の変化球が中盤から決まりだし、成章を苦しめました。
大野君は右の長身サイドハンド。去年ドームで少し見て以来でしたが、球威が上がり、変化球のキレも良くなった印象です。横の変化が鋭く、ちょうどいいリレーになりますね。

(試合経過)
2回表、成章は2死から四球2つでチャンスを作るも3盗を仕掛けてアウト。
2回裏、無死から3ベース。四球で1,3塁。成章にファインプレーがあり、2死、1,2塁から今村がタイムリー。大府が先制します。
4回裏、2死からイレギュラーヒットをきっかけに2本のヒットでチャンスを作り、またも9番今村が2点タイムリー2ベース。貴重な追加点を上げます。
成章は6回表、2死1,2塁から4番倉内が3遊間の当たりをショートが横っ飛びはじき外野にボールが流れる間にホームイン。3−1。
7回裏1死1,3塁からスクイズ。小川好フィールディングでホームアウトも1塁転送が外野に逸れる。ランナーホームインも打者の守備妨害を取られ、幻の1点に。
8回表ランナー出すもゲッツー。
8回裏、2死2塁で今村に代打浅井。三振で得点出来ず。
ピッチャー交代、大野
9回表、三者三振で試合終了。大府が勝ちました。

大府は今村君の投打の活躍がある意味すべてでした。また、今村君のピッチングを良くバックが守り立てたと思います。リリーフした大野君も見事でした。

甲子園でも基本的には今日見せた戦い方が基本となると思います。ピッチャーを中心に守って、競っていき、確実に得点をして逃げ切る。両エースの踏ん張りで勝利を上げてほしいですね。

成章は、正直春の選抜を見たときには、勝ったものの褒められない内容の試合をしていました。夏はいい守備を見せたし、小川君もさすがのピッチングをみせたと思います。もったいなかったのは2回。2死から微妙に制球に苦しんで2つ四球を出した今村を3盗失敗で助けてしまった。あの場面は確実に成功する状況以外では走ってはいけない場面。ぶっちゃけ作戦ミスだと思いました。あそこで今村君から1点でも上げていれば・・・。
しかし選抜から警戒されながらの決勝戦進出は立派。良く頑張ったと思います。お疲れ様でした。