コウサする日々

愛知を中心に野球の観戦記を書いています。毎日更新。

2025年国民スポーツ大会軟式野球愛知県大会 日程・結果(15日現在)

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(画像はスコアラーページより)

5月8日(木)
東邦ガス9−2日本ガイシ(7回コールド)
ブラザー工業3−2ホシザキ
豊田鉄工4−3好生館病院(延長11回タイブレーク)

13日(火)
アイシン3−6トヨタ自動車
大森石油6−6豊田自動織機(延長11回タイブレーク・抽選で豊田自動織機が勝利)
豊正ブレーキ1−8東郷製作所(7回コールド)

14日(水)
三京アムコ3ー1菊水化学工業
岡崎信用金庫1−7南豊田病院
GTRニッセイ8ー0三浦電機

15日(木)
小林クリエイト4ー1ヒサダ
和合病院6−0トヨタ車体
寿々1−2Xニデック

16日(金)
中央発條−中庸スプリング
オーエスジー−イスコジャパン
近藤産興−パナソニックインダストリー春日井

20日(火)
名鉄運輸Polaris−フタバ産業
2回戦
東邦ガスーブラザー工業
豊田鉄工−トヨタ自動車

21日(水)
豊田自動織機−東郷製作所
三京アムコ−南豊田病院
GTRニッセイ−小林クリエイト

22日(木)
和合病院−ニデック
中央発條中庸スプリングーオーエスジーイスコジャパン
近藤産興パナソニックインダストリー春日井−名鉄運輸Polarisフタバ産業

23日(金)
準々決勝
東邦ガスブラザー工業−豊田鉄工トヨタ自動車
豊田自動織機東郷製作所−三京アムコ南豊田病院

27日(火)
パロマ瑞穂野球場
準々決勝
GTRニッセイ小林クリエイト−和合病院ニデック

28日(水)
パロマ瑞穂野球場
準々決勝

29日(木)
刈谷球場
準決勝

決勝


中部学院大−岐阜聖徳学園大 2回戦 観戦記(2025年春季岐阜大学リーグ)

5月12日にぎふしん長良川球場で行われた第3試合、中部学院大−岐阜聖徳学園大の2回戦の観戦記です。
岐阜聖徳学園大は勝って岐阜協立大と並んで決定戦という、勝たないといけない試合。
負けたら終わりというプレッシャーが重くのしかかる試合となりました。

中部学院大
00209│11 H10 E1
00001│1 H5 E3
岐阜聖徳学園大
(5回コールド)

中部学院大
武村(16)、吉倉(17)、野口(28)−石田、沼
岐阜聖徳学園大
長尾(11)、松下(17)、飯尾(13)、笹原(20)−榛村

投手成績
中部学院大
武村 4回 55球 被安打3 四球1 三振4 失点0
吉倉 1/3 14球 被安打2 四球1 三振0 失点1
野口 2/3 12球 被安打0 四球0 三振2 失点0

岐阜聖徳学園大
長尾 2回2/3 37球 被安打4 四球0 三振1 失点2
松下 1回1/3 23球 被安打1 四球0 三振2 失点0
飯尾 1/3 32球 被安打4 死球1 三振0 失点8(自責点0)
笹原 2/3 7球 被安打1 四球0 三振0 失点1

(出場選手)
中部学院大
8佐藤(10) 4眞木(7) 5江川(1) 3元山(6) D吉井(3)→H小木曽(25) 9泉(9)→H外山(5)→9 6鉞(2)→H竹田(23)→6 2石田(12)→H沼(22)→2 7辰嶋(37)
岐阜聖徳学園大
D佐藤壮(2) 4渡辺(6)→H勝亦(9) 5佐藤硫(1) 9前田(10) 3金森(3) 6福田(5) 7松本(4) 8上林(7) 2榛村(27)→H犬飼(35)

(試合経過)
2回裏、1死3塁から6番福田のライトライナー。3塁ランナーがスタートを切るも、浅かったこともありホーム手前でタッチアウト。ゲッツーでチャンスを逸します。
3回表、2死2塁から1番佐藤がタイムリー2ベース。2番眞木がタイムリー。ここでピッチャー交代、松下。中部学院大が2点を先制。2−0
5回表、ピッチャー交代、飯尾。無死満塁から2番眞木のスクイズが成功。(記録は犠打エラー)1死満塁から4番元山のショート内野安打。1死満塁から代打小木曽が2点タイムリー。1死満塁からワイルドピッチで1点。代打竹田がタイムリー。ここでピッチャー交代、笹原。2死1,3塁から9番辰嶋が3ランホームラン。この回9点。11−0
5回裏、1死1,3塁からワイルドピッチで1点。1死1,3塁でピッチャー交代、野口。11−1
5回コールドで中部学院大が大勝。この結果、岐阜聖徳学園大は2位が確定しました。

総評

とにかく岐阜聖徳学園大の選手はみな動きが固かった。それでも4回までは2失点で踏ん張っていたのですが・・・。
5回表は完全に負の連鎖。死球から始まってバント処理エラー、内野エラー、スクイズの際も処理のエラー。満塁で遊ゴロでサードに投げてアウトになりそうだったのに取れずに記録はヒットもミス。ワイルドピッチもありましたし、どうしようもないまま5回は過ぎていった感じでした。
それでも最後まであきらめずに1点は取りましたし、最後まであきらめずに戦う姿勢はリーグ戦を通して出していました。
場慣れは朝日大よりは岐阜聖徳学園大の方がしているから有利かと思いましたが・・・。逆に2位が続いている分、今年こその気持ちが重くのしかかったのかもしれませんね。こればっかりはどこかで優勝を決めて自分たちで断ち切るしかない。リーグ戦を圧倒するしかないのかもしれません。
中部学院大は優勝がなくなり、この試合は吹っ切れたようにのびのびとみんながフルスイングをしていました。元々これだけ振れる選手がいるんだなと感じましたし、改めて地力の高さを感じる試合になりました。
この試合から秋のスタートだったと思いますが、いいきっかけにしてほしいですね。
武村投手は初先発でしたがいい内容を見せました。秋に先発に食い込んできてほしいですね。

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岐阜協立大−朝日大 2回戦 観戦記(2025年春季岐阜大学リーグ)

5月12日にぎふしん長良川球場で行われた第1試合、岐阜協立大−朝日大の2回戦の観戦記です。
岐阜聖徳学園大とトップで並ぶ朝日大は、この日の第3試合で組まれている岐阜聖徳学園大に勝ってプレッシャーを掛けたいところ。
ただ相手の岐阜協立大は相良投手が先発。この日は状態が良く、最後のラスボスという感じで立ちはだかりました。

岐阜協立大
000100000│1 H8 E0
000000002│2 H5 E0
朝日大

岐阜協立大
相良(18)−堀山
朝日大
下里(19)−坂田

投手成績
岐阜協立大
相良 8回2/3 115球 被安打5 四死球3 三振11 失点2

朝日大
下里 9回 118球 被安打8 四球0 三振6 失点1

(出場選手)
岐阜協立大
9伊藤(44)→7 4池口(10) 2堀山(2) D小川(27)→H家田(1)→R藤原(23) 7堀之上(33)→7尾里(24)→H菅沼(8)→9大熊(21) 3山下(6) 5田中(3) 6西田(26) 8水野(4)
朝日大
9片野(1) 7佐藤(24)→H安立(3) 3二村(8)→R早川(23) 2坂田(22) 8野田(10) 5廣瀬(6)→6 D江口(9) 4太田(4) 6伊藤(7)→H早田(35)→6田中(2)→H徳原(39)→5小林(28)

(試合経過)
4回表、無死3塁から2番池口がタイムリー。岐阜協立大が先制。1−0
9回裏、1死1,2塁から5番野田の2ゴロでショートへのトスを取った後に落球。セカンドアウトは認められるも2死1,3塁とランナーが残る。四球で2死満塁となり、7番江口がレフトで2点タイムリー。朝日大が逆転サヨナラ勝ちを収め、単独トップに立ち、第3試合の岐阜聖徳学園大の結果を待つ形に。
第3試合で岐阜聖徳学園大が敗退したため、朝日大が11年ぶりの優勝を飾りました。

総評

岐阜協立大の相良投手は今シーズン不本意な投球が続きました。
前回の登板くらいから徐々に良くなっていると聞いていましたが、この日は球場ガンで149km/hをマークするなど、ボールの切れが本来のものに戻り、朝日大打線からも奪三振の山を築くなど、まさに朝日大の優勝に立ちはだかる壁となっていました。
チャンスは3回くらいは作ったのですが、8回までは生かせず。
岐阜協立大は4回に1番の伊藤選手の3ベースから2番池口選手のタイムリーで先制。ただ、ここからの下里投手の粘りも見事でした。8回表は無死1,2塁。9回表は1死1,3塁。このピンチを三振でうまく斬ったのが最後のドラマにつながりました。
9回裏は2死満塁からサヨナラ打を打ったのが1年生の江口選手。前の日の試合でも決勝打を打っていますが、こういうところで打てるメンタルの強さはすごいの一言。
江口選手の最後の打席は1−2と追い込んでいたところで、まっすぐで勝負に行ったことを相良投手は悔やんでいましたが・・・。満塁でしたし、打った方があっぱれですね。
ただ、試合そのものは9回裏1死1,2塁からの2ゴロで本来は終わっていました。この時のショートの落球が無ければ・・・。
朝日大は運もありました。それを生かしたチーム全員の勝利だったかなと思います。
11年ぶりの優勝、おめでとうございます。

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朝日大−岐阜協立大 1回戦 観戦記(2025年春季岐阜大学リーグ)

5月11日にぎふしん長良川球場で行われた第2試合、朝日大−岐阜協立大の1回戦の観戦記です。
朝日大は2敗で岐阜聖徳学園大と並んでこの試合に突入。負けられないプレッシャーの中での試合でした。

朝日大
001200001│4 H11 E1
010000001│2 H9 E0
岐阜協立大

朝日大
川渕(15)、駒井(17)−坂田
岐阜協立大
新名(16)、成瀬(41)−堀山

投手成績
朝日大
川渕 8回 121球 被安打8 四死球4 三振3 失点1
駒井 1回 12球 被安打1 四球0 三振1 失点0

岐阜協立大
新名 4回 80球 被安打7 四死球3 三振3 失点3
成瀬 5回 80球 被安打4 四球2 三振2 失点1

(出場選手)
朝日大
9片野(1)→7 7佐藤(24)→H藤田(33)→9 3二村(8) 2坂田(22) 8野田(10) 5廣瀬(6)→6 D江口(9) 6伊藤(7)→H徳原(39)→R早川(23)→5小林(28) 4太田(4)
岐阜協立大
6奥田(9) 4池口(10) 9伊藤(44)→7 D小川(27)→R藤原(23) 3岩垣(20) 2堀山(2) 7尾里(24)→H菅沼(8)→9大熊(21)→H堀之上(33) 5西田(26)→H家田(1) 8水野(4)

(試合経過)
2回裏、2死2塁から8番西田がタイムリー。岐阜協立大が先制。1−0
3回表、1死2塁から1番片野がタイムリー。1−1の同点に追いつく。
3回裏、1死暗涙から6番堀山のライトフライ。3塁ランナーがタッチアップでホームを突くもナイス中継でホームアウトに。朝日大の好プレーで0点とします。
4回表、1死1,2塁から7番江口が2点タイムリー2ベース。朝日大が逆転。3−1
5回表、ピッチャー交代、成瀬。
9回表、2死1,3塁から1番片野がタイムリー。4−1
9回裏、ピッチャー交代、駒井。先頭の6番堀山がソロホームラン。4−2
朝日大が勝って2敗をキープ。首位タイで最終戦に勝負を持ち込みました。

総評

朝日大の先発はエースの川渕投手。
序盤は毎回ピンチを背負う苦しい投球でしたが、同点に追いついてもらった直後の3回裏に1死満塁からのタッチアップをホームで刺したナイスプレーが出て、その直後に勝ち越し。ここから自分の投球ができていったのは素晴らしかった。
ここまでフル回転をしていてかなり疲れはありそうですが、何とか踏ん張ったのはさすがエースというところでした。
チーム全体として固さがあるかなと感じましたが、4回に1年生の江口選手の2点タイムリー2ベースで勝ち越し。こういうところでは怖いもの知らずの1年生のが結果を出すものかもしれませんね。
今日は先に岐阜聖徳学園大が勝った中での試合でしたが、明日は逆に先に朝日大が試合を行う形。勝ってプレッシャーをかけられるか注目です。
岐阜協立大は相良投手ではなく新名投手が先発。アンダーハンドで持ち味は出していた印象でしたが、粘り切れず4回に逆転を許してしまいました。そこから成瀬投手も試合を作りましたが・・・。
序盤のチャンスでもう1,2点取りたかったですね。
最終戦は相良投手が投げると思うのですが、朝日大の壁になるかどうか。前週は上向きだったそうなので、いい投球を見せてほしいですね。

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岐阜聖徳学園大−中部学院大 1回戦 観戦記(2025年春季岐阜大学リーグ)

5月11日にぎふしん長良川球場で行われた第1試合、岐阜聖徳学園大−中部学院大の観戦記です。
優勝の可能性を残すチーム同士の対戦。負けられない戦いの第1ラウンドでした。

岐阜聖徳学園大
000000020│2 H10 E3
000000000│0 H5 E0
中部学院大

岐阜聖徳学園大
清水(18)、飯尾(13)−榛村
中部学院大
三木(11)、冷水(18)−寺尾

投手成績
岐阜聖徳学園大
清水 7回1/3 97球 被安打4 四球0 三振6 失点0
飯尾 1回2/3 27球 被安打1 四球0 三振2 失点0

中部学院大
三木 8回 109球 被安打8 死球1 三振5 失点2
冷水 1回 18球 被安打2 四球1 三振0 失点0

(出場選手)
岐阜聖徳学園大
D佐藤壮(2) 4渡辺(6) 5佐藤琉(1) 9前田(10) 3金森(3)→R野田(34)→3水野颯(25) 6福田(5) 7松本(4) 8上林(7) 2榛村(27)
中部学院大
5江川(1) 4眞木(7) D吉井(3) 8佐藤(10) 7平林(8)→7石田(26) 9泉(9) 6鉞(2) 2寺尾(27)→H小木曽(25) 3元山(6)

(試合経過)
8回表、1死3塁から1番佐藤壮の3遊間へのゴロをショートとサードが接触してタイムリー内野安打に。2死2塁から3番佐藤琉がタイムリー。岐阜聖徳学園大が2点先制。2−0
8回裏、1死1塁でピッチャー交代、飯尾。2死満塁まで行くも5番平林を抑えて0点。
岐阜聖徳学園大が勝って2敗を守り、首位タイで最終日を迎えることになりました。

総評

岐阜聖徳学園大の清水投手、中部学院大の三木投手。2年生同士の投げ合いはお互いに粘りも見せながら0を並べていく展開。
ちょこちょこランナーはお互いに出すのですが、決めてがないまま終盤へ。
大きなチャンスを最初につかんだのは中部学院大。7回裏、先頭の平林選手がヒットで出て、初球で盗塁を決めて無死2塁。続く泉選手が犠打を決めて1死3塁。ここで7番の鉞選手が初球を打って3ゴロ。いい当たりでしたがサードがうまくさばき3塁ランナーは動けず。8番寺尾選手も倒れて無得点。
今度は岐阜聖徳学園大がチャンスを作る。8回表、先頭の上林選手が2ベース。送って1死3塁から1番佐藤選手が粘って何とか当てた打球が三遊間。サードとショートが接触して捌けない間に3塁ランナーが生還。ただ上林選手のスタートが抜群でうまくさばいてもホームは間に合わなかったかなと感じるプレーでした。さらに2死2塁から3番佐藤琉選手がタイムリーを放ち大きな2点目。これで決まったかなと。
ただ、中部学院大も8回裏に2死満塁まで攻めるなど最後まで意地を見せる戦いでした。
中部学院大これで5連覇を逃した形に。ちょっと打線の迫力がなかった印象でした。それでも足を使ったりして何とかしようという意図は見えましたが・・・。
2戦目の投手にも苦労したと間宮監督はおっしゃっていたので、この辺りを秋に向けてどうしていくか注目です。
岐阜聖徳学園大は16年ぶりの優勝へ一歩近づきました。ただ、今日の試合を見ていても固さは感じましたし、プレッシャーは相当あると思います。
これを乗り越えてこその優勝ですからあと1戦ないし2戦。頑張ってほしいです。

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大森石油−豊田自動織機 観戦記(2025年国スポ軟式野球愛知県大会)

5月13日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた第2試合、大森石油−豊田自動織機の観戦記です。
大森石油はこの大会から元中日の若松投手、三ツ俣内野手、砂田投手がデビュー。その活躍も注目されました。

大森石油
00000120003│6 H8 E1
00020100003│6 H8 E2
豊田自動織機
(延長11回からタイブレーク・抽選の結果豊田自動織機が2回戦へ進出)

大森石油
若松(61)、砂田(19)、樋口(13)、高田(35)−熊谷
豊田自動織機
子迫(18)、魚住(19)−黒田

投手成績
大森石油
若松 5回 66球 被安打5 四球2(1) 三振1 失点2
砂田 4回 62球 被安打2 四球3 三振3 失点1
樋口 1回0/3 15球 被安打0 四球2 三振0 失点3(自責点1)
高田 1回 12球 被安打1 四球0 三振1 失点0

豊田自動織機
子迫 6回2/3 120球 被安打6 四死球8(1) 三振2 失点3(自責点2)
魚住 4回1/3 63球 被安打2 四球4 三振1 失点3(自責点1)

(出場選手)
大森石油
6松岡岳(3) 7寺沢(24) 3古川(29) 4石坂(7)→H西川(2)→4 5三ツ俣(66) 8財前(0)→8藤掛(23)→H堀井(5)→8藤田(4) 9松岡拓(10) 2熊谷(27) D長嶋(18)→H高桑(6)→D
豊田自動織機
8山口(14) 4守田(6) 3松本(23)→R島本(4) 7河村(2)→R野田(25) D佐藤(11)→H萬部(1)→D→H上原(31) 6戸嶋(10) 9貞廣(7)→H鈴木(28) 2黒田(24)→R持田(12) 5長谷川(8)

(試合経過)
4回裏、1死1塁から4番河村が2ランホームラン。豊田自動織機が2点を先制。2−0
6回表、1死から5番三ツ俣がソロホームラン。2−1
6回裏、ピッチャー交代、砂田。1死3塁から代打萬部のエンドラン3ゴロの間に1点。3−1
7回表、1死2塁から3番古川のライトフライでランナーがタッチアップ。送球が逸れる間に1点。2死1,3塁でピッチャー交代、魚住。代打堀井がタイムリー。3−3の同点に追いつく。
9回で決着つかず延長戦。
10回裏、ピッチャー交代、樋口。
11回からタイブレークへ。
11回表、2死満塁から6番藤田が走者一掃の3点タイムリー2ベース。大森石油が3点を勝ち越し。6−3
11回裏、無死満塁でピッチャー交代、高田。2死満塁から8番黒田の走者一掃の3点タイムリー2ベース。6−6の同点に。同点のまま、抽選での勝負となり、豊田自動織機が抽選の末勝利を収めました。

総評

大森石油は元中日の若松投手が先発。元々球が速いタイプではないですが、まっすぐの球速は130km/h前後。緩急を使っての投球の幅は見せましたが、こういう投球で社会人の上位チームに通用するかは見てみたいところ。
5回2失点での降板でしたが、本人はもうちょっと投げたかったとのこと。
6回からも元中日の砂田投手がマウンドへ。4イニングを投げて1失点。最初はマウンドがはまらず苦労したとのことでしたが、修正した7回からは0を並べたのはさすが。MAXは138km/hでした。ずっとリリーフでやっていたので、4イニングでばてたと話、そこは反省していました。軟式というかアマチュア野球では登録の選手に限りがあるので、ロングリリーフが当たり前。ここは慣れていってほしいですね。
野手で唯一の元中日、三ツ俣選手は6打席で全出塁。6回にはホームランを放ち、さすが元プロというところを見せました。守備ではエラーが1つ。守備が難しいとは本人談。これは慣れでしょうね。
大森石油は2回表に財前選手が負傷退場。これが痛かった印象です。その後に出た選手は活躍したのですが・・・。
少なくとも2枚増えた投手陣は今後にとっては大きいところ。天皇杯はもう少しかみ合った戦いを見せてほしいですね。
豊田自動織機は子迫投手が先発。四死球8つ(うち1つは申告敬遠)と荒れ気味でしたが、まっすぐは140km/hをマーク。ボールの勢いは一番ありました。セットで球威が落ちていましたが、意外と粘ったのも確か。こういう結果を自信にしてほしいですね。
11回裏は3点を勝ち越され厳しいかなと思いましたが2死から黒田選手がよく打ちました。
抽選は運ですが、そういうしぶとさで神様が味方したかなと思います。
リリーフの魚住投手も粘りましたし、これを勢いにしてほしいです。


トヨタ自動車−アイシン 観戦記(2025年国スポ軟式野球愛知県大会)

5月13日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた第1試合、トヨタ自動車−アイシンの観戦記です。
トヨタ系列対決となりました。

トヨタ自動車
200130000│6 H11 E0
000200001│3 H4 E3
アイシン

トヨタ自動車
出口(25)、小林(47)−根岸
アイシン
柴田(19)、日高(18)−中村

投手成績
トヨタ自動車
出口 5回 被安打1 四球4 三振0 失点2
小林 4回 被安打3 四球2 三振2 失点1

アイシン
柴田 5回 被安打9 四死球4 三振1 失点6
日高 4回 被安打2 四球2 三振1 失点0

(出場選手)
アイシン
5大原(5) 2中村(10) 6平川(16) 4毛受(13) 3中島(24) 9河合(23) 8甲(27) 1柴田(19)→1日高(18) 7川北(21)
トヨタ自動車
9藤田(0) 4松田(2) 6川田(10) 2根岸(33) 5濱地(7) 8西内(24) 3小林(47)→1 D兼武(1)→3淺井(9) 7水野(31)

(試合経過)
1回表、無死3塁から2番松田がタイムリー。2死2塁から5番濱地がフェンス直撃のタイムリー2ベース。トヨタ自動車が2点を先制。2−0
4回表、2死3塁から9番水野がタイムリー3ベース。3−0
4回裏、2死1塁から6番河合が2ランホームラン。3−2
5回表、1死2塁から4番根岸が2ランホームラン。5番濱地も連続ホームラン。6−2
6回表。ピッチャー交代、日高。
6回裏、ピッチャー交代、小林。
9回裏、1死から6番河合がこの日2本目のソロホームラン。6−3
トヨタ自動車が勝ちました。

総評

トヨタ自動車は立ち上がりからアイシンの先発の柴田投手を攻めて、初回に濱地選手の2点タイムリー2ベース。4回には水野選手のタイムリー3ベース。5回には根岸選手、濱地選手の連続ホームランと長打攻勢で5回までに6点を奪い試合を優位に進めます。
そのリードを出口投手、小林投手のリレーで守り切り勝利。快勝となりました。
ただ、石井監督は6回以降、アイシンの日高投手から点を取れなかったことを反省点に上げ、こういう力のある球を投げる投手から打てるようにしたいとのこと。ただ、長打が出ているのはいいことですよね。こういう打撃をレベルの高い投手から出来るようにしたい。
アイシンは序盤から苦しい流れでしたが、4回に河合選手の2ランで1点差に詰め寄りました。その直後に踏ん張りたかったですが・・・。
日高投手は力があるものの、仕事の関係でリリーフに回った印象。アイシンはそういうケースが多いのは仕方ないのかもですが気の毒ですね。
河合選手はホームランを2本放ちました。パンチ力が素晴らしかった。

日進西−中部大春日丘 観戦記(2025年春季尾東大会)

5月10日に春日井球場で行われた尾東大会の準決勝第2試合、日進西−中部大春日丘の観戦記です。
日進西は現チームを初めて見るので、中部大春日丘相手にどういう試合をするか注目して観戦しました。

日進西
100000001002│4 H8 E0
000000110003│5 H11 E4
中部大春日丘
(延長12回タイブレーク)

日進西
村島(1)、伊与田(11)−安藤
中部大春日丘
近藤(12)、原田(10)、服部(1)−金井、正山

投手成績
日進西
村島 11回 126球 被安打8 四球2 三振4 失点2
伊与田 1/3 19球 被安打3 四球1 三振1 失点3(自責点1)

中部大春日丘
近藤 1回2/3 28球 被安打2 四球2 三振1 失点1
原田 5回1/3 59球 被安打4 四球0 三振4 失点0
服部 5回 52球 被安打2 四球0 三振6 失点3(自責点1)

(出場選手)
日進西
9谷(17) 4小野 5櫻井 6篠田 3熊谷 2安藤 8河野(9) 7寺尾 1村島→H新田(8)→1伊与田(11)
中部大春日丘
5横田 4玉井 7森島 9安藤 2金井→R岡田(19)→2正山(14) 3福田 8鈴木(18) 1近藤(12)→1原田(10)→H齋藤(15)→1服部(1)→米田(13) 6杉山

(試合経過)
1回表、1死2塁から3番櫻井がタイムリー3ベース。日進西が先制。1−0
2回表、2死1,2塁でピッチャー交代、原田。
7回裏、1死1,3塁から代打斎藤の3ゴロ2塁封殺の間に1点。1−1の同点。
8回表、ピッチャー交代、服部。
8回裏、1死1,2塁から4番安藤がタイムリー。中部大春日丘が逆転。2−1
9回表、1死2塁から7番河野がタイムリー。同点に。2−2
延長タイブレークに突入。
10回表、1死1,2塁から2番小野のセンターライナーで2塁ランナーが飛び出してしまい併殺打に。
10回裏、送って1死2,3塁とするも3番森島、4番安藤が倒れ得点ならず。
11回表、1死1,2塁から連続三振。得点ならず。
11回裏、1死2,3塁から6番福田のスクイズが空振りとなりランナーがアウトに。福田は左飛に倒れ0点。
12回表、無死1,2塁から6番安藤のバント処理で悪送球が出て2塁ランナーが生還。無死1,3塁から7番河野が犠牲フライ。4−2
12回裏、ピッチャー交代、伊与田。1死満塁から9番杉山、1番横田が連続タイムリー。2番玉井が押し出し四球を選んで中部大春日丘が逆転サヨナラ勝ち。
中部大春日丘が決勝進出を決めました。

総評

日進西の試合運びが素晴らしかった。
エースの村島投手はまっすぐは120km/h前後。ただ、出どころの見にくいフォームでコントロールがいいのと、変化球がフォームで区別がつきにくく、変化が大きいので中部大春日丘のバッターがかなり苦しんでいました。
打線は初回に1点を先制。その後はランナーを出しながら得点が奪えず、同点に追いつかれたところで中部大春日丘がエースの服部投手を投入。そして8回裏に勝ち越したので勝負あったと思ったのですが、9回表に服部投手から熊谷選手の2ベースを足掛かりに河野選手のタイムリーで同点。タイブレークに持ち込む健闘を見せました。
タイブレークも互角で2イニングお互いに0。最後2点を先に取ったものの逆転サヨナラ負けとなりましたが、見事な戦いでした。
前の試合では星城を撃破。この日も全く引けを取らず地力の高さを見せてくれました。
いい選手も多く、2年生で4番ショートを担う篠田選手はかなり楽しみな選手。あとノーエラーもお見事。胸を張っていい試合でしたね。
中部大春日丘は反省点の多い試合に。エラーが多かったのもそうですが、打線が打てなかったのは気がかり。春の県大会でも打線が湿っていましたが・・・。
3番森島選手、4番安藤選手がいいので、その前後がどれだけ機能するか。もう少し長打を打てるようにしてほしいところですが・・・。
服部投手はさすがの力を見せていましたが、そのほかの投手陣がどれだけ頑張るかが夏は大事になってくる。水野投手が復活するかも大きく左右しそうですね。

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高蔵寺−栄徳 観戦記(2025年春季尾東大会)

5月10日に春日井球場で行われた準決勝第1試合、高蔵寺−栄徳の観戦記です。
高蔵寺は芹澤投手が先発するかと思いましたが、大槻投手が先発でした。

高蔵寺
001000000│1 H6 E1
01300000×│4 H7 E0
栄徳

高蔵寺
大槻(1)、芹澤(10)、山口(20)−大坂
栄徳
大石(1)−吉口

投手成績
高蔵寺
大槻 2回1/3 51球 被安打4 四死球4 三振0 失点4(自責点3)
芹澤 4回2/3 36球 被安打2 四球0 三振2 失点0
山口 1回 15球 被安打1 四球1 三振1 失点0

栄徳
大石 9回 127球 被安打6 四球0 三振12 失点1(自責点0)

(出場選手)
高蔵寺
7松尾 4松井 9熊崎 2大坂 3安藤→1山口(20)→H花村(19) 6山田 5木村 8吉田 1大槻→1芹澤(10)→3
栄徳
8河合 3荒田 9後藤 5山田 2吉口 7生田→H山田龍(13)→7 6加藤 1大石 4新井(14)→4間瀬(4)

(試合経過)
2回裏、無死2,3塁から7番加藤の犠牲フライで1点。栄徳が先制。1−0
3回表、1死3塁から1番松尾がタイムリー。1−1の同点。
3回裏、無死1,2塁から4番山田がタイムリー2ベース。無死満塁から6番生田が押し出し四球。7番加藤の犠牲フライ。ここでピッチャー交代、芹澤。栄徳が3点を勝ち越し。4−1
8回裏、ピッチャー交代、山口。
栄徳が勝って決勝戦進出を決めました。

総評

高蔵寺は大槻投手が先発。MAX130km/hのボールがあり、立ち上がりは悪くなかったのですが、私学だとこのくらいのボールは捕まえてきますね。ただ、芹澤投手の夏を考えると、できれば先発でイニングを食ってくれる投手が欲しいところ。四死球を減らしたいですね。
芹澤投手はピンチで登板していきなりMAX147km/hのまっすぐで押して三振とショートライナーでピンチを脱出。この日はまっすぐとカーブしかほとんど投げていなくて、三振は少なかったものの結局4回2/3を投げて被安打は2。そのうち1本は野手がコケてフライが取れなかったわけですから実質は1本。やはりすごいです。
栄徳打線もかなりスピード対策はしてきたようで、芹澤投手のまっすぐについていっていました。
高蔵寺はバックはよく守っていました。2回、3回の失点も外野のファインプレーが2つなければもっと大量失点になっていた。守備はかなり硬くなっているなと感じます。あとは打撃。大石投手もいいピッチャーなので簡単には打てないのは仕方ない。なんとか1点、2点を先に取りたいですね。
栄徳はエースの大石投手が安定した投球を披露。MAX138km/hを終盤にも出していたのでかなり上手に投球出来ていた印象です。
無四球で12奪三振もお見事。やはりエースとして夏はフル回転してほしいですね。
打線は芹澤投手にもついていっていたし、他の投手はしっかりと対応できていました。いいスイングはできていたのでここからもう一段いい状態で夏を迎えてほしい。

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JR東日本−ホンダ鈴鹿 観戦記(2025年JABAべーブルース杯決勝戦)

5月7日にぎふしん長良川球場で行われた決勝戦、JR東日本−ホンダ鈴鹿の観戦記です。
ホンダ鈴鹿はここ2年、2大大会に出れていないので、久しぶりの全国をつかめるか注目して観戦しました。

JR東日本
100030000│4 H9 E0
020200001│5 H10 E1
ホンダ鈴鹿

JR東日本
古谷(13)、坂根(18)、山崎(11)、諸隈(29)、西居(15)、西田(20)−小藤
ホンダ鈴鹿
川原(15)、寺瀬(11)、花城(20)−長

投手成績
JR東日本
古谷 3回2/3 68球 被安打7 四球1 三振3 失点4
坂根 0/3 7球 被安打1 四球1 三振0 失点0
山崎 1/3 5球 被安打0 四球0 三振0 失点0
諸隈 1回 12球 被安打0 四球0 三振1 失点0
西居 3回 46球 被安打1 死球1 三振2 失点0
西田 1/3 11球 被安打1 四球1 三振0 失点1

ホンダ鈴鹿
川原 4回0/3 85球 被安打5 四球4 三振1 失点4
寺瀬 3回 35球 被安打3 四球0 三振3 失点0
花城 2回 23球 被安打1 四球0 三振1 失点0

(出場選手)
JR東日本
8山内(10) 6海崎(7) D菅田(44) 5高橋(3) 4杉崎成輝(6)→H渡辺(5)→4山本(2) 3杉崎成(25) 7佐藤(1) 9栗林(8) 2小藤(26)
ホンダ鈴鹿
8長野(1) 6中川(7) D畔上(10) 4藤江(6) 3伊藤(32) 2長(27) 7岡野(26) 9栗原(29)→H近藤(8)→9中野(25) 5貞光(5)

(試合経過)
1回表、1死3塁から3番菅田がタイムリー。JR東日本が先制。1−0
2回裏、無死1塁から7番岡野が2ランホームラン。ホンダ鈴鹿が逆転。2−1
4回裏、2死1,3塁でピッチャー交代、坂根。2死満塁から3番畔上が2点タイムリー。ここでピッチャー交代、山崎。4−1
5回表、無死1,2塁から2番海崎がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、寺瀬。2死2,3塁から5番杉崎成輝が打ち取ったレフト前のフライが落ちて2点タイムリーに。4−4の同点。
5回裏、ピッチャー交代、諸隈。
6回裏、ピッチャー交代、西居。
8回表、ピッチャー交代、花城。
9回裏、ピッチャー交代、西田。1死2塁から3番畔上がタイムリー2ベースを放ち試合終了。ホンダ鈴鹿がサヨナラ勝ちでJABAべーブルース杯優勝を飾りました。

総評

初回にJR東日本が3番菅田選手のタイムリーで先制。しかし、ホンダ鈴鹿は2回裏に岡野選手の2ランホームランですかさず逆転。4回裏にも2死からチャンスを作って畔上選手が2点タイムリーを放ち3点リードと試合を優位にします。
しかし、ホンダ鈴鹿の川原投手がピリッとせず、序盤から四球が目立つ状態。なんとか4回まで踏ん張りましたが5回につかまって1点返され無死2,3塁で寺瀬投手にスイッチ。ここで寺瀬投手は2死までこぎつけるも5番杉崎成輝選手を打ち取ったように見えたレフト前の当たりをレフトが捕れずに同点タイムリーに。試合が振り出しに戻ります。
ここからはお互いの投手が我慢比べ。寺瀬投手、花城投手、西居投手の両左腕が好投して8回まで同点に。
9回表も花城投手が抑えると、9回裏、JR東日本は継投で西田投手がマウンドへ。先頭バッターに四球を出して、犠打の後に3番畔上選手がサヨナラタイムリー2ベースを放ち、ホンダ鈴鹿の優勝となりました。
正直最終回は畔上選手と勝負したのが不可解でした。まぁ3番を歩かせて4番勝負というシチュエーションは得ていてそこまで打っていなくても4番は打つものですが・・・。この大会、もっと言うと京都大会から畔上選手は打ちまくっているので、ホンダ鈴鹿とすれば畔上選手で勝負してくれてラッキーという感じでした。
ただ、そこまでの投手陣の踏ん張りは素晴らしかった。寺瀬投手、花城投手。特に花城投手は第1試合でも3イニングを投げていての間が空いての登板。難しい調整だと思うのですが、2イニングを1安打無失点。勝利に結びつけました。
ここ2年、2大大会から遠ざかり、首脳陣の交代もあって臨んだシーズン。一つ結果が出たことはホンダ鈴鹿にとっては大きいですね。チームの雰囲気も良くなっていくでしょうし。
2次予選までの1か月もいい準備をしてほしいものです。
ただ、川原投手の使い方がポイントになりそう。間隔が短かったとはいえ、もうちょっと踏ん張ってほしい試合でした。
パーフェクト(参考)をした寺瀬投手は大きな戦力になりそうです。

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