コウサする日々

愛知を中心に野球の観戦記を書いています。毎日更新。

明治神宮大会2010

東海大−関西国際大 TV観戦記(2010年明治神宮大会)

大会3日目第4試合、東海大−関西国際大のTV観戦記です。
第3試合からの雨が降り続き、あいにくのコンディションで行われた試合、東海大の菅野投手が注目されました。

東海大
200210000|5 H10 E2
000001000|1 H2 E2
関西国際大

東海大
菅野−伏見
関西国際大
藤井、益田、松永、森川−福山

投手成績
東海大
菅野 9回 98球 被安打2 四球1 三振4 失点1
関西国際大
藤井 3回1/3 50球 被安打5 四球0 三振1 失点4
益田 2回2/3 45球 被安打2 死球1 三振2 失点1
松永 2回 34球 被安打2 四死球2 三振2 失点0
森川 1回 13球 被安打1 四球0 三振1 失点0

東海大の菅野投手はすでに今年のドラフトでは目玉になる選手として有名。もう巨人原監督の甥、という説明は必要ないくらいの好投手。右オーバーハンド。この日はMAX150k。翌日以降のピッチングを見越して省エネピッチングでしたが、変化球も鋭く、完成度の高いピッチャー。逆に力を入れた時にコントロールが乱れたりしていました。

関西国際大の4投手はいずれも1回戦に続いての登板。
藤井投手、益田投手、森川投手は3年生ですので、今年も楽しみですね。

(試合経過)
1回表、先頭の伊志嶺が2ベース。犠打エラーがあって無死1,3塁から、セカンドゴロの間に東海大が先制。尚も2死3塁から、5番大野がタイムリー2ベースを放ち、2-0とします。
4回表、1死3塁から7番坂口は高めのボール気味の変化球を右に叩いて、ライトポール際にホームラン。滞空時間の長いホームランでした。
5回表、無死1,2塁から3番吉川がタイムリー。5-0とします。この後、バントのフィルダースチョイスがあって無死満塁。しかしここで益田が踏ん張り、追加点を与えません。
5回まで菅野はランナーを一人も出さない完璧なピッチング。
6回裏、先頭の7番渡辺のピッチャーゴロを弾いて記録エラー。これで動揺したのか、8番福山に変化球を叩かれ初ヒットを許します。代打亀井はゲッツーとするも、1番西川に四球を与え、2番吉川がタイムリー。関西国際大がようやく反撃をします。5-1
7回、8回と関西国際大はエースの松永が登板。いづれの回もランナーを出し、8回は2死満塁までいきますが、なんとか抑えます。
しかし、7回以降はエラーのランナーを出しただけで抑えられ、東海大が完勝しました。
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神奈川大−龍谷大 TV観戦記(2010年明治神宮大会)

大会3日目第3試合、神奈川大−龍谷大のTV観戦記です。
途中で雨の中断がありました。

神奈川大
000010002|3 H14 E0
000000001|1 H4 E1
龍谷大

神奈川大
阿世知−足立
龍谷大
松岡、吉原−鈴木

神奈川大
阿世知 9回 151球 被安打4 四死球6 三振7 失点1
龍谷大
松岡 8回 123球 被安打12 四球2 三振6 失点1
吉原 1回 21球 被安打2 四球1 三振2 失点2

阿世知投手は右のサイドハンド。1回戦でもリリーフで投げています。MAX136k。初回に2段モーションの指摘を受けていました。

松岡投手は4年生。右のサイドハンド。上背は172cmとありませんが、MAX142kと球威はあります。
吉原投手も4年生。松岡投手と2人とも広島商出身の同級生。MAXは130k。左のスリークォーター。スライダーはキレがあります。

(試合経過)
神奈川大は拙攻が目立ちました。
2回は先頭の4番末松のヒットから四球もあって1死1,2塁も連続三振で0点。
3回はヒット2本も走塁死に盗塁死。
4回は1死から4連打もホーム憤死もあって結局0点。ただ、3回、4回はいずれも龍谷大のレフト加藤の強肩が光りました。
5回表、ようやく2死3塁から、3番秋山のセンターへ抜けそうな当たりをうまくさばくも1塁セーフになり内野安打。1点を神奈川大が先制します。
龍谷大は3回裏に1死から8番上羽が2ベースで出塁するも、後続が倒れ0点。
5回までヒット1本に抑えられます。
6回以降も毎回ヒットは出るも追加点を奪えない神奈川大。
一方の龍谷大は6〜8回に先頭が四死球で出塁するもヒットが出ず得点できません。
9回表、2死1塁から、2番浦部が替わった吉原を捉えタイムリー3ベース。さらに3番秋山がタイムリー2ベースを放ち、2点を追加。突き放します。
9回裏、先頭の3番小杉がようやくチーム2本目となる2ベースを放ち、三振の後、ヒットと四球で満塁と攻めます。三振で2死後、8番上羽が三塁強襲のヒットで1点。尚も1打同点でしたが、代打嘉納はいい当たりでしたが、センターが好捕。神奈川大が逃げ切りました。
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東北−浦和学院 TV観戦記(2010年明治神宮大会)

大会3日目第2試合、東北−浦和学院の観戦記です。
浦和学院を最後に全高校が出そろいました。

東北
000002000|2 H8 E0
30200020X|7 H15 E2
浦和学院

東北
夏井、片貝−吉川
浦和学院
佐藤−森

投手成績
東北
夏井(10)3回 66球 被安打8 四球3 三振0 失点5
片貝(18)5回 77球 被安打7 死球2 三振2 失点2
浦和学院
佐藤(1)9回 124球 被安打8 四球1 三振2 失点2

東北の夏井投手は2年生。夏は背番号1だったそうです。167cmと小柄。ひじをぎりぎりまで隠して投げるフォーム。MAX121k
片貝投手は右のサイドハンド。MAX135k。まっすぐとスライダーのコンビネーション。2年生。
浦和学院の佐藤投手は1年生。右のオーバーハンド。スローカーブを多投して緩急を付ける。MAX136k。変化球も多く打たせて取るのがうまいP。

(試合経過)
1回裏、ヒット2本で1死1,3塁から、4番沼田が泳ぎながらも三遊間を破りタイムリー。2死後6番石橋が2点タイムリー3ベース。浦和学院が3点を先制。
3回裏、2死1,3塁から7番森の当たりサードの送球が逸れて記録内野安打でタイムリー。四球で満塁となり、9番遠藤がタイムリー。セカンドランナーはタッチアウトも5−0とします。
4回表、ヒット2本が出るも、ショートのナイスプレーと4番上村の痛烈なピッチャーライナーにうまく反応してアウトに。いいプレーで反撃を許しません。
6回表、先頭に四球の後、3番小川の当たりをサードがトンネル。無死2,3塁となり、打席は4番の上村。ライトへ放った打球をライトがファインプレーでアウトに。犠牲フライにはなりましたが、エースの佐藤を救います。2死後6番吉川がタイムリー。さらに7番酒井も2ベースで続き、2死2,3塁としますが、8番が倒れ2点どまり。
7回裏、2死満塁で1番佐藤が2点タイムリー。自らを楽にして7−2とします。
8回、9回と先頭を出した東北でしたが、どちらもゲッツーでチャンスをつぶし、ゲームセット。浦和学院がベスト4に駒を進めました。続きを読む

鹿児島実−明徳義塾 TV観戦記(2010年明治神宮大会)

大会3日目の第1試合、鹿児島実−明徳義塾のTV観戦記です。
甲子園有名校同士の対戦となりました。

鹿児島実
202000000|4 H7 E0
010000000|1 H5 E1
明徳義塾

鹿児島実
野田−黒木
明徳義塾
尾松−杉原

投手成績
鹿児島実
野田(1)9回 169球 被安打5 四死球9 三振5 失点1
明徳義塾
尾松(1)9回 126球 被安打7 四球3 三振6 失点4

鹿児島実の野田君は左のオーバーハンド。167cmと小柄。140kを投げるとの話でしたが、この日もMAXは134k。セットになると安定感に欠きます。逆球が多い。
明徳の尾松君も左のオーバーハンド。投球の8割くらいが変化球。スライダーとカーブのわずかな違いをうまく使ってゴロを打たせるピッチング。

(試合経過)
1回表、1死1塁から3番主将の豊住がまっすぐを捉えてセンターオーバータイムリー3ベース。さらに4番揚村のボテボテのピッチャーゴロの間に1点。鹿児島実が2点先制します。
1回裏、先頭の梅田が2ベース。送った後、四死球で満塁に。しかし、5番6番が倒れ明徳は得点を奪えず。
2回裏、2死2塁から1番梅田が変化球をレフトへタイムリー。2−1とします。
3回表、エラーと四球のランナーを置いて、2死1,2塁から5番濱田が2点タイムリー2ベース。4−1とします。
4回から尾松は立ち直り6回までヒット1本。
明徳は3回に1死1,2塁。5回に1死満塁としますが得点できず。
7回表、2死2塁から2番宮永のサードゴロ。やや待った分1塁はタイミングきわどくなり、セーフでしたが、判定はアウトに。2塁ランナーはサードを回っており、明徳は判定に助けられます。
その裏、先頭が四球で出るもゲッツー。その後ヒットが出るちぐはぐで0点。
結局、野田を捉えられず、そのまま4−1で鹿実が勝ちました。続きを読む

國學院大−九州産業大 TV観戦記(2010年明治神宮大会)

11月14日に行われた第4試合、國學院大−九州産業大のTV観戦記です。東都を初制覇した國學院大に九州産業大が挑む試合。九州産業大の榎下君に注目しました。

國學院大
100100000|2 H6 E1
02000110X|4 H6 E0
九州産業大

國學院大
鷲尾、阿部、埜口−清水
九州産業大
榎下−白川

國學院大の鷲尾君は3年生。170cmと上背はそれほどない。右オーバーハンドですが、昔の岩隈投手に近い2段モーションに見えるフォーム。MAX140k。カットボールに力があります。
阿部君は右のスリークォーター。MAX134k。ボールが動く。
埜口投手は右のサイドハンド。MAX141kと力があります。

榎下投手は日ハムのドラフト4位。体を目一杯使って投げ込むフォーム。MAX146k。フォークが速く鋭い。鹿児島工出身。

(試合経過)
1回表、國學院大は榎下のまっすぐを捉えます。1死1,2塁から4番庄司がライトへタイムリー。ここで九産大は一呼吸置き、榎下は変化球主体に切り替え、5番6番を抑えます。
2回裏、先頭の5番吉田がセンターへ大きな当たり。センターはグラブに当てるも取れず3ベース。6番小山の犠牲フライで同点。さらに7番千登勢8番加藤の連打で1,2塁。9番榎下のバントをキャッチャーが一回取りそこない、焦った送球が逸れランナーホームイン。九産大が逆転します。尚も1,3塁でしたが、ここはゲッツーに仕留め2点でとどめます。
4回表、ヒットと四死球で2死満塁。2番畠山がライトへ運び同点。2塁ランナーもホームを狙うもタッチアウト。2−2の同点。
6回裏、2死2塁から5番吉田がタイムリー。九産大が再び勝ち越し。
7回裏、1死2塁から、9番ピッチャー榎下がタイムリーを放ち貴重は追加点。
榎下は5回以降、ヒット2本に抑え完投。九産大が勝ち準決勝に駒を進めました。続きを読む

愛知学院大−早稲田大 TV観戦記(2010年明治神宮大会)

2日目第3試合、愛知学院大−早稲田大のTV観戦記です。
早稲田のドラフト1位トリオ、斉藤、福井の投球に注目しました。

愛知学院大
000000000|0 H4 E2
00030001X|4 H8 E1
早稲田大

愛知学院大
浦野、萩原−永嶋
早稲田大
斉藤、福井−市丸
投手成績
愛知学院大
浦野 7回 111球 被安打6 四死球3 三振8 失点3
萩原 1回 24球 被安打2 四球0 三振1 失点1
早稲田大
斉藤 6回 88球 被安打4 四球2 三振7 失点0
福井 3回 39球 被安打0 四球0 三振2 失点0

愛知学院大の浦野投手は3年生。大黒柱です。MAXは140kとあんまり出ていませんでしたが、スライダーの切れが良く、まっすぐがシュートしているのが良く効いていました。
萩原投手は1年生。常葉菊川高時代に甲子園の決勝戦でも登板経験のあるピッチャー。次代のエース候補でしょうね。MAX143k。どっしりとした体格。空振りを取れる球が欲しい。

早稲田大の斉藤はMAX147kを記録もまっすぐの多くは130k台。変化球が多く、コントロールもやや甘め。この日はあんまり良くなかったんでしょうね。フォームが小さく感じます。
福井投手は変化球がはっきり抜ける球も多かったですが、MAX149kのまっすぐとタテヨコのスライダーで組み立てていました。

(試合経過)
1回表、斉藤は先頭の梶原を四球で出すも鋭い牽制で刺す。その直後に2ベースを浴びていたので大きなプレーでした。1死2塁後も3番4番を抑えて0点で立ちあがります。
一方の浦野は1回を2三振を含む三者凡退。3回までヒット1本に抑えて5三振と抜群の立ち上がりを見せます。
4回裏、1死から、3番宇高のヒット、4番山田のポテンヒットで1,3塁とし、5番地引のセーフティスクイズは浦野の好フィールディングもあってセーフっぽかったですが、アウトに。しかし、ここで浦野がコントロールを乱し6番松永を四球で歩かせ、続く市丸にも3ボールに。カウント1−3から真っすぐを捉えられて3点タイムリー2ベースとなり、早稲田が先制します。
5回裏、先頭の9番斉藤が2ベース。しかし、1番土生のバントで3進出来ず、この回無得点。
6回表、1死からバントヒットとエラーで1死1,3塁に。4番古屋が四球を選び満塁に。しかし斉藤が三振と内野ゴロに抑え0点に抑えます。
6回裏、7回裏と2人ずつランナーを出すも浦野が踏ん張ります。
8回裏に萩原が登板。2死3塁から代打の櫻庭がタイムリーを放ち駄目押し。
7回から登板の福井がパーフェクトリリーフで早稲田が快勝。準決勝に駒を進めました。続きを読む

日大三−北海 TV観戦記(2010年明治神宮大会)

大会2日目、第2試合、日大三−北海のTV観戦記です。

日大三
002000212|7 H9 E0
000000100|1 H3 E3
北海

日大三
吉永−鈴木
北海
玉熊、平田−玉木

投手成績
日大三
吉永(1)9回 103球 被安打3 四球1 三振7 失点1
北海
玉熊(1)8回0/3 134球 被安打8 四死球6 三振3 失点6
平田(15)1回 27球 被安打1 四死球2 三振1 失点1

日大三の吉永君は、右のオーバーハンド。まっすぐにノビがあって、ボールに力があります。MAX146kを記録。182cmと上背もあって、将来楽しみなピッチャー。
北海の玉熊君は右のスリークォーター。テイクバックが小さい。細かいコントロールはない。中盤からボールが増えた。1年生。
平田君は右のオーソドックスなオーバーハンド。MAX136k。

(試合経過)
1回表を三者凡退で立ちあがった北海の玉熊。
その裏、吉永は先頭バッターにストレートの四球を出し、送られてピンチを招きますが、3番4番を打ち取り0点に抑えます。
3回表、2死まで四球1つに抑えていた玉熊でしたが、9番の鈴木に死球。2死1塁で1番の高山がインコースのまっすぐをうまく振り抜いてライトへホームラン。日大三が2点を先制します。
2回から4回まで3人ずつで抑えられた北海。
玉熊も不安定ながら、4回5回を抑えます。
5回裏、先頭の多間がようやく初ヒットもバント失敗もあって0点。
6回表の1死満塁をしのいだ玉熊でしたが、7回表、先頭の9番鈴木の2ベースから犠打エラーもあって1死1,3塁。ここで3番畔上4番横尾の連続タイムリーでようやく追加点を上げます。
7回裏、2死から連打で1,2塁。ここで7番玉熊の打席でワイルドピッチを大きく弾いてセカンドランナーが生還。4−1。
8回表、無死2塁から7番菅沼のバントをピッチャーの送球が逸れ弾いている間にランナーホームイン。5−1。
9回表にも替わった平田から、1死満塁で5番金子が2点タイムリー2ベース。7−1と勝負を決めます。
結局散発3安打で吉永が完投。日大三が勝ちました。続きを読む

天理−大垣日大 TV観戦記(2010年明治神宮大会)

2日目の第1試合、天理−大垣日大の観戦記です。
実際に生で見たことがある両チーム同士の対戦になりました。
東海大会では出来が良くなかった葛西投手に注目しました。

天理
010000000|1 H7 E2
00000110X|2 H5 E0
大垣日大

天理
西口、中谷−吉田
大垣日大
葛西−時本

投手成績
西口(1)7回 98球 被安打4 四球2 三振3 失点2
中谷(11)1回 16球 被安打1 四球0 三振1 失点0
大垣日大
葛西(1)9回 108球 被安打7 四球1 三振5 失点1

天理の西口投手は右のオーバーハンド。174cmですがどっしりとした体格。まっすぐはやや沈む感じがしますが、重そうな球。MAX148kを記録。
中谷投手は左のオーバーハンド。ひじが結構隠れて投げてきます。MAX136k。1年生。
葛西投手は左のサイドハンド。低めに来ていて調子が良かった。MAX133k。投球から気の強さが伝わってきます。

(試合経過)
1回表、先頭に四球を出しますが、2番の時に盗塁をしかけ、ややラッキーな判定でアウトに。葛西は無難に立ち上がります。
2回表、2死2塁から7番東田がスライダーをうまくセンターへ弾き返してタイムリー。天理が先制します。
大垣日大は天理の西口の重い球に苦しみ、なかなか捉えられません。5回まで四球1つ、ノーヒットに抑えられます。
葛西も3回に1死2塁のピンチを抑えてからは粘り強くなげて、5回まで1失点で味方の反撃を待ちます。
6回表をテンポ良く内野ゴロ3つで抑えると、その裏、先頭の上木が初ヒット。9番安藤嘉もヒットで続き1,2塁。1番畑のセンターフライで2塁ランナーが思い切って三塁を陥れ1,3塁とすると、2番後藤健が2球目をうまくセーフティスクイズを決めて同点に追い付きます。尚も暴投があって2死3塁となりますが、西口の好フィールディングでアウトにし、天理も凌ぎます。
7回裏、先頭に高田がヒットで出塁。5番葛西の初球にエンドラン。セカンドゴロをセカンドが突っ込みすぎて逸らし記録エラー。無死1,3塁となり、6番時本のショートゴロを弾いて、こちらもエラー。3塁ランナーが帰って大垣日大が逆転に成功。尚も送って1死2,3塁とするも、ここで8番上木の3球目にサードランナーが飛び出してアウトに。上木がそのまま歩いて、2死1,2塁から、9番安藤嘉がセンターへヒットも、ホームに好返球でタッチアウトに。天理、ミスも出ましたが、最後はいいプレーで追加点を阻みます。
8回表、9回表と先頭バッターが出ますが、後が続かず。葛西が1失点完投勝利で大垣日大が準決勝に駒を進めました。
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八戸大−関西国際大 TV観戦記(2010年明治神宮大会)

明治神宮大会1日目第4試合、八戸大−関西国際大のTV観戦記です。
楽天のドラフト1位、八戸大の塩見投手に注目されていました。

八戸大
300000010000|4 H11 E3
002000002001|5 H12 E0
関西国際大
(延長12回)
八戸大
塩見−上原
関西国際大
松永、益田、藤井、森川、三浦−福山

投手成績
八戸大
塩見 11回2/3 166球 被安打12 四球1 三振11 失点5
関西国際大
松永 4回1/3 72球 被安打8 四球0 三振6 失点3
益田 2回2/3 31球 被安打1 四球1 三振2 失点0
藤井 1回 17球 被安打2 四球0 三振1 失点1
森川 1回 13球 被安打0 死球1 三振2 失点0
三浦 3回 34球 被安打0 四球0 三振3 失点0

八戸大の塩見投手はご存じ楽天からドラフト1位指名を受けた投手。左のオーバーハンド。序盤はまっすぐはイマイチ走っていない感じでしたが、徐々にペースUP。MAX147k。あとコントロールのいい左腕で完成度が高いです。

松永投手は4年生。こちらも左腕。スリークォーターでややつんだった投げ方ですが、MAX142kと力があります。
益田投手以下は全員3年生。益田投手は右のスリークォーター。MAX147k
藤井投手は右のオーバーハンド。143k。
森川投手は長身185cm。右オーバーハンドでMAX145k。
三浦投手は右のスリークォーター。秋の公式戦は未登板。まっすぐがややシュートしていますが、MAXは143kを記録。

(試合経過)
1回表、1番2番が共に弱い当たりの内野安打。間にワイルドピッチもあって無死1,3塁に。3番キャプテンの久保が2点タイムリー3ベースを放ち八戸大が先制。1死後、5番内田もタイムリー2ベースを放ち3点を先制。尚も6番田代もヒットで1死1,3塁でしたが、ここで連続三振に切ってなんとか踏ん張ります。
3回表、1死1,3塁から、6番田代の2球目にサインミスで3塁ランナーがタッチアウト。ここでやや流れが変わります。
3回裏、1死2塁から1番西川がタイムリー。さらに送って2死2塁から3番金沢の高いバウンドで3塁を超えていくタイムリー2ベースでこの回2点目。尚も内野安打で1,3塁までいきますがここは塩見が踏ん張ります。
5回表、1死から2番岩佐が3ベース。ここでスパッとピッチャーを益田に交代。この器用に益田が応えピンチを踏ん張ります。
6回裏、2死から6番普天間が粘って四球を選び7番渡辺の2ベースで2,3塁としますが、8番福山の当たりを塩見がナイスプレーで抑えます。
8回表、替わった藤井から先頭の秋山がレフトへ大きな当たり。グラブに当てるも惜しくも取れず3ベースに。三振の後、6番田代がレフトへタイムリーを放ち、待望の追加点。4−2とします。
9回裏、先頭の普天間がレフトへヒット。これをレフトが突っ込みすぎて後ろに逸らし3塁へ。7番渡辺がタイムリー内野安打で4−3。続く8番福山の送りバントで3塁が突っ込むもダイレクトで取れず、替わりにガラ空きになった3塁を陥れる好走塁で1死3塁とし、代打の土井が気迫でレフトへ運ぶ同点タイムリーで土壇場で追い付きます。尚も2死1,3塁までいきますが、3番金沢から塩見が気迫で三振を奪い延長戦へ。
延長に入りランナーを出せない八戸大に対し、得点圏に10回11回と進めながら得点できない関西国際大。
12回裏、1死から4番廣井がヒットで出塁。送って2死2塁から6番普天間が3塁線を破りサヨナラタイムリー。激戦に終止符を討ちました。続きを読む

神奈川大−環太平洋大 TV観戦記(2010年明治神宮大会)

1日目の第3試合、神奈川大−環太平洋大のTV観戦記です。
環太平洋大は全国大会初出場。監督さんは元中日の中島さんという方です。
まだ就任間もないみたいですが、これからも注目です。

神奈川大
002000002|4 H9 E1
101010000|3 H8 E0
環太平洋大

神奈川大
木村、阿世知、浦川−足立
環太平洋大
岡野−小野

投手成績
神奈川大
木村 5回 80球 被安打6 四球2 三振2 失点3
阿世知 3回 39球 被安打1 四球2 三振3 失点0
浦川 1回 16球 被安打1 四球0 三振1 失点0
環太平洋大
岡野 9回 162球 被安打9 四球5 三振7 失点4

神奈川大の木村投手は4年生。187cmと長身。MAX138k。タテの大きなカーブをうまく使います。
阿世知投手は右サイドハンド。ややサード側にクロスステップで投げ込みます。MAXは138k。
浦川投手は左のオーバーハンド。横浜高校出身。MAX136k。やや腕を隠して投げます。

環太平洋大の岡野投手は広陵出身の3年生。準優勝した学年ですが、ベンチにも入ってなかったようです。MAX139k。キレのいいまっすぐを投げます。

(試合経過)
1回表、1死2,3塁までいきますが、岡野が0で抑え立ち上がります。
1回裏、先頭の尾中が3ベース。四球を挟んで3番小野が犠牲フライ。環太平洋大が先制します。
3回表、先頭の1番北のがヒット。2番主将の浦部がホームランを放ち逆転。
3回裏、1死2,3塁から3番小野が2本目の犠牲フライ。すぐさま同点に追い付きます。
4回、5回と1本ずつ2ベースが出るも得点できない神奈川大。
5回裏、1死1,3塁で3番小野が三度犠牲フライ。これは難しい球をうまく打ちました。
7回表、2死3塁から4番足立の当たりは痛烈でしたがショートがファインプレーで取り同点を防ぎます。
神奈川大も7回8回といいプレーが出て追加点を許さず9回へ。
9回表、2死満塁から4番足立はサード深いゴロ。1塁遠投も間に合わず3塁ランナーホームイン。2塁ランナーもホームを狙い、ややジャックルしたのもあって、クロスプレーに。キャッチャーのブロックが守備妨害を取られホームイン。逆転となります。
9回替わった浦川が抑え、神奈川大が辛くも2回戦進出を決めました。
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東北−金沢 TV観戦記(2010年明治神宮大会)

1日目の第2試合、東北−金沢の観戦記です。
金沢の釜田君の速球が注目されていました。

東北
100000020|3 H11 E0
000000000|0 H9 E0
金沢

東北
上村−吉川
金沢
釜田−丹保
投手成績
東北
上村(1)9回 114球 被安打9 四球2 三振3 失点0
金沢
釜田(1)9回 136球 被安打11 四球1 三振7 失点3

東北の上村君は右のオーバーハンド。183cmと上背もあり、どっしりとした体格。MAXは136kながら、コントロールが良く、スピリットなどでボールを動かしながら打たせて取ります。終盤でも球威が落ちない。
金沢の釜田君は右のオーバーハンド。MAXは150kを記録。腕の振りはさすがに早いです。ややフォームは大きい。常時140k台を記録するまっすぐは魅力ですね。

(試合経過)
1回表、2死2塁から4番上村は1,2塁間への当たり、セカンド良く追い付くも1塁はセーフに。その間に好走塁でセカンドランナーがホームを陥れ東北が先制します。
2回裏、1死から5番釜田が2ベースを放つも後続倒れ0点。
4回表、先頭の4番上村が2ベース。送って1死3塁とするも、ここは釜田が踏ん張り0点。
4回裏、金沢は拙攻。先頭の3番中村がバントヒットを決めるも、2塁盗塁死。その直後に4番石田が2ベースを放つも、5番釜田の打席で牽制アウト。その釜田が内野安打、6番丹保が四球を選ぶも結局7番が倒れ0点。
お互いなかなかチャンスが掴めない中、8回表、2死1塁から4番上村が左中間へ運ぶ2ベース。2,3塁から5番茶屋が1,2塁間を破る2点タイムリーヒットで待望の追加点。
結局金沢は6回以降、毎回安打で出るも得点が奪えず完封負け。東北が2回戦へと駒を進めました。
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関西−明徳義塾 TV観戦記(2010年明治神宮大会)

2010年の明治神宮大会を録画したので、順次観戦記をUPしていきます。
まずは11月13日に行われた関西−明徳義塾の観戦記です。

関西
021000010|4 H12 E2
302003010|9 H9 E1
明徳義塾

関西
堅田、水原−畑
明徳義塾
尾松−杉原
投手成績
関西
堅田(1) 5回2/3 113球 被安打6 四死球5 三振4 失点8
水原(6) 2回1/3 42球 被安打3 四死球2 三振1 失点1
明徳義塾
尾松(1) 9回 126球 被安打12 四球2 三振3 失点4

関西の堅田投手は左のスリークォーター。やや立ち投げ。スライダー、カーブ。MAX140k。力はあるけどバラつきが多い。テンポも今一つ。
水原投手は右のオーバーハンド。MAX142kと球は速い。やや体が開く分、見やすそうなフォーム。
明徳義塾の尾松投手は左のオーバーハンド。MAX131k。大きなカーブとスライダー。シンカー。変化球が多い。少しずつ変化球のスピードが違うために捉えにくい印象。

(試合経過)
1回表、ヒットから連続バントヒットで無死満塁。しかし4番渡辺がサードゴロでゲッツー。5番も倒れ0点。
1回裏、無死1塁からランエンドヒットで2番がライト線へ運ぶタイムリー2ベース。さらにバントヒットで無死1,3塁から、パスボールで3塁ランナーホームイン。2死3塁から6番杉原のサードへの強いゴロを弾きタイムリーエラー。明徳が3点を先制。
2回表、先頭の小林がヒットで出て、7番水原がライトへうまく打ってスタンドイン。3−2。
3回表、1死3塁から4番渡辺が力でセンターまで運んでタイムリー。3−3と同点に。
3回裏、死球2つとエラーで満塁。5番吉本のサードゴロを弾いて1塁はアウトも3塁ランナーホームイン。さらに2死満塁から8番山口が四球を選び押し出し。この回ノーヒットで2点を上げ勝ち越し。
6回裏、2死から四球で2人出て、3番先田がタイムリー。ここでピッチャーを水原にスイッチ。しかし4番北川が左中間を破る2点タイムリー2ベース。8−3と明徳が突き放します。
8回表、1死から4番渡辺が3ベース。5番堅田が犠牲フライをあげ8−4
8回裏、2死2塁から、途中出場の5番大西が2打席連続ヒットとなるタイムリー2ベースを放ち9−4と駄目押し。
そのまま明徳義塾が勝ちました。
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