5月31日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われた第2試合、西濃運輸−ヤマハの観戦記です。
西濃運輸は3年目で公式戦では初の先発と思われる落合投手が先発。ヤマハはベテランの九谷投手が先発でした。

西濃運輸
0000001000|1 H6 E1
0001000001|2 H7 E1
ヤマハ
(延長10回タイブレーク)

西濃運輸
落合(19)、池田(12)、森岡(20)−城野
ヤマハ
九谷(13)、水野(18)、波多野(21)−高坏、川邉

投手成績
西濃運輸
落合 3回 45球 被安打2 四球1 三振1 失点0
池田 1回 33球 被安打1 四死球3 三振1 失点1
森岡 5回2/3 59球 被安打4 四球0 三振4 失点1(自責点0)

ヤマハ
九谷 7回 110球 被安打6 四球0 三振6 失点1
水野 2回 25球 被安打0 四球0 三振3 失点0
波多野 1回 10球 被安打0 四球0 三振1 失点0

(出場選手)
西濃運輸
9渡邊(4)→H柏木(27)→7住谷(9) 6北野(6) 5野崎(28) D小中(10) 7原田(31)→8 8丹下(23)→9 2城野(2) 4宮田(7)→H浦岡(22)→R左向(24)→4大山(0) 3福山(8)
ヤマハ
3秋利(4) 8前野(25) D大本(22) 9網谷(5) 5藤岡(3) 7舟久保(28) 6永濱(7) 2高坏(9)→2川邉(8) 4青柳(6)→R野澤(23)

(試合経過)
4回裏、ピッチャー交代、池田。2死3塁から7番永濱の四球の時にワイルドピッチとなり1点。尚も四死球で2死満塁となるも1番秋利の2ゴロを上手く捌いて1点で食い止める。ヤマハは1点を先制。1−0
5回裏、ピッチャー交代、森岡。
6回表、1死1,3塁から3番野崎のところでセーフティスクイズを仕掛けるもホームでタッチアウト。4番小中も倒れ得点ならず。
7回表、2死1,2塁から9番福山が同点タイムリー。1−1
9回で決着がつかず、延長タイブレークに突入。
10回表、無死1,2塁から送りバント失敗。9番福山が送って2死2,3塁。代打柏木が粘るも三振に倒れ、無得点。
10回裏、送りバント失敗、三振で2死1,2塁。4番網谷がライト横を破ってサヨナラタイムリー2ベース。ヤマハが延長タイブレークを制して勝利し、第1代表決定戦に駒を進めました。

総評

ヤマハはベテランの九谷投手が先発。3回までパーフェクトに抑える等、持ち味を発揮し、5回まで2安打無失点ピッチング。6回表は味方のエラーもあってピンチを迎えるも、相手のセーフティスクイズを冷静にさばいてホームでアウト。ここも踏ん張ります。
7回は2死1塁から8番宮田選手、9番福山選手に連打を浴びて同点とされるも、7回1失点。ベテランとしてしっかりと抑えてくれました。
ただ、打線がランナーは出すもののなかなかつながらない。4回に相手の乱調でもらった1点しか取れず、苦しい試合に。それでも九谷投手の後を受けた水野投手、タイブレークで波多野投手が0点に抑えて最後、サヨナラに繋げました。投手陣が良く踏ん張りましたね。
西濃運輸は投手陣が苦しい中、この日は公式戦初先発と思われる落合投手が登板。立ち上がり不安定でしたがなんとか0で抑えると3回を無失点。ベンチとしても賭けに成功した形。池田投手は乱調も何とか1点でしのぎ、森岡投手は5回から素晴らしい投球でヤマハ打線を抑えて結局1失点だけ。正直流れは西濃運輸という試合でした。
それだけに6回の1死1,3塁からのセーフティスクイズ失敗。10回の無死1,2塁からのバント失敗。この2つの作戦を選択したことが残念でした。もちろん決まっていれば点が入ったかもですが、やはり攻めていく形を取らないとこういう厳しい試合を取れないと思っているので。元々たくさん取らないと勝てないというタイプの今年の西濃運輸。攻撃的なベンチワークで行ってほしいですね。
今日もタイブレークではどちらもバント失敗。やはりタイブレークで最初のバッターのバントは愚策だと思います。表は特に打ちにいかないと駄目ですね。
無死1,2塁でのバントはどこも練習していますし、決めるのが難しい。確率の低いバントをするくらいなら打って点を取る方に注力するが正解を思いますね。

ピックアップ選手等はこちら