5月25日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた国体軟式野球愛知県大会の決勝戦、和合病院−フタバ産業の観戦記です。
前年の国体の愛知県代表だった和合病院と天皇杯で全国制覇をしたフタバ産業、現在の愛知県のトップチーム同士の決勝戦はやはり好ゲームとなりました。

和合病院
011010000|3 H6 E0
002000000|2 H5 E0
フタバ産業

和合病院
水野(14)−山田
フタバ産業
二村(20)、水谷(16)−小見山

投手成績
和合病院
水野 9回 101球 被安打5 四球0 三振5 失点2

フタバ産業
二村 5回 62球 被安打5 死球1 三振0 失点3
水谷 4回 49球 被安打1 四球1 三振3 失点0

(出場選手)
和合病院
5青木(1) 8森川(2) 2山田(10) 7前田(13) 3池田(5) D市川(22) 9丸山(4) 6柘植(7) 4上地(9)
フタバ産業
8戸松(9) 6山下(6) 4豊田(10) D尾西(24) 7早田(5) 9渡邉(8) 5服部(1) 2小見山(39) 3白井(3)

(試合経過)
2回表、2死3塁から7番丸山がタイムリー。和合病院が先制。1−0
3回表、1死3塁から2番森川の3ゴロの間に1点。2−0
3回裏、1死2,3塁から1番戸松が叩いて内野安打タイムリー。1死1,3塁から2番山下の2ゴロゲッツー崩れの間に1点で同点。2−2
5回表、2死3塁から1番青木がタイムリー3ベース。和合病院が勝ち越し。3−2
6回表、ピッチャー交代、水谷。
和合病院がそのまま逃げ切って国体軟式野球愛知県大会の優勝を決めました。

総評

全国トップレベル同士の一戦。決勝戦にふさわしいレベルの高い試合でした。
和合病院は点を取るべきところ、そして守り、きっちりと点を取っていくんですよね。2回表は先頭バッター死球からの2死3塁、5回も1死からの2ベースに進塁打で2死3塁。ここでタイムリーが出る。3回表は叩きを決める。チャンスは実質この3回だったんですけど、それを点にしてしまう強さがあります。
そして守りでは3回裏、1点リードの1死1,3塁で前進守備、2番山下選手の当たりは2ゴロで、3塁ランナーをホームでアウトに出来ないタイミングだったところ、2塁経由のゲッツーを狙って1塁は間に合わずセーフで同点にはなったものの、2死1塁の形にしたこと。これが地味に大きいんですよね。2死2塁だったら、一気に逆転もあり、ピッチャーにもプレッシャーがかかるわけで。こういうプレーに無駄の無さが和合病院の強さなんでしょうね。
結局フタバ産業もチャンスは3度。3回裏に2点を取ったものの、その後は4回裏の2死3塁、7回裏の2死2塁が活かせず。
これで1点差で和合病院が勝ったという試合でした。
水野投手は前の試合でも2イニング投げて、この日は11イニング投げたことに。これでしり上がりに抑えるのですから恐れ入ります。140kmを超える球を投げますし、まだまだ元気ですね。
フタバ産業は2番手の水谷投手がMAX142kmをマーク。4回を無失点に抑えました。こういう経験を自信にしていってほしいですね。

和合病院はこれで国体予選連覇を達成。
8月に行われる東海大会に進出となりました。今年は4チーム中、3チーム出れるとか。しっかりと全国切符を掴んできてほしいですね。

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