5月5日にKYBスタジアムで行われた第3試合、中部学院大−岐阜協立大の1回戦の観戦記です。
中部学院大は首位に立っていて残り4試合。勝って優勝に近づきたいところでしたが、試合はもつれました。

中部学院大
000200010002|5 H8 E1
100010010001|4 H9 E5
岐阜協立大
(延長12回タイブレーク)

中部学院大
宮島(17)、木村蒼(13)、北田(19)−竹中
岐阜協立大
飼沼(18)、藤澤(21)、徳山(17)−西谷

投手成績
中部学院大
宮島 3回 54球 被安打3 四死球3 三振3 失点1
木村蒼 3回 45球 被安打2 四球2 三振3 失点1
北田 6回 87球 被安打4 死球1 三振5 失点2(自責点1)

岐阜協立大
飼沼 7回2/3 140球 被安打6 四死球5 三振2 失点3(自責点2)
藤澤 1/3 8球 被安打1 四球0 三振1 失点0
徳山 4回 58球 被安打1 四球3 三振2 失点2(自責点0)

(出場選手)
中部学院大
8佐藤(2) 4田中(6) 6森(1) 3宮坂(10)→R辰嶋(36)→3早崎(29)→H宮崎(9)→9 7大江(5)→3 D平林(8)→H榎田(33)→H桂(23)→D 9北野(7)→7 2竹中(27) 5江川(3)
岐阜協立大
8外岡(9) 9金子(24)→H勝間(13)→9家田(29)→R池口(23)→9立木(37)→H木内(26) D千歩(3) 3佐藤(44) 4一ノ瀬(1) 5高木(6) 7伏木(10) 6小林(5) 2西谷(2)

(試合経過)
1回裏、1死満塁から5番一ノ瀬がタイムリー。岐阜協立大が先制。1−0
4回表、2死から連打で1,2塁。9番江川が2点タイムリー2ベース。中部学院大が逆転。2−1
4回裏、ピッチャー交代、木村蒼。
5回裏、2死3塁から3番千歩がタイムリー。2−2の同点。
7回裏、ピッチャー交代、北田。
8回表、1死満塁から8番竹中が犠牲フライ。9番江川に2球投げたところで飼沼が足に痙攣がきたようで降板。ピッチャー交代、藤澤。中部学院大が1点勝ち越し。3−2
8回裏、2死2塁から8番小林がタイムリー。すかさず同点に追いつく。3−3
9回表、ピッチャー交代、徳山。
9回で決着がつかず延長タイブレークに突入。
10回表、1死満塁のチャンスで8番竹中が遊ゴロホームゲッツーで得点ならず。
10回裏、四球で無死満塁となるもここから5番一ノ瀬が三振。6番高木が浅目の中飛、7番伏木が遊飛に倒れ得点ならず。
10回表、送って1死2,3塁となるも1番佐藤が2ゴロ、2番田中が三振に倒れ0点。
11回裏、2者倒れ2死1,2塁から1番外岡がヒットを打って2塁ランナーがホームを突くもタッチアウトに。決着つかず12回へ。
12回表、無死満塁から代打宮崎が押し出し四球。更に1死満塁から6番桂がタイムリー。中部学院大が2点勝ち越し。5−3
12回裏、先頭が死球で無死満塁。3番千歩が犠牲フライ。しかし、後続が三振と右邪に倒れ試合終了。
中部学院大がタイブレークを制し、首位をキープしました。

総評

岐阜協立大もまだ優勝の可能性が辛うじて残っていたのと、昨秋チャンピオンとしての意地か、首位の中部学院大に対して互角の戦い。タイブレークではむしろ押しているくらいでした。ただ、サヨナラのチャンスで1本出ず。悔しい敗戦となりました。
飼沼投手が序盤からボールも走っていて、やや四死球は多かったものの持ち味の打たせて取る投球が出来ていました。8回はかなり疲れが来ていて最終的には足に痙攣が来て降板。信頼できるリリーフがいれば、もうちょっと違った内容になったかもですね。そういう意味ではリリーフで登板した徳山投手が好投。MAXも141kmまで出ていました。飼沼投手の負担も減らせるかもですね。
中部学院大はここまで奮闘してきた宮島投手が疲れが出てきたのか、本来の投球は出来ずに3回で降板。しかし、木村蒼投手が上手くつないで、北田投手が好投。ややスリークォーターからMAX143km出ていて、ボールが力強かった。1年の頃から投げていた投手ですが、今後が楽しみになる投球でした。
打線がちょっと例年に比べると迫力に欠ける印象で、この試合でもチャンスはあるもののあと1本が出ない試合でした。タイブレークの前に何とかしたかったですね。

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