4月1日に長良川球場で行われた第2試合、朝日大−岐阜聖徳学園大の観戦記です。
今季から朝日大は藤田監督が復帰。2年目となる近藤監督率いる岐阜聖徳学園大とどういう試合を見せるか、注目して観戦しました。

朝日大
001001000|2 H6 E1
00001410X|6 H10 E2
岐阜聖徳学園大

朝日大
荒井(18)、下里(13)、架谷(11)−村瀬
岐阜聖徳学園大
伊藤(11)、神田(20)、林(17)、松下(29)−中島

投手成績
朝日大
荒井 5回2/3 103球 被安打9 四球1 三振4 失点5(自責点3)
下里 1回1/3 22球 被安打1 四球0 三振1 失点1
架谷 1回 13球 被安打0 四球0 三振0 失点0

岐阜聖徳学園大
伊藤 7回 112球 被安打4 四球2 三振8 失点2(自責点1)
神田 2/3 10球 被安打1 四球0 三振0 失点0
林 1/3 11球 被安打1 四球1 三振0 失点0
松下 1回 24球 被安打0 四球2 三振0 失点0

(出場選手)
朝日大
8河村(7) 7末吉(9) 4田口(10) 3横井(5) D林山(8)→H川本(25) 6石川(1) 2村瀬(33) 9坂(6) 5田中(3)
岐阜聖徳学園大
7原田(9) 4内田(4) 8横井(10) 3矢岸(3)→3三浦(24) 9前田(8) D白木(28)→R佐藤(5)→H伊藤成(23) 5山本(6) 6横尾(7)→H勝亦(25)→6渡辺(2) 2中島(13)

(試合経過)
3回表、2死2塁から2番末吉がタイムリー2ベース。朝日大が先制。1−0
5回裏、2死1,2塁から2番内田がタイムリー。1−1の同点に追いつく。
6回表、2死2塁から代打川本がタイムリー。朝日大が勝ち越し。2−1
6回裏、1死から5番前田のソロホームラン。同点。更に1死1,3塁から代打勝亦がタイムリー。2死2,3塁から1番原田の遊ゴロをタイムリーエラーで2点。ここでピッチャー交代、下里。5−2と岐阜聖徳学園大が逆転。
7回裏、先頭の3番横井がセンターバックスクリーン横に打ち込む大きなホームラン。6−2
8回表、ピッチャー交代、神田。2死1塁でピッチャー交代、林。
8回裏、ピッチャー交代、架谷。
9回表、ピッチャー交代、松下。
岐阜聖徳学園大が逆転勝ちをおさめて先勝。

総評

序盤は投手戦。朝日大の荒井投手、岐阜聖徳学園大の伊藤投手がそれぞれ持ち味を発揮。
3回に朝日大がエラーで出たランナーを末吉選手のタイムリー2ベースで返し先制も5回裏に岐阜聖徳学園大が内田選手のタイムリーで追いつく五分の展開。
6回表に朝日大が代打の川本選手のタイムリーで勝ち越した時は朝日大が有利かと思いましたが・・・。ここで岐阜聖徳学園大は前田選手が起死回生のホームランで同点。そしてここからの近藤監督の采配がお見事。
続く白木選手のヒットが出るとすかさず代走。そして山本選手のところでエンドランが決まって1,3塁。そして代打の勝亦選手がタイムリー。打つ手がすべて上手くはまって逆転に成功。監督2年目となり、学生野球に慣れてきた印象もありました。この後の戦いも楽しみですね。
そしてホームランが前田選手に続いて横井選手にも飛び出しました。こういう長打が打てる選手がいるのは心強い。
先発の伊藤投手は7回を投げて8奪三振。初先発だったと思いますが、内容も良かったです。タイムリーが2死からだったので、もったいないとも言えますが、最小に留めていますし、及第点以上の内容。先発の柱の1人として期待できそう。
リリーフは少しバタバタしましたが、経験のない投手でのリレー。これもここからですよね。
朝日大は継投が一歩遅れた印象。リリーフ陣に信頼が持てなかったのかも。こういう競り合いを取れるように、今後の藤田監督の采配も注目ですね。

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