9月15日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われた第1試合、王子−ヤマハの観戦記です。
勝つと第2代表決定戦に進出するという試合。やはりもつれました。

王子
00000001012|4 H8 E2
10000000010|2 H7 E0
ヤマハ
(延長11回タイブレーク)

王子
高島(15)、長谷川(33)、若林(13)、中野(11)、近藤(19)−細川
ヤマハ
佐藤(14)、波多野(21)−川邉

投手成績
王子
高島 4回 56球 被安打3 四球1 三振2 失点1
長谷川 2/3 8球 被安打1 四球0 三振0 失点0
若林 1/3 3球 被安打0 四球0 三振0 失点0
中野 2回 24球 被安打0 四球0 三振2 失点0
近藤 4回 55球 被安打3 四球2 三振2 失点1(自責点0)

ヤマハ
佐藤 8回 127球 被安打7 四球1 三振6 失点1
波多野 3回 30球 被安打1 四球1 三振0 失点3(自責点0)

(出場選手)
王子
5大杉(3)→H神鳥(25)→5横川(7) 4山口(4) D伊礼(10) 7吉岡(6) 3宝島(2) 8亀山(1) 9山ノ井(8) 2細川(22) 6前田(5)
ヤマハ
4青柳(6) 7中田(24)→9 3秋利(4) 9網谷(5)→R鈴木(0)→7 5藤岡(3) D矢幡(1) 8前野(25) 6相羽(10)→R野澤(23)→6永濱(7) 2川邉(8)

(試合経過)
1回裏、1死から2番中田が打った瞬間のソロホームラン。ヤマハが先制。1−0
5回裏、2死1塁でピッチャー交代、若林。
8回表、2死から2番山口が初球を捉えて同点ソロホームラン。1−1に。
9回裏、1死1,3塁から7番前野、8番永濱を連続三振。近藤が素晴らしい投球で抑え込みます。
延長タイブレークに突入
10回表、送って1死2,3塁から9番前田のライトファールフライをキャッチして犠牲フライに。王子が勝ち越し。2−1
10回裏、犠打、四球で1死満塁。2番中田が犠牲フライ。更にエラーで2死満塁となるも4番鈴木を遊飛に打ち取り同点止まり。
11回表、送って1死2,3塁から伊礼が倒れ2死。申告敬遠の後、5番宝島が2点タイムリーを放ち、王子が勝ち越し。4−2
11回裏、無死1,2塁から5番藤岡が右飛に倒れると、後続も倒れ試合終了。
王子が延長タイブレークで競り勝ちました。

総評

ヤマハの佐藤投手の内容が良く、ピンチはあったもののしっかりと抑えて7回まで無失点。正直このまま行くかな、と思いました。ここで同点アーチを打ったのがルーキーの山口選手。今大会2本目のソロホームランは値千金の一発となりました。
佐藤投手も次の打者にヒットを打たれながらも良く後続を断って同点で切り抜けました。素晴らしい投球だったと思います。
王子は高島投手が先発して4回を初回の中田選手のホームランのみの1点で抑えると5回から継投に。
8回表に追いつくと、今大会からリリーフに回った近藤投手を投入。近藤投手が毎回ピンチを迎えるもなんとか踏ん張って最後勝利に導きました。
王子はベンチの声が良く出てるな、と都市対抗2次予選の頃から思っていましたが、投手運用等、徐々に立て直してきたな、と感じる采配が目立ちます。
日本選手権の切符を手に入れられるか、次戦も注目ですね。
ヤマハはルーキーの中田選手が2打点の活躍。ホームランは打った瞬間の素晴らしい当たりでした。
打線は良い当たりもあったのですが、なかなかつながらず。8回以降は毎回勝ち越しチャンスだっただけに、もったいなかった。
これで後がなくなり、2連勝が必要となりました。打ってなんぼのチーム。打線の奮起を期待したいですね。

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