7月26日に小牧球場で行われた準々決勝第1試合、富田−愛知啓成の観戦記です。
ここまで類まれな終盤力を発揮して、快進撃を見せてきた富田が愛知啓成にどう食らいつくか、注目して観戦しました。

富田
000000400|4 H3 E2
00010215X|9 H14 E1
愛知啓成

富田
渡辺、田中伊−松添
愛知啓成
東、鳴海−飯盛

投手成績
富田
渡辺 7回1/3 128球 被安打12 四死球5 三振3 失点9
田中伊 2/3 7球 被安打2 四球0 三振0 失点0

愛知啓成
東 6回1/3 93球 被安打2 四死球3 三振11 失点4
鳴海 2回2/3 30球 被安打1 四球0 三振2 失点0

(出場選手)
富田
4山口 6伊藤康 7伊藤遥 9浅井→3 8古川 3田中伊 2松添 5服部壮 1渡辺→9高羽(19)
愛知啓成
6稲吉 7石川(20)→7柿元(13) 8久松 3尾崎 1東→1鳴海(17) 4山谷 9伊藤(7)→H木村(19)→9山下(9) 2飯盛 5片山→H小島(10)→5太田→H鈴木(18)→R丹羽(16)→5

(試合経過)
4回裏、2死3塁から5番東がタイムリー。愛知啓成が先制。1−0
6回裏、2死2,3塁から8番飯森が2点タイムリー。3−0
7回表、1死1塁から4番淺井がチーム初安打の2ベース。更に死球で1死満塁。6番田中伊がフルカウントから渾身のフルスイングでライトスタンドに満塁ホームラン。富田が一気に逆転。ここでピッチャー交代、鳴海。4−3
7回裏、1死1,2塁から4番尾崎がタイムリー。4−4の同点。
8回裏、1死満塁から2番石川が2点タイムリー2ベース。3番久松のセンターへの高いフライをセンターが見失って2点タイムリー3ベースに。ここでピッチャー交代、田中伊。4番尾崎がタイムリー。この回5点。9−4
愛知啓成が振り切って勝利し準決勝進出。

総評

地力は正直愛知啓成が上でした。それでも、富田はしっかりと食らいついて、中盤まで接戦に持ち込む。打つ方は6回までノーヒットでしたが、東投手が6回裏に走塁で足に痙攣をきたしたようで、一旦治療し7回にそのまま続投。
その状況で初ヒットを浅井選手が放ち、四死球も絡んで1死満塁。ここで6番の田中伊織選手が起死回生の満塁ホームランを叩き込み、一気に逆転したところは本当に鳥肌がたちました。正直外野がかなり前に来ていたので、頭を越してやれ、とは思いましたが、まさかホームランとは。
こういうところで思い切りよく振るスイングを徹底してきた富田打線の結果でしょうね。素晴らしかった。
ただ、ここまで踏ん張ってきた渡辺投手でしたが、さすがに7回以降は苦しく、7回に同点を許し、8回には逆転。味方にもミスが出ましたが、力の差でしたね・・・。
個人的には、ワンチャン、逆転した直後に田中伊織投手につなげば、と思いましたが、結果論ではあるし、つなぎにくい理由もあったのでしょう。ここまでの健闘を称えたいです。
一つだけ、気になったのは、外野からの返球で、愛知啓成に次の塁を奪われるケースが目立ちました。こういうのは余分な失点につながってしまうので、新チームでは減らせるように徹底していってほしいですね。
しかし準々決勝でもこれしかない、という試合をやってのけた富田高校はあっぱれでした。お疲れさまでした。
愛知啓成は東投手がキレキレで5回までは完璧。MAXも134劼帆っていて、6回まで奪三振11。ただ、6回裏の攻撃で足を痛めたので、7回は頭から代えて良かったと思いますが・・・。東投手は準決勝にダメージが残らないといいですね。
パンフレットには名前がなかった石川選手が決勝の2点タイムリー2ベース。3年生がこういうところで打ったのはさすがですし、うれしかったでしょうね。
愛知啓成としては、やはり打線の奮起が必要になってきます。フライを打つ意識はいいと思いますので、あとはいかに名電投手陣の球威に負けずに打っていくかがカギになりそうです。

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