5月22日に草薙球場で行われた第3試合、静岡大−中京学院大の観戦記です。
静岡大は勝てば優勝、中京学院大が勝つと1勝1敗で翌日に持ち越されるという状況での試合。中京学院大はエースの赤塚投手がマウンドへ。静岡大はほとんど先発経験のない加藤修投手がマウンドに立ちました。

静岡大
100010000|2 H9 E1
000000010|1 H6 E0
中京学院大

静岡大
加藤翔(11)−安竹
中京学院大
赤塚(20)−小林

投手成績
静岡大
加藤翔 9回 122球 被安打6 四死球3 三振2 失点1

中京学院大
赤塚 9回 153球 被安打9 四球2 三振7 失点2

(出場選手)
静岡大
9内田(33) 6原田(6) 4佐藤(22) 3竹田龍(34) 8木川(34)→8篠原(27) D高橋(7)→H生末→H東城 7永井(10) 5荒井(23) 2安竹(12)
中京学院大
9加藤修(1) 8高畠(8) 6西尾(10) 4山下(7) D千田(25) 3廣田(5) 5菅野(3) 2小林(22) 7瀧本(9)→H森岡(23)→7

(試合経過)
1回表、1死3塁から3番佐藤が初球の変化球をうまくとらえてセンターへタイムリー。静岡大が先制。
5回表、1死2塁から1番内田がセンター右へタイムリー2ベース。貴重な追加点。2−0
8回表、2死2塁から7番永井のヒットで2塁ランナーがホームを突くもタッチアウトに。
8回裏、2死から2番高畠が3ベース。3番西尾がタイムリー。2−1
静岡大が逃げ切り。東海大会優勝を決めて8年ぶりの全日本大学選手権出場を決めました。

総評

静岡大の中京学院大対策が見事でした。
相手は岐阜リーグで負けなしだった難攻不落の赤塚投手。そこから点を取って、失点を防がないといけない。
ますは打線。初回にいきなり先頭の内田選手がヒット。盗塁と犠打を決めて1死3塁を作って主砲の佐藤選手に回した。佐藤選手はここまで当たっていなかったですが、あえて5番から3番に上げてこの試合に臨み、この打席で変化球に対応してタイムリー。この先制パンチが大きかった。立ち上がりがそんなに良くないという赤塚投手を見事に攻めました。
5回も内野安打で出た荒井選手を送って、1番の内田選手が見事に追い込まれながらもタイムリー。大きな追加点に。何より、ボールを振らず、狙い球を絞ってしっかりととらえていく。ファールが多く、赤塚投手に153球を投げさせた。このしぶとさが2点につながりましたよね。
そして投手は軟投派の加藤翔投手。リーグ戦でもほとんど投げていないとのことですが、この試合に抜擢。エースが投げられないという状況があったにせよ、大胆な起用ですよね。
加藤投手はMAX122辧スライダー、カーブで緩急をつけて中京学院大打線を翻弄。とにかくフライアウトが多かったのが印象的。これを見抜いた監督もお見事でした。
これにバックも応えた。4回裏には1死1,3塁から7番菅野の当たりはレフトライナー。中京学院大の3塁ランナーの山下選手もいいスタートを切ったのですが、レフトからストライク返球が来てタッチアウトに。ビッグプレーで盛り上げます。
ただ、中京学院大も8回に2死から2番高畠選手の長打、3番西尾選手のタイムリーで1点を返し、最終回も1死から6番廣田選手がヒットで出塁。つなぎたい7番菅野選手は3塁右の鋭いライナーを放つも、サードの荒井選手が横っ飛びで取る大ファインプレー。これが大きかった。最後は加藤翔投手が渾身のまっすぐで空振り三振に取って試合終了。みごとなガッツポーズでした。
個人的には静岡大の安竹捕手の活躍も大きかったと思います。2試合、タイプの異なる投手で完投、完封を演出し、この試合でも3回に2死1塁から俊足の西尾選手の盗塁を阻止。これで中京学院大は足という武器を使えなくなりました。2年生でこういう捕手がいるのは今後にとっても大きいですね。
中京学院大は最後まで打線が加藤翔投手の術中にはまりました。唯一8回に2死から2番高畠選手、3番西尾選手が打って1点取りましたが・・・。いい当たりがとにかく少なく、対応できていたのが西尾選手くらい。そうなると苦しいですね。
赤塚投手は8回にMAX150劼鬟沺璽するなど、出来る投球はしていたと思います。割とどんどん打たせて球数が少ないタイプなのですが、この日は153球。これも静岡大の粘りを褒めたいですね。
これで静岡大は2014年以来の全日本大学選手権の舞台に立ちます。エースの吉田投手も全国には出られると思うので、また違った試合ができると思います。高山監督の采配も楽しみですね。

ピックアップ選手等はこちら