9月30日に岡崎球場で行われた第2代表決定戦、ジェイプロジェクト−東邦ガスの観戦記です。
ジェイプロジェクトはエースの古屋投手を立てて必勝態勢。
東邦ガスはヤマハ戦で1イニングだけ投げていた吐前投手を先発に起用。
両投手の内容に注目して観戦しました。

ジェイプロジェクト
100000012|4 H9 E2
12102310X|10 H17 E1
東邦ガス

ジェイプロジェクト
古屋(18)、保坂(16)、平岡(11)、山内(22)−増田、松坂
東邦ガス
吐前(29)、小椋(17)、坂本(21)−氷見

投手成績
ジェイプロジェクト
古屋 2回 41球 被安打6 四球0 三振2 失点3(自責点2)
保坂 4回 81球 被安打9 四球4 三振2 失点6(自責点5)
平岡 1回 31球 被安打2 四球2 三振0 失点1
山内 1回 10球 被安打0 四球1 三振0 失点0

東邦ガス
吐前 6回 81球 被安打4 四球2 三振4 失点1
小椋 1回 17球 被安打1 四球0 三振0 失点0
坂本 2回 47球 被安打4 四球2 三振1 失点3

(出場選手)
ジェイプロジェクト
8丹羽(28)→8有野(0) 9片岡(2) 5今井(10)→H秦(8)→5 D松本(57) 3今津(1) 7橋本(23) 6田中(5)→H望月(31)→6 9林田(29) 2増田(39)→H伊藤(9)→2松坂(12)
東邦ガス
7小林(0)→H水本(1)→7 5虎谷(5) 4比嘉(8) 3若林(6) D柴田(9) 9上内(3)→9木村(31) 8大島(4) 6高垣(10) 2氷見(2)

(試合経過)
1回表、先頭の丹羽が2ベース。送って1死3塁から3番今井のタイムリー。ジェイプロジェクトが先制。
1回裏、2死1塁から4番若林の打席で盗塁成功にエラーが絡んで2死3塁。ここで若林がタイムリーを放ち、同点に。
2回裏、2死2塁から9番氷見のタイムリー。更に2死2,3塁から2番虎谷のタイムリー内野安打。東邦ガスが2点勝ち越し。3−1
3回裏、1死3塁から6番上内のタイムリー。4−1
5回裏、先頭の4番若林のソロホームラン。更に2死1、3塁から9番氷見のタイムリー2ベース。6−1
6回裏、無死満塁から5番柴田のタイムリー。6番木村もタイムリー。1死満塁から8番高垣のゲッツー崩れの間に1点。9−1
7回裏、先頭の代打水本がソロホームラン。10−1
8回表、無死1塁から9番松坂のタイムリー2ベース。10−2
9回表、1死2,3塁から8番林田のタイムリー内野安打。9番松坂のタイムリー。10−4も1番有野が6−6−3のゲッツーに倒れ試合終了。
東邦ガスが大勝し、第2代表を獲得しました。

総評

1回表にジェイプロジェクトが先制したときは、ヤマハ戦での打撃好調をうまく継続できている、と感じたのですが、東邦ガスがすぐに追いつき逆転。
初回に当たっていなかった若林選手にタイムリーが出たこと、2回は好調の高垣選手から打線がつながったこと。これで一気に優位に立ちました。
古屋投手も特別悪いとかはなかったと思いますが、初回に2死無走者からヒット、盗塁(エラー付き)、タイムリーで追いつかれたのが響いたかな、と。
あと、東邦ガスも研究してきた感じがありました。
東邦ガスは中軸に当たりがない中、8番高垣選手、9番氷見選手が好調。そこから上位に行く打線で点を取っていくうちに徐々に全員に当たりが出てきた、という大会でした。
投手陣は辻本投手が2勝。エースで確実に勝つ中で、この日は吐前投手が好投。大会が進むにつれてチーム力を上げていく理想的な形で第2代表を獲得しました。
今年は選手権でベスト8入りを果たしましたが、やはり都市対抗本戦で勝ってこそ、勝てるチームに昇華されると思いますので、本戦での勝ち上がりを期待したいです。
ジェイプロジェクトは投手陣がこの2戦で17安打ずつ浴びる苦しい内容。ただ、主戦投手は無理をしていないですし、最後に点を取って次につなげることができた。
切り替えて第4代表決定戦に臨んでほしいですね。

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