6月5日に岡崎球場で行われた第1代表決定戦。東邦ガス−日本製鉄東海REXの観戦記です。
東邦ガスが第1戦で好投した辻本投手、日本製鉄東海REXはエースながらここまで未登板だった浦本投手が先発。エース同士の緊迫した投手戦となりました。

東邦ガス
000000000|0 H7 E0
00000001X|1 H7 E0
日本製鉄東海REX

東邦ガス
辻本−氷見
東海REX
浦本、松向、続木−笹倉、阿保

投手成績
東邦ガス
辻本 8回 121球 被安打7 四球3 三振8 失点1

東海REX
浦本 8回1/3 98球 被安打7 四球0 三振6 失点0
松向 1/3 5球 被安打0 四球0 三振1 失点0
続木 1/3 7球 被安打0 四球0 三振0 失点0

出場選手
東邦ガス
4比嘉 7水本 9上内→H新村→R木村 3若林 D柴田 5虎谷 6高垣 8大島 2氷見
東海REX
9加藤樹 6西浦→4 5吉位 D加藤辰 7稲葉→H瀬崎→8下村 3金子 2笹倉→2阿保 4吉川→R平野→6 8濱口→7

(試合経過)
5回表、先頭の若林が2ベース。しかし5番柴田の投ゴロで2塁くぎ付け。6番虎谷、7番高垣が連続三振で無得点。
6回裏、1死から2番西浦3番吉位が連続四球。4番加藤辰のヒットで1死満塁。しかし代打瀬崎が三振。6番金子ら右飛に倒れ先制ならず。
7回表、2死から4番若林がレフトフェンス直撃の2ベース。5番柴田がレフトへヒット。若林が3塁回ってホームを突くも間一髪タッチアウトに。東邦ガスは先制ならず。
7回裏、2死1,3塁のチャンスを作るも2番西浦が三振に倒れ0点。
8回裏、1死1塁から5番下村があわやフェンスオーバーというタイムリー2ベースを放ち、ついに東海REXが先制。1−0
9回表、先頭の1番比嘉がヒット。送って、代打新村がヒットで1死1,3塁。ここでピッチャー交代、松向。4番若林と真っ向勝負で三振に。そして更にピッチャー交代、続木。5番柴田が粘るも7球目が遊ゴロとなり2塁封殺。試合終了となり、日本製鉄東海REXが競り勝って第1代表を勝ち取りました。4年ぶり12回目の本戦出場となります。

息詰まる、そして見ごたえのある投手戦でした。後半は上の試合経過の通りにお互いにチャンスは作るもしのぎあい。
とにかくまずは辻本投手、浦本投手、お互いに素晴らしく、5回までに2安打ずつ。投球数もお互いに50球代。なかなか見られない投手戦でした。
徐々にチャンスを増やしていった東海REXに対し、7回に1チャンスが来た東邦ガス。この時のクロスプレーは・・・。写真で見たらアウトかな。若林選手の足が浮いていなければ・・・。全力疾走でのスライディングだったから仕方ないかな。
9回の表の攻防もすごかった。1死1,3塁で4番の若林選手を迎えた場面。ここまで若林選手は3打数2安打。2本の2塁打。ここで抑えの松向投手を投入。期待に応えて三振に斬る。そしてまたも投手交代。今度は右の柴田選手に対し、続木投手を投入。この一人一殺を成功させ日本製鉄東海REXが勝ちました。
なんといっても勝因は投手陣。結局3試合で2失点。ここ2試合は完封リレー。全て違う先発投手で実行したことも素晴らしいです。これで150kmの高卒右腕、加藤優弥投手は未登板ですから・・・。本番も楽しみです。
打線はやはりW加藤選手(樹・辰祐)が中心。この2人に何とか前後の選手が絡んで点を取っていく形。本番でもう少し線に出来るといいですね。
東邦ガスは辻本投手で落としたのは痛いですが、1番比嘉選手、4番若林選手、5番柴田選手に当たりが出ているのは好材料。
次戦以降は何とか序盤でリードして、抑えの吐前投手につなぐ形を作りたいですね。

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