第46回日本選手権東海地区予選_組み合わせ_20210524日本選手権の東海地区予選の組み合わせが発表され、無事に有観客で行われることとなりました。

他地区を見ているとほとんどが無観客。東海地区の関係者や、各連盟の頑張りには感謝ですね。

例年通り枠は3つ。今年は3チーム(東海理化、トヨタ自動車、ヤマハ)がJABA大会で枠を獲得したので、9チームでの戦いとなります。(2チーム消滅は寂しいですね・・・。)

2つに分けたトーナメントで、敗者チームのトーナメントを作るかと思ったら、都市対抗2次予選の形式のトーナメントとなりました。

最初にベスト4にならないとかなり絶望的なゾーンに行くことになりますが・・・。

第1代表のところでベスト4にならないと代表になるのは難しいと思います。
なので、ベスト4を展望しようかと。

三菱自動車岡崎−JR東海
この両チームは4つ勝たないと代表になれない。それだけでも大変ですが、強豪同士の対戦となりました。
やや投手力の面から三菱自動車岡崎が有利かと思いますが、JR東海も打線は悪くないですし、あとは投手次第。ベテランの戸田投手(日田林工)がやはりカギになるのかな。
三菱自動車岡崎は先発に転向している坂巻投手(東京情報大)、JR東海は2年目で4番に座る伊藤選手(法政大)に注目。

東邦ガス−ジェイプロジェクト
選手の入替が激しいジェイプロジェクト。昨年は継投でしのぐチームでしたが、今年はエースの古屋投手(静岡商)が成長。エースとしてチームを牽引しています。好投してプロからの評価も上げたいところ。東邦ガスは本来エースのはずの辻本投手(駒澤大)が状態は今一つ。誰を初戦に持ってくるかも注目されます。
東邦ガスは大きくメンバーは変わっていない印象ですが、虎谷選手(亜細亜大)、高垣選手(日体大)のルーキーに注目。

ホンダ鈴鹿−日本製鉄東海REX
近年安定した成績を収めているホンダ鈴鹿ですが、今年のJABA大会では苦戦。予選でも成績は振るわない状況が続いています。
昨年エースとして活躍した井村投手(至学館大)が今年は不調。昨年指名漏れした松本竜投手(智辯学園)や森田投手(法政大)の奮闘に期待したいところですが・・・。打線がどこまで投手陣を助けられるかがカギになりそう。
ホンダ鈴鹿は小川選手(同志社大)、栗原選手(亜細亜大)のルーキーの活躍が楽しみです。
日本製鉄東海REXは今年浦本投手(九産大)がエースに成長。他の投手陣も軒並みボールが良くなり、投手陣の充実ぶりが光ります。こちらは打線がカギ。若い選手が多いので、どうベテランとの融合を図るか。ベンチワークもカギになりそう。
加藤優弥投手(金沢龍谷)の投球は必見。


王子−西濃運輸
王子は長年の課題、近藤均投手(関西大)の次の投手という部分が今年もまだ解消されていません。
とりあえずは初戦は近藤投手でしょうし、試合は間違いなく作るでしょうが・・・。
打線が奮起しどこまで投手陣をカバーできるか。
何にしても近藤均投手、神鳥選手(中部大)らの主力の奮闘が必要。
西濃運輸は昨年の2次予選の途中から覚醒した船迫投手(東日本国際大)が今年も好調を維持。常時140km中盤以上の真っすぐを武器に、相手打線を牛耳るところまで来ています。
打線は色々試しながら、選手を起用していますが、しっかりと得点圏に進めて1点を取りに行く野球は不変。投手陣も徐々に調子を上げてきており、久しぶりの全国大会出場を狙える状態にはなってきています。
西濃運輸は注目度の高い林投手(近江)に目線は集まりますが、調子を上げてきている鈴木投手(静岡産大)も注目。

スクールパートナーはJABA静岡大会で1勝を上げたもののまだ発展途上。若い選手が多いだけにどこまで底上げが出来ているか。投手陣の奮闘が必要でしょうね。
三菱自動車岡崎−JR東海の勝者と2回戦で対戦します。

第1代表のベスト4については三菱自動車岡崎、ジェイプロジェクト、日本製鉄東海REX、西濃運輸と予想しますが、正直自信はありません。むしろ全外しもありえると思います。
そのくらい拮抗している東海地区の予選。7日間の戦いですが、楽しみたいですね。