大栄翔が初場所を13勝2敗で堂々初優勝を飾りました。

中日まで全勝。そこからプレッシャーもあり、11日目に2敗目を喫して正代と並び、13日目まで並走。
ただ、終盤相撲が崩れた正代に対して、大栄翔は序盤の思い切りの良さがよみがえり、12日目から4連勝フィニッシュ。12日目に明生を逆転で破ったのが大きかったですね。

埼玉からは実質初の優勝とのこと。おめでとうございます。
大関まで駆け上がれるか。この13番を活かしてほしい。27歳と一番いい時ですし、ここを逃すと苦しいと思うので。

大関
正代11勝4敗
2敗で大栄翔と並走まで持っていくも、終盤踏ん張れず。というか、11日目以降は綱渡りの相撲が多く、内容は決して良くなかった。それでも千秋楽まで優勝の可能性を残しただけでも立派。今場所はカド番でしたしね。来場所に期待。

朝乃山11勝4敗
こちらもカド番。それを考えれば、序盤3勝3敗から良くここまで持ち直したと思う。ただ、照ノ富士には今場所も破れ4連敗。ここを何とかしないと上なんて狙えない。それでも相撲は日に日に良くなったし、こちらも来場所に期待したい。

貴景勝2勝8敗5休
10日目から休場。とにかく敗因は太りすぎかと。この人の武器はスピード。それを取り戻すには身体を絞るのが一番だと思うんですけどね。それを思い出せるか。重さを武器にする相撲も確かにあるけど・・・。

三役
照ノ富士11勝4敗
隆の勝9勝6敗
高安9勝6敗
御嶽海9勝6敗

照ノ富士が6勝4敗から5連勝。11番まで持っていきました。これで先場所の13番と合わせて24勝を勝ったことで来場所の成績で大関復帰をグッと近づけました。ほんとに相撲が上手くなったと思う。技能賞もおめでとうございます。
他の3人も揃って勝ち越し。ただ、10番勝つチャンスはどの力士にもあったが、それを逃したのはもったいなかった。
御嶽海も結局太りすぎてから相撲が崩れたんだよな。
隆の勝は今26歳。そろそろ上を狙うために2桁勝ちたいね。

前頭
大栄翔13勝2敗

琴ノ若10勝5敗
明瀬山9勝6敗

10勝したのは琴ノ若だけになりました。明瀬山が千秋楽勝っていれば2桁で敢闘賞もらえたようですが惜しくも敗戦。ただ、明瀬山は再入幕で大奮闘。4年ぶり2度目の幕内で勝ち越しはとにかく立派。お疲れ様でした。

新入幕の翠富士が9勝6敗で勝ち越し。これも立派。肩透かしはすでにファンに定着するくらいの武器になっています。
豊昇龍も5連敗から9連勝、千秋楽に敗れて二桁は逃すも良く頑張りました。

琴勝峰の相撲の崩れ方が心配。相撲を見ていると下半身を怪我してたんじゃないかな、と感じる内容でした。とにかく下半身で踏ん張れるようにすること。当たり負けを克服すること。来場所が試金石に。

コロナ禍での大相撲。無事に終わって良かった。無観客になることもなく乗り切れたのは良かったですし、素晴らしかったと思います。
また来場所。大阪になると思いますが、無事に観客を入れて行われてほしいですね。