9月19日に小牧球場で行われた愛知−享栄の観戦記です。
今大会の本命と目されている享栄に対し、愛知がどんな戦いをするかに注目して観戦しました。

愛知
10430102010|12 H15 E1
08201000012|14 H10 E0
享栄
(延長11回)

愛知
黒田、羽田、清水、堀−光森
享栄
濱田、菊田、肥田、竹山−関

投手成績
愛知
黒田(11) 1回0/3 37球 被安打2 四球4 三振0 失点3
羽田(18) 1/3 21球 被安打3 四球2 三振0 失点5
清水(10) 5回2/3 103球 被安打4 四球5 失点3(自責点2)
堀(1) 3回2/3 50球 被安打1 四死球5 三振1 失点3

享栄
濱田(1) 3回0/3 50球 被安打7 四死球3 三振3 失点8
菊田(11) 4回2/3 73球 被安打7 四死球2 三振2 失点3(自責点2)
肥田(12) 2回1/3 33球 被安打1 四球0 三振5 失点1
竹山(10) 1回 18球 被安打0 四球1 三振1 失点0

(出場選手)
愛知
3澤野 4飯田 8中神 7赤毛 2光森 北川 9手嶋 1黒田→1清水→H友野(13)→1堀 6小林
享栄
8田村 6白井 9彦坂 5真鍋 7佐久間→7西田(20)→7中谷→H瀬尾(13)→7堀尾(18) 3吉田 4大石 1濱田→1菊田→1肥田→H竹山→1 2関

(試合経過)
1回表、2死2塁から4番赤毛のタイムリー。愛知が先制。
2回裏、先頭の7番大石がソロホームラン。無死1、2塁でピッチャー交代、羽田。1死満塁から3番彦坂がタイムリー。5番佐久間のタイムリー。6番吉田の2点タイムリー。ここでピッチャー交代、清水。更に野選、スクイズで加点。8−1
3回表、無死1、3塁から1番澤野がタイムリー。2死満塁から5番光森の3点タイムリー2ベース。8−5
3回裏、無死1、3塁から3番彦坂が2点タイムリー2ベース。10−5
4回表、無死満塁でピッチャー交代、菊田。代わりっぱな1番澤野に押し出し四球。2番飯田のタイムリー。3番中神に押し出し死球。10−8
5回裏、2死満塁から押し出し四球。11−8
6回表、2死1、3塁から4番赤毛のタイムリー。11−9
8回表、2死2塁から2番飯田のタイムリー3ベース。ここでピッチャー交代、肥田。3塁牽制がボークとなり3塁ランナーホームイン。同点。11−11
延長戦突入
10回表、2死から9番小林のホームランで愛知がついに逆転。12−11
10回裏、1死3塁から代打竹山が犠牲フライ。同点。
11回裏、2死1塁から5番堀尾がサヨナラ2ランホームラン。享栄が勝ちました。

まずは愛知の打線が素晴らしかった。享栄の自慢の投手陣の球に負けないしっかりとしたスイングが光りました。菊田投手に対しては本当に捉えていて、3投手から計12点を奪ったのは見事としか言いようがない。
9番の小林選手の逆転のホームランが出た時は勝ったと思いましたが・・・。
課題は投手陣。とにかく四死球が多すぎて、計16四死球。さすがにこれでは・・・。ボールそのものはいいものを持っているのに、狙いすぎてか四球が多く、最後も四球からの一発。延長10回も死球、ワイルドピッチからの犠打、犠牲フライ。投手陣が踏ん張れていれば勝てた試合。来年春に向けての課題ですね。
打撃は今の形でいいと思いますので、しっかりと磨いてほしいです。

享栄は投手陣がそれぞれ素晴らしいボールを投げます。ただ、先発の濱田投手、2番手の菊田投手はしっかりと捉えられました。タイミングが取りやすいようにも感じる相手のスイング。この辺りは今後工夫やフォームの見直しも必要かもですね。
好守備やバントを確実に決めるなど、大藤野球らしい形は見えました。
打線は序盤に大量点を奪いましたが、ややスイングの弱さを感じます。個々で白井選手、彦坂選手はさすがという打撃や対応は見れましたが。
最後にサヨナラで決めた堀尾選手が一番気持ちいいスイングを見せていました。何でこの選手がスタメンじゃないんだろうというスイング。その通りに決めたのは素晴らしかった。
苦しい試合を糧に出来るかどうかは次の試合次第。苦しい経験を活かしたいですね。

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