6月12日に東京ドームで行われた第3試合、宮崎産経大−東海大の観戦記です。
宮崎産経大は大黒柱杉尾投手の連投で臨みました。

宮崎産経大
10000000000|1 H3 E3
00100000001|2 H5 E1
東海大
(延長11回タイブレーク)
宮崎産経大
杉尾−大幡
東海大
原田、松山−海野

投手成績
宮崎産経大
杉尾 10回1/3 148球 被安打5 四死球3 三振8 失点2(自責点1)
東海大 
原田 2回 42球 被安打2 四球2 三振1 失点1
松山 9回 124球 被安打1 四球2 三振14 失点0

杉尾投手は前日128球投げての完投から連投。それでもMAX142kmを要所で投げ、通常は130km台後半のまっすぐと変化球で相手を翻弄。最終回でもピンチで140kmを記録するなど、クレバーなピッチングで東海大打線をタイブレークの10回まで抑えきったのはすごいとしか言いようがないピッチングでした。
原田投手は右のオーバーハンド。MAX144kmもストライクボールがはっきりする感じで、苦しいピッチングに。
松山投手は東邦出身の3年目。左のスリークォーター。出どころが見にくいタイプでMAX140km。三振の山を築き、杉尾投手相手に一歩も引かないピッチングでチームを勝利に導きました。

宮崎産経大
8安藤 4堺田 6八木 3寺園 5吉岡→R真早流→5大城 D井坂→H佐藤→H黒田 7武田→7甲斐 2大幡 9日高
東海大
3千野 5串畑 6杉崎 2海野 9藤井 4植村 D吉田→H門馬 7高田 8宮地

(試合経過)
1回表、1死1塁から3番八木がタイムリー2ベース。宮崎産経大が先制。
3回裏、無死1塁から1番千野のヒットで1塁ランナーがスーパー好走塁でホームイン。1−1
11回裏、1死2、3塁から5番藤井のタイムリーでサヨナラ。
東海大がベスト8進出を決めました。
杉尾投手がすごすぎました。連投というのがまず信じられない内容。そして申し訳ないですが、バックもミスが多く足を引っ張られることも度々。
それでも崩れない、点をやらない。3回の失点も宮地選手のスーパー走塁だったのですが、緩慢な中継プレーを突かれたのも事実。でも崩れないピッチングは感動しました。

打線は松山投手相手に完全に沈黙。タイブレークの10回表、送った後、申告敬遠で1死満塁で1番安藤選手、2番境田選手のところが勝機でしたが、ここで点を奪えなかったのがきつかった。

それでも必死に杉尾投手を盛り立てて、東海大に立ち向かい追い詰めたのはチームの力。試合後なかなかベンチから去れない姿も印象的でした・・・。

東海大は松山投手がこの試合のMVP。変わった3回に2死からヒットを1本許しましたが、4回以降はノーヒットピッチング。タイブレークを含めて11回まで14奪三振。圧巻でした。
打線が杉尾投手に抑えられて東海大やばいんじゃね?という雰囲気が漂う中、淡々と抑えていき、終盤では三振を取って気迫を見せるなど、チームをピッチングで鼓舞。東邦時代、藤嶋投手を支えながらチームの苦しいところで投げてきた姿を全国の舞台で再び見れたのはうれしかったです。

3回の宮地選手の走塁は見事でした。無死1塁から1番千野選手のヒットで3塁まで、と思ったらライトから返球が緩くセカンドへ行く隙を見逃さずホームへ滑り込み同点に。こういうところに東海大のすごみは感じました。
最後、タイブレークから藤井選手が打ったのは見事でしたが、どちらかというとやられた印象が強い試合だったかもしれません。

ただ、1回戦、2回戦と苦しい試合を勝ち抜いた経験は大きいかもしれませんね。投手陣は強力。勢いにつなげられるかどうか注目です。

素晴らしい試合で、僕の中では今のところ今大会ベストバウトですね。見れてよかったです。