6月11日に東京ドームで行われた第4試合、創価大−東北福祉大の観戦記です。
この試合から2回戦。この試合も好カードとして注目でした。

創価大
000000000|0 H3 E1
00001000X|1 H2 E0
東北福祉大

創価大
望月−萩原
東北福祉大
山野、津森−岩崎、笹谷

投手成績
創価大
望月 8回 115球 被安打2 四死球3 三振4 失点1
東北福祉大
山野 6回 102球 被安打2 四球5 三振9 失点0 
津森 3回 47球 被安打1 四球1 三振3 失点0

望月投手は長身の右オーバーハンド。上から投げ下ろすフォームで角度があります。MAX145km。球速ほど空振りが取れない感じですが、いい当たりもほとんどさせない投球でした。
山野投手は左のオーバーハンド。左でMAX144km。序盤は左バッターに投げにくそうに見えましたが、中盤からは関係なく三振の山を築く投球は見事。
津森投手は右のサイドハンド。MAX149kmを記録。高めのボールが多く、狙って投げたのか、抜けていたのかは判断が難しいですが、ボール球が多いながらも球威で三振を取るピッチングは評判通りでした。

創価大
9高 6下小牧 2萩原 3山形 D保科 5鈴木嘉 4門脇 8小関→H藤原魁→R井上→8林→H木代 7藤原大
東北福祉大
9里見 4永濱 3生沼 8清水 6元山 D増田 5楠本 2岩崎→2笹谷 7柿崎→7西川

(試合経過)
5回裏まで東北福祉大はノーヒットに抑えられていましたが、1死から7番楠本がソロホームラン。東北福祉大は初ヒットがホームランという形で先制。
東北福祉大が勝ちました。
お互いの投手があまりにも良かったので、序盤の時点でこれは一発が出た方が勝つな、と思ったのですが、その通りの試合になりました。
チャンスとしては山野投手が制球に苦しんだ3回表に四球3つで2死満塁まで行ったのですが、5番保科選手を3球三振。6回表にも1死1,2塁のピンチを作るも6番7番を抑えて津森投手につなぎました。
津森投手もピリッとはしなかったのですが、それでも創価大打線をヒット計3本に抑えて力を見せた試合に。
創価大は合わせに行く打撃がちょっと気になりました。もっと振っていたら、フェンスオーバーもあったかも、という打球もあっただけに、もったいなかったですね。

望月投手はヒット2本打たれただけ。責められないですよね。力の一旦は見せてくれました。

東北福祉大はなかなか打てませんでしたが、しっかりとフルスイングをする姿勢は序盤から見せていて、ホームランが出るなら福祉大かな、とは思っていました。
ショートの元山選手の動きの良さ、守備の良さは光りましたね。スイングもいいですし、来年はドラフト候補になりそうです。
山野投手も素晴らしい。3年生ですので、こちらも来年のドラフト候補になりそう。

質の高いチーム同士の好ゲームでした。最後まで緊迫した試合。昨年優勝の東北福祉大はこの試合を制したことで勢いを得たいですね。