6月3日にパロマ瑞穂球場で行われた愛知学院大−愛知産業大の1部2部入替戦の観戦記です。
1勝1敗で迎えた3回戦です。負けられない一戦となりました。

愛知学院大
114003023|14 H16 E1
000300200|5 H7 E2
愛知産業大

愛院大
白木、佐藤良−与那覇
愛産大
寺澤、松橋、宮城、山重、飯田−間瀬

投手成績
愛院大
白木 3回1/3 58球 被安打4 四球1 三振0 失点3
佐藤良 5回2/3 94球 被安打3 四球2 三振7 失点2
愛産大
寺澤 2回2/3 60球 被安打4 四死球3 三振2 失点6
松橋 3回1/3 41球 被安打5 四球0 三振0 失点3
宮城 1回2/3 23球 被安打3 四球1 三振0 失点2
山重 1回 24球 被安打4 四球0 三振0 失点3
飯田 1/3 5球 被安打0 四球0 三振0 失点0

白木投手は右のオーバーハンド。中1日でしたが、丁寧に投げて序盤の試合を作りました。DSC_0023_3

佐藤良投手は右のオーバーハンド。享栄出身の2年生。ピンチでの登板でしたが、いい形で入れました。ボールも走っていたと思います。DSC_0058_2

寺澤投手も中1日での登板。変化球の精度が高いのですが、コーナーを狙ったのが決まらなかった印象。DSC_0006_3

松橋投手は連投。コントロールが良く安定感がありました。DSC_0046_2

宮城投手は左のオーバーハンド。中部商出身の3年生。DSC_0074

山重投手は浜松学院出身の3年生。右のオーバーハンド。

(出場選手)
愛院大
4岡 3渡邊 8福本 7廣瀬 D河村→H田中→R井手口 9吉田 5清水 6佐々木 2与那覇
愛産大
2間瀬 D藤江 7高木 3濱元 5北出 9長尾→8 4出口 6江川→H吉野→6 8神谷→H大橋→9→H平岩

(試合経過)
1回表、1死2塁から3番福本のタイムリー。愛院大が先制。
2回表、2死から7番清水が弾丸ライナーで運ぶホームラン。2−0
3回表、1死満塁から4番廣瀬が犠牲フライ。2死満塁から6番吉田が走者一掃の3点タイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、松橋。6−0
4回裏、無死1塁から3番高木がレフトへライナーでフェンス上段に弾んで飛び込む2ランホームラン。更に無死満塁から7番出口の犠牲フライ。ここでピッチャー交代、佐藤良。6−3
6回表、1死満塁から1番岡がタイムリー。2番渡邊が2点タイムリー。9−3
7回裏、2死1塁から3番高木がレフトフェンス直撃のタイムリー2ベース。4番濱元がタイムリー。9−5
8回表、1死2塁から1番岡がタイムリーエンタイトル2ベース。2番渡邊もタイムリー2ベース。2死3塁でピッチャー交代、山重。11−5
9回表、1死3塁から7番清水のタイムリー3ベース。2死3塁から9番与那覇がタイムリー。1番岡がタイムリー3ベース。ここでピッチャー交代、飯田。14−5
愛院大が勝って1部残留を決めました。
愛院大は前日から打線を組み替えてきました。福本を1番から3番にして、3番だった清水を7番に下げる。岡を4番から1番に、6番の廣瀬を4番に。これが初回から活きた形に。

1回表、渡邊が好走塁で2塁打にしてのチャンスで福本が当たりは良くないながらも1,2塁間を破ってタイムリー。DSC_0017_3

2回表は前日ノーヒットで打順を下げられた清水がソロホームラン。3回は8番から6番に上がった吉田が3点タイムリー2ベース。3点差に詰められた6回表は1番の岡がタイムリーと、ことごとく動いた打者がタイムリーを放つ展開になりました。

ヒーローは2番の渡邊選手かな?3安打1四球ですべて得点に絡みました。

投げる方は白木投手が序盤試合を作って、つかまりかけた4回に佐藤良投手を投入。このピンチを斬ると、最後まで衰えない球威で押し切りました。佐藤投手が先発かな、と予想していたのですが、この起用は当たりました。佐藤良投手はリリーフのがいいという判断もあったかもしれませんね。

最終的には大量得点差で勝ちましたが、ミスから失点する場面もありましたし、反省点はありました。
秋はこういう試合を行わなくていいように、夏に底上げと投手陣の整備を図ってほしいですね。

愛産大は寺澤投手が中1日で行きましたが、やはり球威が落ちていたのかもしれません。初回もいきなり1番岡選手、2番渡邊選手に粘られて苦労しましたし、愛院大の粘りが良かったのですが、振り切れない部分で苦しくなっていった感じですね。3回も四死球で苦しみましたが元々コントロールのいいピッチャーですし・・・。
2番手が前日130球近く投げた松橋投手。よく試合は作りましたが、6回は味方のミスで踏ん張り切れず。そこまで好プレーをしていた内野陣が乱れたところが痛かったです。

打線は7安打で5点。集中打でよく点を取ったと思います。唯一チャンスだったのが、4回裏、2点取って尚もエラーも絡んでの無死満塁で出口選手のライトへの大飛球。打った瞬間は同点満塁アーチかと思いました。やや上がりすぎたのと、風が微妙に逆風、そしてパロマ瑞穂球場の広さで犠牲フライに留まったところが入っていたら・・・。試合はもっともつれたと思います。

ほぼ3年生のみのチーム。野手唯一の4年生の濱元選手も7回にタイムリーで気を吐きました。DSC_0031_3

秋にこの悔しさと経験を活かしてもう一度上がってきてほしいですね。そのためには投手陣の整備。2枚では入替戦は苦しいので、使える投手を増やしてほしいですね。