5月25日に名商大Gで行われた3部リーグの優勝決定戦、名大−名工大の観戦記です。
3部リーグ本命と目された名大でしたが、苦しんで決定戦を勝ち上がっての優勝戦、名工大との1戦に臨みました。

名大
100025012|11 H10 E1
000102010|4 H8 E1
名工大

名大
松田、長谷川、小室−井上
名工大
青木、大橋保、竹内−樹神、山田

投手成績
名大
松田 6回 141球 被安打5 四球7 三振11 失点3
長谷川 2回 37球 被安打3 四球1 三振0 失点1
小室 1回 14球 被安打0 四球0 三振2 失点0
名工大
青木 5回 95球 被安打5 四球4 三振2 失点3
大橋保 1/3 19球 被安打0 四球2 三振0 失点2
竹内 3回2/3 75球 被安打5 四球4 三振6 失点6(自責点4)

松田投手はプロからも注目されるサウスポー。DSC_0011_2
この日はボールから入ることが多く、さらに決めに行くときに力んでボールになるなど、ストライクボールがややはっきりする苦しいピッチング。それでも三振を11個奪う力はさすがでした。
小室投手が左から切れとテンポの良さで2三振を奪う好投。最後をしっかりと締めましたね。
青木投手は右の変則のスリークォーター。DSC_0008_2
球威もまずまずあり、だんだんコントロールも良くなって落ち着いていきました。
竹内投手は始め外野手にいて、そこからマウンドへ。多分この時の半田高校のピッチャーだと思うんですよね。DSC_0003_3
最終回は振り逃げも挟んで4連続三振。キャッチャーが止められないパターンでの失点が響きました。

(出場選手)
名大
8鈴木 4大沼 9岩崎 7森 2井上 3遠山 D冨田 6渋谷 5竹田
名工大
6黍野 2樹神→2山田 9長江 D日下部→3 3大橋潤→7山下→H日野 5澤田 8竹内→1 7岩田→8 4野澤

(試合経過)
1回表、1死3塁から3番岩崎の犠牲フライ。名大が先制。
4回裏、1死2、3塁から6番澤田がタイムリー。1−1
5回表、2死2、3塁から3番岩崎が2点タイムリー。3−1
6回表、1死2、3塁でピッチャー交代、竹内。1死満塁から1番鈴木が2点タイムリー。2死満塁からワイルドピッチで2者生還。4番森がタイムリー。8−1
6回裏、2死満塁からピッチャー松田のタイムリーエラーで2者生還。8−3
8回表、先頭の1番鈴木がソロホームラン。9−3
8回裏、2死3塁から3番長江がタイムリー。9−4
9回表、無死2塁から送りバントの際に悪送球がありランナー生還し1点。更に無死3塁からワイルドピッチで1点。11−4
名大が勝って3部優勝を決めました。
名大は上位打線は力があります。強い打球も多かったですし。
1番の鈴木選手はホームランを含む3安打。3番岩崎選手、4番森選手もタイムリーを含むマルチ。この日は不発だった5番の井上選手を含めて彼らの活躍が2部昇格のカギになりそうです。

投手は松田投手がこの日は評価が難しいピッチング。ただ、間違いなく2部でも通用すると思うので、それ以外のピッチャーが大事になります。この日は小室投手が最後1回をしっかりと抑えたので、入替戦のカギになりそうです。

名工大は樹神選手が多分1年生でキャッチャー。DSC_0009_2
刈谷高校時代はサードでした。肩はセカスロ2秒前後と速かったのですが、終盤はバッテリーエラーが連発。最終的には交代となって悔しい結果になりました。急造というわけではないと思いますが、この経験を糧にしてほしいですね。
竹内選手が主将でセンターピッチャーの二刀流。ピッチャーとしては非凡のものを持っていると思いますね。
ベンチの声も良く出ていましたし、まとまったいいチームでした。伊達に3部Aで優勝はしていないな、と感じました。3年生以下でのチームですので、秋はこの試合を糧に優勝を狙ってほしいですね。