5月22日に岡崎球場で行われた第2試合、トヨタ自動車−東海理化の観戦記です。
ドラフト1位候補と言われている東海理化の立野投手がトヨタ自動車相手にどういう投球を見せるか、注目が集まりました。

トヨタ自動車
003000300|6 H11 E0
110000000|2 H8 E2
東海理化

トヨタ自動車
嘉陽、佐竹−小畑、細山田
東海理化
立野、川脇−水野

投手成績
トヨタ自動車
嘉陽 7回 108球 被安打7 四球1 三振6 失点2 
佐竹 2回 29球 被安打1 四球0 三振4 失点0
東海理化
立野 6回1/3 121球 被安打9 四球2 三振5 失点6(自責点5)
川脇 2回2/3 32球 被安打2 四球0 三振1 失点0

嘉陽投手は亜細亜大出身の2年目。こちらもドラフト候補。MAX143km。2回までは明らかにボールが走っていなかったですが、3回からはまっすぐが走り出して本来のピッチングに。
佐竹投手はMAX145km。相変わらず健在というか、昨年今一つだった印象なのですが、今年はかなり良さそう。
立野投手は言わずと知れたドラフト候補。この日のMAXは145km。昨年の圧倒するような球威を感じなかったのは気になります。それでも要所を締めてピッチングの幅は感じました。
川脇投手は18年目の大ベテラン。120km前後の球速なのですが、それで相手をしっかりと抑えるピッチングはさすがの一言。今年も健在です。

トヨタ自動車
8逢澤 5小河→6河原 6樺澤→5 3沓掛 9高橋→7 4北村 D瀧野→H望月 2小畑→H石塚→2細山田 7八木→9辰巳
東海理化
7伊貝 D齋藤 8米満 9安藤 4大谷 3川上 5徳田→H西 6中野 2水野→H大嵜

(試合経過)
1回裏、1死1、3塁から4番安藤がタイムリー。更に5番大谷がヒットで1死満塁となるも、6番川上の痛烈な当たりがサードライナー。7番徳田が三振に倒れ東海理化が先制も1点止まりに。
2回裏、2死2塁から2番齋藤がタイムリー。2−0
3回表、2死2、3塁から2番小河が2点タイムリー。3番樺澤がタイムリー3ベース。トヨタが逆転。3−2
7回表、1死満塁から3番樺澤が2点タイムリー。更に4番沓掛のサードゴロをタイムリーエラー。ここでピッチャー交代、川脇。6−2
トヨタが勝ちました。
トヨタ自動車は2回までランナーを出せなかったのですが、3回に2死1塁から1番の逢澤選手の2ベースでチャンスを広げると、ここで2番小河選手、3番樺澤選手で逆転。少ないチャンスをきっちり活かすところが強いチームですね。
あと7回表に1死1塁で1番逢澤選手がフルカウントから6球ファールで粘って12球目に四球を勝ち取る。この打席で立野投手がかなり追い込まれて次打者をストレートの四球、3番樺澤選手の2点タイムリーを呼び込みました。
逢澤選手は明治大出身のルーキー。トヨタで1年目からスタメンというのもすごいですが、1番を任されているのもすごい。トヨタのキーになるプレーヤーになりそう。

嘉陽投手も初回2回に失点しましたが、最少失点に抑えたことが大きかった。そこからしり上がりに調子が上がったのは大きいですね。この後の戦いを含めても大きなピッチングになりました。

トヨタは若いプレーヤーが多かったのですが、途中から出てきた辰巳選手が2打数2安打。層は厚いですし、やはり第1代表の本命ですね。

東海理化は初回に1死から2番斎藤の2ベースを足掛かりに4連打。6番川上選手(名市工出身の2年目)のサードライナーがもう少しずれるか打球が上がっていれば・・・。たらればですが惜しかった。
ここでもう1,2点取れていたら全然違った試合になっていたと思います。
川上選手は次の打席でヒット。この後の試合でも活躍を期待したいですね。

立野投手は本来の調子ではないと感じました。この試合で評価がどうこうはないと思いますが、次回の登板はより注目度が上がりそうです。

東海理化も今年は力があると感じる試合でした。厳しいゾーンで次の試合がホンダ鈴鹿。投手起用も含めてどういう試合をするか注目ですね。