4月15日に春日井球場で行われた中部大−中京大の3回戦の観戦記です。
中京大の1勝1分で迎えた3回戦でした。

中部大
001110100|4 H11 E0
43102100X|11 H16 E1
中京大

中部大
野村、山田、琴浦、山内−松瀬、城野
中京大
山本、伊藤−福島

投手成績
中部大
野村 1回 29球 被安打4 四球1 三振1 失点4
山田 3回2/3 62球 被安打8 四球1 三振1 失点6
琴浦 1回1/3 20球 被安打2 四球0 三振3 失点1
山内 2回 40球 被安打2 四球3 三振2 失点0
中京大
山本 7回 116球 被安打9 四死球4 三振5 失点4
伊藤 2回 34球 被安打2 四球1 三振5 失点0

野村投手は土曜日に9回を投げて、中1日での登板。やはりきつかったのか、本来の球威はなかったように感じました。
山田投手は右のオーバーハンド。香川県の藤井高校出身の3年生。かなり球は速く、140kmに届いていました。ただ、空振りは取れず、捉えられました。
琴浦投手は遊学館出身の3年生。左のスリークォーター。まっすぐはなかなか。スライダーの切れはかなりのものがありました。
山内投手は右のオーバーハンド。いなべ総合出身の3年生。昨年春・秋とフル回転していた影響か、球威がないように感じました。変化球の割合が多かった。
山本投手も中1日での登板。ただ、5回1/3とイニング数は少なめだったので、この日もそれほど力投していない感じもありましたが、上手く試合は作りました。7回は少し力を入れていた感じもあります。
伊藤投手はテンポも良く、三振の取れる投球を見せていました。9回は振り逃げもあったので、4奪三振を記録しました。

中部大
4小林→H山下 6牛島→H寶 7武市→7杉本 D稲生 3中川→H内山 9平沢 5野原→H河原→5 2松瀬→H高橋→2城野 8丹下
中京大
6和田 5村田 8西村 3松井 7鈴木 D澤井 9河田 4井戸田 2福島 P山本

(試合経過)
1回裏、1死満塁から5番鈴木がタイムリー。2死満塁から7番河田が走者一掃の3点タイムリー3ベース。中京大が4点先制。
2回裏、1死満塁から4番松井が2点タイムリー。1死2、3塁から5番鈴木が犠牲フライ。7−0
3回表、1死1、3塁から2番牛島のゲッツー崩れの間に1点。7−1
3回裏、無死3塁からワイルドピッチで1点。8−1
4回表、1死満塁から8番城野の犠牲フライ。8−2
5回表、無死1、3塁から3番杉本の犠牲フライ。8−3
5回裏、1死1、3塁から8番井戸田の2ゴロの間に1点。2死2塁から9番福島がタイムリー。ここでピッチャー交代、琴浦。10−3
6回裏、2死2塁から4番松井がタイムリー2ベース。11−3
7回表、無死1、3塁から4番稲生のゲッツーの間に1点。11−4
中京大が勝って勝ち点を上げました。
中部大はやはり投手陣が不安。この日は第1戦で9回を投げた野村投手に託しましたが、中1日も影響してか、中京大打線に捉えられると、後続のピッチャーも打ち込まれてしまいました。

3試合の先発は4年生に託した形で、この日のリリーフ陣は3年生。来週までにどう立て直すか。起用も含めてリーグ戦のカギになりますね。

打つほうは山本投手からも4点奪うなど、打線自体は力があります。1番小林、2番牛島選手はマルチ安打。中軸に当たりが出てくると大量点も奪える打線になってきますね。

キャッチャーも途中出場の城野選手が素晴らしい肩を披露。起用を含めてどうするか。手腕が問われます。

中京大は打線が活発。特に河田選手は3打数3安打1四球3打点。ホームランが出ればサイクルという活躍でした。打球の伸びがすごく、打った瞬間は外野フライかな、と思ったのがグングン伸びていくのは圧巻でした。
和田選手も最初の2打席で2本打って活躍は見せましたが、あわせに行く打撃がちょっと気になりました。それでもヒットになっているのですが、もっと振ってほしいな、と感じる打席も。

中京大中京出身の1年生澤井選手はスタメンで使われて期待されています。この日は1本打ちましたが、抑え込まれる場面もありました。徐々に慣れてくるでしょうから、今後の対応が楽しみです。

愛知学院大戦での3回戦の惨敗の影響はやっぱりあるかな、と。去年までならもう少し投手起用に柔軟さがあったと思いますし。実績のある3人(山本、伊藤、初祖)に頼る起用が今後に響かなければいいな、と感じました。