4月14日に熱田球場で行われた1回戦、富田−中部大第一の観戦記です。
どちらも見たことがないチーム同士。中部大第一の磯貝投手を見てみたくて観戦しました。

富田 
00000|0 H1 E3
1208X|11 H12 E1
中部大第一
(5回コールド)
富田
東海林、後藤、伊藤−蒔田
中部大第一
磯貝−山田コウキ

投手成績
富田
東海林(11) 3回1/3 48球 被安打8 四球0 三振0 失点5
後藤(10) 1/3 22球 被安打3 四球1 三振0 失点6(自責点1)
伊東(1) 1/3 4球 被安打1 四球0 三振0 失点0
中部大第一
磯貝(1) 5回 73球 被安打1 四球0 三振8 失点0

東海林投手は右のオーバーハンド。上背があり、ピッチャーらしいピッチャー。ひじも割と見えにくいフォーム。まっすぐはぼちぼち。
後藤投手は右のサイドハンド。まっすぐは速くない。コントロールも定まらず苦しいピッチングに。
伊東投手は右のオーバーハンド。上から投げ下ろす。ボールに力はありそうでした。
磯貝投手は右のオーバーハンド。身体がしっかりとしていて上背もある。まっすぐはまぁまぁ速い。テンポが早くどんどん投げ込む。落ちる球も効果的。

(出場選手)
富田
5青山 8臼井 6岡田 9加藤 2蒔田 7伊東(1)→1 1東海林(11)→1後藤(10)→7梶野 3吉野 4五十嵐
中部大第一
8山岸(9)→9 4谷口 6鈴木 9加藤(7)→7 5坪井(8)→8 2山田コウキ 7神谷(12)→(5) 1磯貝 3真鍋

(試合経過)
1回裏、無死1、3塁から3番鈴木の2ゴロゲッツーの間に1点。中部大第一が先制。
2回裏、無死2、3塁から7番神谷が2点タイムリー2ベース。3−0
4回裏、1死3塁から7番神谷が2ランホームラン。ここでピッチャー交代、後藤。1死1、2塁から1番山岸が2点タイムリー3ベース。2番谷口のスクイズでホームへグラブトスが逸れタイムリーエラーに。更に1死2,3塁から4番加藤のショートゴロでホーム転送で3塁ランナーはアウトになるも、そのあとの転送でタイムリーエラー。2死2塁から5番坪井のタイムリー。ここでピッチャー交代、伊東。2死1,3塁で1塁ランナーが挟まれる間に3塁ランナーがホームイン。11−0
中部大第一が大勝。

富田高校はこのところ連続で県大会に出ていて、力をつけています。
このチームは初めてでしたが、この日は打線が完全に磯貝投手に抑え込まれました。ただ、2度の出塁機会(ヒットとエラー)で、どちらも盗塁を仕掛けて1度成功。こういう姿勢で戦ってきたんだな、というのは分かりました。積極的に振っていくスタイルもいいと思います。

富田のショートの岡田選手は、試合ではヒットは出ませんでしたがいい当たりもありましたし、守備の動きが抜群。送球も安定していますし、楽しみな選手です。上で見たい。

中部大第一はバントを使わずにエンドランを多用してくるスタイル。相手によって変える可能性はありますが、常に点を取りに行くのはいいと思いますね。3−0のカウントからでも打っていったり、バッティングカウントを活かす姿勢は素晴らしい。
神谷選手の思い切りのいいスイングは光りますね。ホームランは見事でした。

磯貝投手は好投手。将来性が高そうで、現東海理化の先輩、立野投手のように上でさらに伸びる可能性を秘めています。覚えておきたいピッチャーですね。
次の東邦戦でどういう戦いをみせるか注目です。