2019年春季愛知県大会
2019年の春季大会の組み合わせが決まりました。夏のシード校8校を決める重要な大会となります。上位2校は5月25日〜静岡で行われる東海大会に出場します。

◇愛知啓成シードブロック
中村新監督を迎えた愛知啓成と、金城新監督を迎えた愛知黎明。この尾張の雄の2校が2回戦でぶつかる可能性のある組み合わせとなりました。
すでに地区2次Tでぶつかっていて啓成が勝っていますが、県大会で当たった場合はどうなるか。ただ、愛知黎明と初戦に当たる東郷は金子投手を中心に、小野選手ら好選手が揃い、愛知黎明と互角以上に戦えると思います。この対戦は屈指の好カードですね。
また、誠信と栄徳が1回戦でぶつかります。秋にベスト8だったチーム同士。どっちが勝ってもおかしくない。ここも屈指の好カードですね。

愛知啓成のベスト8を予想しますが、混戦です。

◇半田・至学館シードブロック
至学館の初戦の相手が愛工大名電−清林館の勝者となりました。清林館も力のあるチームですが、やはり名電の地力が一枚上かと。そうなると2回戦で至学館−愛工大名電がぶつかることに。かなりの注目カードになりますね。ここの勝者がこのブロックを制しそう。
半田、刈谷北、名市工芸は公立では安定して力を発揮している高校。どこが勝ち上がるか予想は難しいです。
清林館もバッテリーに力があるので、名電を苦しめてほしいですね。

愛工大名電のベスト8を予想しますがどっちかは分かりません。

◇愛産大三河シードブロック
愛産大三河が秋は夏に甲子園に行った影響でチーム力を上げ切れなかった印象でしたが、この春は安定感が増してきた。ただ、初戦は日福大付−星城の勝者とどっちがきても骨っぽい相手となりました。
星城はこの春かなり強い勝ち方を見せている印象で、どう戦うかかなり楽しみ。
反対ゾーンには秋3位の中部大春日丘が入りました。泉投手を中心に、打力もあるチームなので、シード決定戦には上がってきそう。吉良は打線が好調ですし、安城−知多翔洋は好ゲームになりそうなカード。中部大春日丘にとっても楽な相手にはならない雰囲気もあります。

星城−中部大春日丘となれば秋の県大会の再戦。そこを競り勝って春日丘は初の秋の東海大会進出につなげたので、実現したら面白そう。

春に強い中部大春日丘と予想しますが、ここも混戦です。

◇享栄・豊橋中央シードブロック
シードの2校、享栄、豊橋中央が強そうですが、愛産大工が割って入れるか。
豊橋中央は秋に愛工大名電を倒してあっと言わせました。ここのところ夏にベスト8に連続して入るなど、強くなっています。大竹投手を中心に春も勝ち上がるか。
愛産大工はショートの横井選手が好選手。打線でなんとかしたいですね。
ただ、享栄がやはり優位かな。大藤監督体制になって強くなってきている印象もありますし。結果を出したい春ですよね。2年生にタレントが豊富な印象。成長していたら楽しみです。

ここは享栄と予想します。

◇豊川シードブロック
豊川の初戦が小牧南−豊田大谷の勝者。小牧南の安藤投手は県でも上位の右腕。豊田大谷も打力が成長しているとの話もあり、三代投手がいますので、どちらがきても侮れない相手となりそうです。
豊川は今のチームをまだ見れていないので評価がしずらいのですが・・・。この春で一度見たいです。
反対ゾーンは岡崎工の柵木投手、刈谷の田村投手の2年生左腕、試合巧者の西春と好投手や好チームが揃いました。岡崎工は新体制になってより注目ですよね。豊田南は秋に1次全敗からの躍進。こういうチームは勢いがありそう。

ベスト8は豊川と予想しますが、楽にはいかない気がします。西春は昨年春のこともあり不気味な存在ですね。

◇中京大中京・誉シードブロック
中京大中京の初戦の相手が日進西−愛知の勝者。この対戦は昨年秋にぶつかって、日進西が愛知を破って秋の快進撃につなげました。愛知も黙ってはいないと思いますが・・・。公立とは思えない打線を持っている日進西と愛知の対戦は好カードですね。
中京大中京は高橋投手がエースに昇格していました。球質は良くなっているように感じましたので、県大会でどういうピッチングを見せるか注目。松島投手もいいですし、打線はやっぱり強力。普通にやれば勝ち上がれます。
誉もタレント集団。投手、野手ともに力がある選手が揃っていますし、以前に比べると野球が上手くなっています。澤野選手は一見の価値ありの選手。見ていて楽しい選手になりそう。
国府は河合投手が好投手。千種は名古屋地区で県を勝ち取った勢いをぶつけたい。

ベスト8は誉と予想します。もちろん一騎打ちかと思いますが・・・。

◇大府シードブロック
大府は垣波投手がかなりの速球を投げ楽しみな存在。かなりムラッけのありそうな印象を受けたので、ハマるかどうかもありそうですが・・・。
科技高豊田は藤田投手の存在が話題でしたが、出口投手も秋に愛知県選抜に選ばれて自信をつけたようですし、チームとしても競争が激しく力をつけています。
反対ゾーンには桜丘がいます。時習館との初戦は手の内を知っている同士だけに嫌な相手かも知れません。
明和−岡崎西もどっちが勝つか分かりにくい対戦。明和の梶川選手は公立でも目立つ存在ですね。どこを守っているかも注目。

ベスト8は科技高豊田の躍進に期待したいですね。桜丘や大府ももちろん力はありますが・・・。

◇西尾東・東邦ブロック
春の選抜を優勝した東邦。もちろん普通に行けば東邦が優位になるのですが、この春は投手を含め試す部分も多いでしょうし、脚元をすくおうと各校も狙ってくるでしょうから、気は抜けない大会になります。
初戦は中部大第一−富田の勝者。中部大第一はまだ見ていないのですが、好投手がいるとの話なので、上がってきたら侮れません。
西尾東は山田投手のピッチングにもちろん注目。初戦が犬山−豊橋南の勝者と厳しい予選を勝ち上がったチーム同士で、どっちがきても楽には勝てない可能性も。次の3回戦と連戦になるのもポイント。

それでも東邦−西尾東が実現したら注目されるでしょうね。一歩間違えば、どっちが選抜に出ていてもおかしくなかったですし。

ベスト8はやっぱり東邦。夏のためにも逃せないですよね。